GDPNow : Latest estimate: 2.9 percent -- August 08, 2024
2022/2023年期は、一大産地カリフォルニア州での深刻な干ばつにより33.8ドルまで上昇したが、2024/2025年期は2023/2024年期に続いて2期連続の価格下落となる見通しで、干ばつの影響を受ける前の2020/2021年期を下回る見込みだ。
2024年は、米国産米の生産量増加と価格下落が見込まれ、日本産米にとっては逆風が吹くことが想定される。日本産米は米国産米と比べて食味面で優位性がある一方、日本食のみで用いられるケースが多く、日本食の普及拡大を図ることが必要と考えられる。
侵攻後の欧州の天然ガス需要の多くを米国からの液化天然ガス（LNG）が埋めている一方で、ロシアは天然ガスの多くを肥料に回した。
ロシア産の肥料が欧州に大量に輸入された結果、エネルギー面でロシアに依存しないよう懸命に努力してきた欧州が、さらに重要なコモディティである食料の面でロシアに依存するようになるのではないかという懸念が強まっている。
海外では、化石燃料と同様に、自然のメカニズムで地下に蓄積された天然水素（ホワイト水素）に注目する動きがある。すでに、アフリカ・マリなどで純度が高く規模の大きな水素ガス田が発見されている。
米地質調査所によると、天然水素は地下の高温条件下で鉄と水が反応して発生すると考えられる。鉄を多く含む鉱物でできたマントル由来の岩石と地下の水が接するような環境が適しているとみられ、プレート活動が活発な日本は有望域の一つに挙がっている。
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