2019年4月30日火曜日

2018/4Q 新規住宅資金貸付額 前年同期比 -4.9% ▼



日本銀行が発表した2018年4Qの預金・貸出関連統計によると、日本の国内銀行による新規・個人向け住宅資金貸付金額は、前年同期比4.9%減少して、3兆3361億円となりました。

前年同期比では、7期連続の減少です。

新規住宅資金貸付額のトレンドを表す4四半期移動平均は、前期比1.2%減となりました。

注)
日本の国内銀行による新規・住宅資金貸付金額は、日本銀行の統計データから、以下の条件で抽出しました。
データコード:DL'DLHLLKG71_DLHL2DSFL
系列名称:住宅資金/新規貸出/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行


上の最初のグラフは、1974年4Qからの、国内銀行による新規・個人向け住宅貸付金額の推移です。
トレンドを分かり易くするために、4四半期移動平均をプロットしています。

上の二番目のグラフは、同じデータの2006年1Qからの推移です。
注)見やすさのために、縦軸の初期値を2.5兆円に設定しています。

2019/1 米・石油消費額 対GDP比 1.67% △



2019年1月の米国の石油製品消費額の対GDP比は、前月から0.01ポイント上昇して、1.67%となりました。
3ヶ月ぶりの上昇です。

上の最初のグラフは、米国における石油製品の消費額のGDPに対する比率を、1973年1月からプロットしたものです。
点線は、全期間での平均値です。

上の二番目のグラフは、同じ値を、2006年1月からプロットしたものです。

【計算方法】
・石油消費額 = 石油製品の消費量 × 原油価格
・原油価格は、EIAのサイトから初期購入価格を取得。
・石油消費額の過去データは、EIAのサイトから取得。
・石油消費額の直近データは、IEAのサイトから取得。
・GDPの過去データは、セントルイス連銀のサイトから取得。
・各年の途中月(2月~12月)のGDPは、翌年のGDPとの差額を経過月数で按分比例して求める。

2019/3 米・個人消費支出 +0.9% 前月比 △

米・商務省から、2019年3月の米国の個人消費支出が発表され、前月比0.9%増となりました。


【個別指標】

個人所得 +0.1%(前月比) ▼ (Personal income, current dollars)
個人消費支出 +0.9%(前月比) △ (Personal consumption expenditures: Current dollars)
PCE価格指数 +1.5%(前年比) △ (PCE price index)
コアPCE価格指数 +1.6%(前年比)▼ (PCE price index, excluding food and energy)

2019年4月29日月曜日

2019/3 世界の原油需要  1億60万バレル/日 =>


IEAが発表した2019年4月11日付のレポートによると、2019年3月時点における2019年の世界の原油需要予測は、前月と変わらず、日量1億60万バレルでした。

上のグラフは、2017年1Qからの世界の原油需要量と原油供給量の推移です。

2019/3 世界の原油生産量 9916万バレル/日 ▼


IEAが発表した、2019年3月の世界の原油生産量は、前月比0.3%減の、日量9916万バレルとなりました。

上のグラフは、原油生産量上位5ヶ国の、2018年4Qからの、原油生産量の推移です。
順位の変動はありませんでした。

2019/4/4週 日本の倒産 大型 0 中小規模 

2019年4月第4週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
11週連続で大型倒産が発生しませんでした。

負債200億円未満の中小規模の倒産は、4件でした。

中小規模の倒産の中で最大の負債額は、株式会社山木産業の、24億円でした。

2019年4月28日日曜日

1978年~1983年 日本のガソリン価格の推移 (景気後退期)




グラフ-1

・1978年~1983年の日本の景気後退期におけるCPIの推移。
・CPIは、東京都区部持ち家の帰属家賃を除く総合の前年同月比の12ヶ月移動平均をプロット。

グラフ-2

・1978年~1983年の日本の景気後退期におけるガソリン価格の推移。
・名目値は、東京都区部のCPIのガソリン価格指数の12ヶ月移動平均をプロット。
・実質値は、上記の名目値に対して、CPI(東京都区部持ち家の帰属家賃を除く総合)を使って、調整した値。

グラフ-3

・1978年~1983年の日本の景気後退期における日経平均株価の推移(名目と実質)。

2019/1Q 米・GDPギャップ +0.85% △



2019年1Qの米国のGDPギャップは、前月から0.25ポイント上昇して、プラス0.85%となりました。
4期連続のプラスです。

上の最初のグラフは、1949年1Qからの米国のGDPギャップの推移です。

上から二番目のグラフは、2006年1Qからの米国のGDPギャップの推移です。

2019/4 日本のCPI +1.6% 前年同月比 △





・内閣府
・2019年4月
・東京都区部消費者物価指数
・CPI(帰属家賃を除く総合)、102.3ポイント
・前年同月比、1.6%増
e-stat 品目別価格指数

2019年4月27日土曜日

2019/2 不動研住宅価格指数(首都圏) 91.90 ▼




・日本不動産研究所
・2019年2月
・不動研住宅価格指数
・首都圏総合指数、91.90ポイント
・前月比、0.23ポイント減
日本不動産研究所 不動研住宅価格指数
・不動研住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

2019/1Q 米・住宅投資 対GDP比(速報値) 3.8% =>


米・商務省から2019年1QのGDP成長率(速報値)が発表され、米国の住宅投資のGDPに占める割合は、前期と変わらず、3.8%となりました。


上のグラフは、1947年1Qからの米国の住宅投資のGDP占有率の推移です。

2019/1Q 米・GDP 年率前期比 +3.1% (速報値) △


・米・商務省
・2019年1Q
・米・GDP(速報値)
・実質GDP、18兆9123億ドル
・前期比、0.78%増
・前年同期比、3.2%増
・年率換算前期比、3.1%増
米GDP:1-3月速報、3.2%増に加速-純輸出や在庫が寄与
FRED GDPC1

2019年4月26日金曜日

2019/2Q 主要銀行貸出動向 住宅ローン需要D.I. +5 =>


日本銀行が発表した、2019年2Qの主要銀行貸出動向アンケート調査によると、住宅ローンの資金需要D.I.は、前期と変わらず、+5ポイントとなりました。

住宅ローンの資金需要D.I.のトレンドを表す4四半期移動平均は、前期比0.3ポイント減の、+2.5ポイントとなりました。


上のグラフは、2001年1Qからの住宅ローンの資金需要D.I.の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、4四半期移動平均をプロットしています。

2019/4 米・化学活動バロメーター 123.28 △



・米国化学評議会
・2019年4月
・米・化学活動バロメーター(CAB)
・CAB、123.28
・前月比、0.97ポイント増
・前年同月比、1.0%増
Chemical Activity Barometer=>Chemical Activity Barometer vs. Industrial Production

2019/4/4週 米・失業保険申請 23.0万件 △


・米・労働省
・2019年4月20日
・米・新規失業保険申請件数、23.0万件
・前週比、3.7万件増
IC4WSA

2019年4月25日木曜日

2019/1Q 米・政策金利スプレッド 1.51 ▼



2019年1Qの米国の政策金利スプレッド(※)は、前期より0.44ポイント縮小して、1.51ポイントとなりました。

(※)政策金利スプレッド = (FFレート - テイラールールによる理論金利)の絶対値

上の最初のグラフは、1960年1Qからの、テイラールールによる理論金利と、FFレートの推移です。

上から二番目のグラフは、2006年1Qからの、テイラールールによる理論金利と、FFレートの推移です。




注)
1.テイラールールによる算出レートは、アトランタ連銀が算出している値を使用しました。
2.FFレートは、四半期の実行レートを、セントルイス連銀のサイトから取得しました。

2019/4/19 米・金融環境指数リスク指数 -0.90 ▼



・米シカゴ連銀
・2019年4月19日
・金融環境指数(NFCI)
・NFCIリスク指数、マイナス0.90ポイント
・4週前から0.01ポイント減
FRED NFCIRISK
注)
シカゴ連銀・金融環境指数は、資金調達の容易さを測る代表的な指標であり、その中のリスク指数は、合計105の変数に基づいて算出されます。
Risk Indicators in the NFCI and ANFCI https://www.chicagofed.org/~/media/publications/nfci/nfci-indicators-list-pdf.pdf

NFCIを構成する変数の中で、ウェイトの高い上位10の変数とウェイト値は以下の通りです。

Citigroup Global Markets ABS/5-Year Treasury yield spread 3.64
Bank Of America/Merrill Lynch 3-5 year AAA CMBS OAS spread 3.25
Senior Loan Officer Opinion Survey: Tightening Standards on Small C&I Loans 3.18
Senior Loan Officer Opinion Survey: Tightening Standards on RRE Loans 3.07
CBOE S&P 500 Volatility Index (VIX) 3.05
2-year Interest Rate Swap/Treasury yield spread 2.99
30-year Jumbo/Conforming fixed rate mortgage spread 2.97
Senior Loan Officer Opinion Survey: Tightening Standards on Large C&I Loans 2.97
Senior Loan Officer Opinion Survey: Tightening Standards on CRE Loans 2.97
Senior Loan Officer Opinion Survey: Increasing Spreads on Small C&I Loans 2.95

2019/4/23 米国債イールドカーブ 0.22 ▼



2019年4月23日時点における米国債イールドカーブの90日移動平均は、0.22%となりました。
30日前から0.20ポイントの低下でした。

注)
米国債イールドカーブ = 10年米国債利回り - 3ヶ月米国債利回り


上の最初のグラフは、1982年5月12日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。

上から二番目のグラフは、2006年1月3日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。

2019年4月24日水曜日

2019/3 米・M2 前月比 +0.2% △


・FRB
・2019年3月
・米・マネーサプライ(通貨供給量)統計
・M2、14兆4682億ドル
・前月比、0.2%増
・前年同月比、3.8%増
FRB current release
 FRED M2SL

2019/3 米・マネタリーベース 前月比 +0.8% ▼



・FRB
・2019年3月
・米・マネタリーベース
・マネタリーベース、3兆4101億ドル
・前月比、0.8%増
・前年同月比、11.0%減
FRED AMBSL
・グラフの値は、セントルイス連銀による補正後の値であり、報道発表の値とは異なります。

2019/3 米・住宅販売レシオ 7.5 ▼


2019年3月の米国の住宅販売レシオは、7.5となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:521万戸
新築住宅販売(年率)B:69.2万戸
住宅販売レシオ(=A/B):7.5

上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたものです。
住宅バブル崩壊の影響で、ギャップが広がりましたが、現在は縮小傾向にあります。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
A few Comments on March New Home Sales

2019/3 米・新築住宅販売 年率 69.2万戸 △


・米・商務省
・2019年3月
・米新築住宅販売戸数
・新築一戸建て住宅の販売戸数(季節調整済み)年率換算、69.2万戸
・前月比、4.5%増
3月の米新築住宅販売、1年4カ月ぶり高水準
FRED HSN1F

2019年4月23日火曜日

2019/4 FRB総資産 対GNP比 18.9% ▼



2019年4月18日の週におけるFRBの総資産は、3兆億ドルとなり、対GNP比で、18.9%となりました。
前月から0.2ポイントの低下です。

上の最初のグラフは、1929年からの、米国のGNPに対するFRB総資産の比率の推移です。

上の二番目のグラフは、2006年からの、米国のGNPに対するFRB総資産の比率の推移です。
注)
1.直近年のGNPは、直近の四半期の名目GDPの前年同期比の平均値を前年のGNPに乗じ、さらに、経過月数を按分比例して求めています。
2.FRB総資産は、直近年は直近の週の値を取得し、過年度は、年末の値を取得しています。

【FRB総資産】
1914年~2001年・・・Annual Report of the Board of Governors of the Federal Reserve System
2002年~前年・・・WALCL=>Annual,End of Period
直近・・・FRB Current Release

【米国の名目GNP、季節調整前】
GNPA

【米国の名目GDP、季節調整前】
GDP

2019/3 米・実質株価 +1.0% 前月比 ▼





2019年3月の米・S&P500指数は、物価変動を除いた実質値で、前月比1.0%増となりました。
前年同月比では、4.5%増です。

上の最初のグラフは、現在の米国の景気拡大期における、直近月までのCPI-Uの前年同月比の推移です。トレンドを分かり易くするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。

薄緑色の横線は、株式投資に適したCPIの上限と言われる、4%のラインです。

また、赤い横線は、景気拡大期の開始位置を示すために、CAB(化学活動バロメータ)が反転した年月から右側に直線を引いています。



上から二番目のグラフは、現在の米国の景気拡大期における、直近月までの米・S&P500指数の名目値と実質値の推移です。実質値は、CAB(化学活動バロメータ)が反転した年月を起点に、CPI-Uの前年同月比を使用して求めています。

緑色の折れ線グラフは、S&P500指数の名目値の推移です。

青色の折れ線グラフは、S&P500指数の実質値の推移です。

また、赤い横線は、景気拡大期の開始位置を示すために、CAB(化学活動バロメータ)が反転した年月から右側に直線を引いています。


上から三番目のグラフは、1961年1月からの米国のCPI-Uの前年同月比の推移です。トレンドを分かり易くするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。

薄緑色の横線は、株式投資に適したCPIの上限と言われる、4%のラインです。



上から四番目のグラフは、1961年1月から直近月までの、米国の景気循環(景気拡大期と景気後退期)毎の米・S&P500指数の名目値と実質値の上昇率を、時系列上にプロットしたものです。

緑色の棒グラフは、景気拡大期におけるS&P500指数の実質値の上昇率です。

赤色の棒グラフは、景気後退期におけるS&P500指数の名目値の上昇率です。

2019/3 米・中古住宅販売 年率521万戸 ▼




・全米リアルター協会(NAR)
・2019年3月
・米・中古住宅販売
・販売戸数、年率521万戸
・前月比、4.9%減
米中古住宅販売、3月4.9%減 前月急増の反動大きく
 FRED EXHOSLUSM495S
 FRED HOSINVUSM495N
・グラフは、上から順に、中古住宅販売戸数、中古住宅在庫戸数、中古住宅在庫戸数前年同月比。
 拡大図は、以下をクリック。
 NAR: Existing-Home Sales Decreased to 5.21 million in March

2019年4月22日月曜日

2019/3 米・長期金利 2.57% ▼



2019年3月の米国の長期金利(※)は、前月から0.11ポイント減の、2.57%となりました。

米国の長期金利のトレンドを表す、12ヶ月移動平均は、前月より0.02ポイント低下して、2.88%となりました。
トレンドの低下は、2ヶ月連続です。

※10年物米国債流通利回りの月間平均値

上の最初のグラフは、1871年1月からの米国の長期金利(10年物米国債利回り)の名目値の推移です。
トレンドを明らかにするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。

上から二番目のグラフは、1970年1月からの米国の長期金利(10年物米国債利回り)の名目値と実質値の推移です。
やはり、トレンドを明らかにするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。
また、実質値を求めるため、CPI (Less Shelter) の前年同月比を使っています。