2014年1月31日金曜日

2013/12 米・マネタリーベース 前月比 -0.4% ▼


FRBが発表した2013年12月の米国のマネタリーベースは、前月比0.4%の減少となりました。
また、前年同月比では、38.7%の増加となりました。


上の最初のグラフは、米国の最近10年間のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。


グラフは、以下のリンクから開けます。
Monetary Base (AMBSL)


【米国マネタリーベース】
2013年12月 3685.322(+38.7%)


単位:10億ドル
括弧内は対前年同月比


注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。

2014/1/4週 米・失業保険申請 34.8万件 △

米・労働省から2014年1月第4週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.9万件増えて、34.8万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から750件増えて、33万3000件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Q4 GDP 3.2%, Weekly Initial Unemployment Claims increase to 348,000

2013/12 首都圏マンション契約率 76.1% ▼


民間の不動産経済研究所から、2013年12月の首都圏マンション契約率が発表され、前月から3.5ポイント減って、76.1%となりました。
好不調の分かれ目とされる70%を、11カ月連続で上回りました。


首都圏マンション契約率の12ヶ月移動平均も、前月より0.28ポイント減の78.96ポイントとなりました。
こちらは、8ヶ月ぶりの減少です。




上の最初のグラフは、1994年12月からの首都圏マンション契約率の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの首都圏マンション契約率の推移です。


どちらのグラフも、見易さのために、縦軸の初期値を50%に設定しています。


◆◆◆


景気後退の主要な先行指標の一つである首都圏マンションの契約率の12ヶ月移動平均が前月比マイナスとなりました。
今後、数か月間、マイナスが続いた場合、景気後退の可能性が高まっていると言えます。

2014年1月30日木曜日

2013年 ベトナムの人口ピラミッド

上のグラフは、2013年におけるベトナムの人口ピラミッドです。




20代の人口が最も多く、高齢者の割合は非常に少なくなっています。
若く活気に満ちた国家であることが、このグラフから読み取れます。

2013/11 東証住宅価格指数(首都圏) 79.85 △



東京証券取引所が発表した、2013年11月の東証住宅価格指数は、首都圏総合指数が、前月比0.68ポイント増の79.85ポイントとなりました。
前年同月比では、4.01%増と、6か月連続の増加となりました。




上の最初のグラフは、1993年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の三番目のグラフは、1994年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の前年同月比の推移です。


注)
東証住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

2013/12 米・M2 前月比 +0.4% △


FRBが発表した2013年12月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.4%増となりました。
前年同月比では、5.3%の増加です。


上の最初のグラフは、最近10年間の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の推移です。
二番目のグラフは、その前年同月比の推移です。
以下のリンクから開けます。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2013年12月 10958.9(+5.3%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release


◆◆◆


M2を見る限り米国にインフレの兆候は見られません。

2014年1月29日水曜日

2014/1/23 FRB バランスシート +2.1% 前月比 ▼

2014年1月23日付けのFRBのバランスシートは、前月比2.1%増えて、4兆1306億ドルとなりました。
16ヶ月連続の増加です。


前年同月比では、36.1%の増加です。


上のチャートは、2007年12月から2014年1月15日までのFRBの資産残高の推移とその内訳です。


【資産の内訳】
国債等 2,228,048 <53.9%> ”+35,788”
政府機関債 54,911 <1.3%> ”-2,310”
モーゲージ債 1,532,995 <37.1%> ”+49,594”


総資産 4,130,602 (+36.1%) ”+86,415”


米国名目GDP(2013年3Q) 16.912
FRB総資産/GDP比 24.4%


国債等:U.S. Treasury
政府機関債:Federal agency debt securities
モーゲージ債:Mortgage-backed securities
通貨スワップ:Central bank liquidity swaps
総資産:Total factors supplying reserve funds


単位:百万ドル
<>:構成比
():前年同期比
"":前月比
FRB
Atlanta FRB Financial Highlights
GDP


◆◆◆


QE3縮小の影響はまだ見られません。

2013/12 金属価格指数(実質) 69.48 △


2013年12月末時点で計算した2013年の金属価格指数(実質)は、69.48となりました。
前月の計算値より0.27ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。



【金属価格指数(実質)】


・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2013/11 米・住宅価格指数 +0.9% 前月比


米S&P社から、米国の2013年11月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.9%の上昇となりました。


季節調整済みの対前年比では、13.7%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 13.7% year-over-year in November


米国の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、現在も上昇を続けています。


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。


◆◆◆


住宅価格の上昇によって、全体的に住宅ローンの債務超過額が減少し、家計が消費に回せる金額が増えています。

2014年1月28日火曜日

2013/12 エネルギー価格指数(実質) 366.16 ▼


2013年12月末時点で計算した2013年のエネルギー価格指数(実質)は、366.16となりました。
前月末時点の計算値から、2.32ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年
IMF Primary Commodity Prices...Henry hub price

2013/12 米・住宅販売レシオ 11.7 △

2013年12月の米国の住宅販売レシオは、11.7となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:487万戸
新築住宅販売(年率)B:41.4万戸
住宅販売レシオ(=A/B):11.7


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
New Home Sales: Weak Finish, Solid Growth in 2013


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルで、過剰な中古住宅在庫が発生し、中古住宅く比べて、新築住宅の競争力が相対的に低下した結果です。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2013/12 米・新築住宅販売 年率41.4万戸  ▼



 
米・商務省が発表した2013年12月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比7%減の年率41.4万戸となりました。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales at 414,000 Annual Rate in December


過去の販売戸数も下方修正となっていることから、弱気の数字と見なせます。


ただし、長期的には米国の新築住宅販売は、現在からほぼ二倍の80万戸前後の水準まで回復を続け、米国の景気を支えていくことが予想されます。

2014年1月27日月曜日

2013/12 農産物価格指数(実質) 208.77 


2013年12月末時点で計算した2013年の農産物価格指数(実質)は、208.77となりました。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2014/1/4週 日本の倒産 大型 0 中小規模 2

2014年1月第4週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
27週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、2件でした。
TDB


中小規模の倒産の中で、最も負債額が大きかったのは、紀泉開発株式会社の46億円でした。

2014/1/4週 黒点数 131=>109 Max:144 Min:102

2014年1月第4週の黒点情報・・・黒点数は、100台とほぼ変わらず。






2014/ 1/21 13:19 太陽の東側でCクラスフレアが起きています。太陽風は低速の状態です。
2014/ 1/22 12:31 太陽風の速度が500km/秒に上がり、高速太陽風が到来しています。
2014/ 1/23 13:12 高速太陽風は600km/秒近くまで高まりました。現在は速度が下がりつつあります。
2014/ 1/24 12:41 太陽風はやや低速の風になっています。太陽も穏やかです。
2014/ 1/25 10:51 太陽風はやや低速で穏やかです。磁場が南に振れていてオーロラ活動が見られるかもしれません。


◆◆◆


一時的に太陽風が高速となっていましたが、基本的に、穏やかな状態が続いています。

2014年1月26日日曜日

2013/4Q 外貨準備高 上位10カ国合計 +4.2% 前期比 △

2013年4Qの外貨準備高の上位10ヶ国の合計は、前期比4.2%増の8兆7056億ドルでした。


首位の中国も、4.2%増でした。


順位の変動は、有りませんでした。


上のグラフは、2013年3Qからの上位10ヶ国の外貨準備高の推移です。


【データ取得方法】
中国は、最新ニュース記事から取得。
上記以外は、List of sovereign states by foreign-exchange reservesから取得。

2013/12 リクルート マンション賃料指数 106.5 =>


リクルートが発表した、2013年12月のマンション賃料指数は、首都圏ALLが、前月と変わらず、106.5ポイントとなりました。
4か月連続で値が変わりませんでした




上の最初のグラフは、2005年1月からのリクルート住宅価格指数(マンション賃料指数の首都圏ALL)の推移です。


上の二番目のグラフは、リクルート・マンション賃料指数(首都圏ALL)の前月比の12ヶ月移動平均の前月との差を2006年2月からプロットしたものです。
乖離率は、前月比で、0.01ポイント上昇しました。


このグラフは、賃料指数の前月比の12ヶ月移動平均であらわされる、賃料の上昇率のトレンドから、当該月において、どの程度、乖離しているかを表しています。


通常、賃料は、景気循環に大きく左右されず、変化が小さいのですが、景気のピークが近づいて、マンション価格が高騰すると、需要が購入から賃貸に急速にシフトするため、賃料の上昇率のトレンドから、大きく乖離してピークを付けると考えられます


注)
リクルート住宅価格指数は、リクルートが発行する住宅情報メディアにおいて掲載された情報のうち、「取引が成約された」などの経緯から掲載が停止された市場価格情報に基づいて作成されています。

2013/12 商品価格指数(実質) 706.83 △


2013年12月末時点で計算した2013年の商品価格指数(実質)は、706.83となりました。
前月から、2.10ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014年1月25日土曜日

2013/12 リクルート マンション価格指数 130.3 △


リクルートが発表した、2013年12月のマンション価格指数は、首都圏ALLが、前月から0.7ポイン増の130.3ポイントとなりました。
12か月連続の増加です。




上の最初のグラフは、2005年1月からのリクルート住宅価格指数(マンション価格指数の首都圏ALL)の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を、80ポイントとしています。


上の二番目のグラフは、2005年12からのリクルート住宅価格指数(首都圏ALL)の12ヶ月移動平均との乖離率の推移です。
12ヶ月移動平均であらわされるトレンドから、当該月の価格がどの程度乖離しているかを表しています。
景気のピークが近づいて、マンション価格の上昇率が減速すると、乖離率がピークを付ける傾向が見られます。


注)
リクルート住宅価格指数は、リクルートが発行する住宅情報メディアにおいて掲載された情報のうち、「取引が成約された」などの経緯から掲載が停止された市場価格情報に基づいて作成されています。

2013/12 米・政府債務残高 17.35兆ドル △


米・財務省から2013年12月末時点の米連邦政府債務残高が発表され、前月比0.8%増の17.35兆ドルとなりました。


前年同月比では、5.6%の増加となりました。


上の最初のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高の推移です。
GFDEBTN


上の二番目のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高のGDPに対する比率の推移です。
GFDEGDQ188S


2013/12 米・中古住宅販売 年率487万戸 △


全米リアルター協会(NAR)から、2013年12月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月改定値より1.0%増加し、季節調整済みの年率換算で487万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月比9.3%減少して、186万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in December: 4.87 million SAAR, Inventory up 1.6% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、4.6ヶ月分となり、前月から0.5か月分減少しています。依然として、過去の平均である6ヶ月を下回っています。


中古住宅在庫の前年同月比は、1.6%増となり、2ヶ月連続で増加しています。


◆◆◆


住宅バブルで形成された米国の過剰な中古住宅在庫は、既に払底し、通常の販売在庫が増え始めました。

2014年1月24日金曜日

2014/1/3週 米・失業保険申請 32.6万件 △

米・労働省から2014年1月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から0.1万件増えて、32.6万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から3,750件減って、33万1500件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims at 326,000

2014年1月23日木曜日

2013/11 米国債・海外保有残高 +1.1% 前月比 △

米財務省から、2013年11月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、5兆7169億ドルとなりました。前月比で、1.1%の増加でした。
前年同月比では、3.2%の増加です。


上の最初のグラフは、1970年からの海外保有分の米国債残高の推移です。
以下のリンクから開けます。
FDHBFIN


上の二番目のグラフは、上位10か国の国別の米国債保有額を表しています。


【米国債海外保有分残高】
合計 5716.9(+3.2%)
M2 10933.6
M2占有率 52.3%


2013/4Q 主要銀行貸出動向 住宅ローン需要D.I. +9 ▼

日本銀行が発表した、2013年4Qの主要銀行貸出動向アンケート調査(2014年1月分)によると、住宅ローンの資金需要D.I.は、前期比5ポイント減少し、9ポイントとなりました。


住宅ローンの資金需要D.I.の4四半期移動平均は、前期と変わらず、13.25となりました。




資金需要の減少要因の平均は以下のとおりです。


住宅投資の減少 3
個人消費の減少 1
個人所得の拡大 1
貸出金利の上昇 1
その他 1


注)数値は、重要 <3> やや重要 <2> 重要でない <1>の平均値。
括弧内は、前期比。


上のグラフは、2001年4Qからの住宅ローンの資金需要D.I.の推移です。
ノイズを減らすために、4四半期移動平均をプロットしています。


◆◆◆


消費税増税前の駆け込み需要がピークアウトした結果、住宅投資が減少し、住宅ローンの資金需要も減少したと考えられます。


今回の結果から、来月に発表される、個人向け住宅ローン新規貸付額も、前期比で減少することが予想されます。

2013/12 米・建築請求指数 48.5 ▼

米国建築家協会(AIA)から、2013年12月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から1.3ポイント減の48.5ポイントとなりました。


強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、2ヶ月連続で下回っています。


上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: Architecture Billings Index declines in December


ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。


商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

2014年1月22日水曜日

2014/1 世界の綿花需給 在庫率 89.1% △

米農務省(USDA)が発表した、2014年1月の世界の綿花需給によると、2013年~2014年綿花年度の期末在庫率は、前月から1.2ポイント上昇して、89.1%となりました。


(Table 02 Cotton World Supply, Use, and Trade (Season Beginning August 1))


【2013年~2014年 綿花年度】


●供給
生産・・・117.81
輸入・・・38.45


●需要
消費・・・109.49
輸出・・・38.46


期末在庫・・・97.60


期末在庫率・・・89.1%


単位:百万俵(1俵=480ポンド)


2013/12 住宅メーカー5社 受注速報 下降傾向 100% =>


住宅メーカー5社が発表した2013年12月の受注速報は、前年同月比の12ヶ月移動平均で、全5社が下降傾向を示していました。


各社の傾向:積水ハウス(↓)、旭化成ホームズ(↓)、三井ホームズ(↓)、大和ハウス工業(↓)、パナホーム(↓)


上の最初のグラフは、2011年1月からの住宅メーカー5社の受注速報(注文住宅)の推移です。


上の二番目のグラフは、2006年1月からの住宅メーカー5社の受注速報(注文住宅)の推移です。

2014年1月21日火曜日

2014/1 世界の大豆需給 在庫率 26.7% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2014月1月報告)によると、期末在庫率が、前月報告より0.6ポイント増の26.7%となりました。




供給量:286.83(+6.9%)
消費量:270.92(+4.9%)
需給バランス:△14.07
在庫量:72.33(+19.5%)
在庫率:26.7%(+3.2ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国で収穫面積が減少するものの単収の上昇により前年度と比べて増加、ブラジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチンで単収の上昇と史上最高の作付面積により増加となること等から、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量もアルゼンチン、中国等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻したものの、3月中旬から南米の収穫の進展や3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で低温多雨型の天候による2013/14年度の作付け遅れや、旧穀の需給の引き締まりから16ドル/bu台前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、13ドル/bu台後半に下落。8月以降、米国産の降雨不足による作柄への影響が懸念され14ドル/bu後半まで値を上げたものの、9月中旬以降は、降雨による作柄の回復や収穫の進展から値を下げた。11月半ば以降、南米の作付けが順調なものの、堅調な輸出需要から値を上げ、現在は13ドル/bu前後で推移。

2013/12 三井ホーム 受注速報 前年同月比 -11.3% ▼

三井ホームが発表した2013年12月の受注速報は、新築注文住宅の金額ベースで、前年同月比(単月)、11.3%減となりました。
前月から、10.9ポイントの低下です。


過去一年間の増加率の平均は、22.8%増となり、前月より3.3ポイントの低下でした。




上のグラフは、2010年9月からの三井ホームの受注速報(新築注文住宅)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。

2013/12 LA港・取扱量 +11.09% 前年同月比 ▼

2013年12月の米・ロサンジェルス港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、65.3万TEUsとなり、前年同月比で、11.09%の増加となりました。
PORT OF LA


また、同月の米・ロングビーチ港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、58.2万TEUsとなり、こちらも、前年同月比で、5.0%の増加になりました。
PORT OF LONG BEACH


上のグラフは、ロサンジェルス地区(ロサンジェルス港とロングビーチ港)に入出庫するコンテナ数の12ヶ月移動平均の1996年からの推移です。
青い線が入庫数、赤い線が出庫数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
LA area Port Traffic up solidly year-over-year in December


12ヶ月移動平均のトレンドとしては、入庫量は増加傾向、出庫量は横ばいから上昇傾向に転じてきました。


また、景気の回復によって、米国の全体の貿易量が拡大していることが示唆されます。

2014年1月20日月曜日

2013/12 パナホーム 受注速報 前年同月比 -21% △


パナホームが発表した2013年12月の受注速報は、戸建請負が金額ベースで前年同月比、21%減となりました。
前月より、1ポイントの上昇です。


過去一年間の増加率の平均は、前月から2ポイント低下して、8%増となりました




上のグラフは、2012年3月からのパナホームの受注速報(戸建請負)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
戸建住宅のみの数値で、分譲や集合住宅は含まれていません。

2014/1/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 3

2014年1月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
26週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、3件でした。
TDB


中小規模の倒産の中で、最も負債額が大きかったのは、クロスシード株式会社の153億円でした。

2014/1/3週 黒点数 102=>91 Max:114 Min:77

2014年1月第3週の黒点情報・・・黒点数は、90台に低下。

http://swc.nict.go.jp/sunspot/ SWC宇宙天気情報センター

http://swnews.jp/ 宇宙天気ニュースより

2014/ 1/15 11:29 太陽風は570km/秒と高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。
2014/ 1/16 10:03 高速風は終わり、太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も穏やかです。
2014/ 1/17 12:49 太陽風は低速風になりつつあります。太陽の東端で小規模フレアが起きました。
2014/ 1/18 10:21 太陽の南東端でCクラスのフレアが続いています。太陽風は低速です。
2014/ 1/19 11:01 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

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フレア発生も少なくなり、太陽の活動が穏やかになっています。

2014年1月19日日曜日

2014/1 世界のコメ需給 在庫率 22.2% △

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2014年1月報告)によると、期末在庫率は、前月報告から0.2ポイント上昇し、22.2%となりました。




供給量:471.15(+0.4%)
消費量:473.06(+1.3%)
需給バランス:▲1.91
期末在庫量:105.18(-1.8%)
期末在庫率:22.2%(-0.7ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、タイで史上最高となるほか、東南アジアを中心に増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量も中国、インド等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出需要がベトナム産等にシフトしていたものの、引き続き輸出向け供給量が引き締まり堅調であったが、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移した。8月中旬以降は、タイにおける更なる政府在庫の放出により400ドル/トン半ばで推移。

2013/11 日本の経常収支 -5,928億円 ▼


財務省から2013年11月の日本の経常収支が発表され、5,928億円の赤字となりました。
2ヶ月連続の経常赤字です。




上の最初のグラフは、1996年からの日本の経常収支等の推移です。(暦年に変換)
上の二番目のグラフは、2003年からの日本の経常収支等の推移です。(四半期に変換)


経常収支・・・赤色・折れ線グラフ
貿易収支・・・クリーム色・棒グラフ
所得収支・・・紫色・棒グラフ
サービス収支・・・水色・棒グラフ
経常移転収支・・・茶色・棒グラフ


2013/12 大和ハウス工業 受注速報 前年同月比 -7% ▼

大和ハウス工業が発表した2013年12月の受注速報は、戸建住宅が前年同月比、7%減となりました。
前月から、4ポイントの低下です。


過去一年間の増加率の平均は、前月から1ポイント低下して、12%増となりました。




上のグラフは、2009年3月からの大和ハウス工業の受注速報(戸建住宅)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
戸建住宅のみの数値。

2014年1月18日土曜日

2013/12 米・設備稼働率 79.2% △

FRBが発表した2013年12月の米・鉱工業生産指数は、前月比0.3%の上昇でした。
また、鉱工業設備稼働率は、79.2%となり、前月改定値よりも0.1ポイント上昇しました。




上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
青線が全体の設備稼働率で、赤線が製造業の設備稼働率です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
Fed: Industrial Production increased 0.3% in December


設備稼働率は、依然として、長期平均※を下回っており、米国の経済システムの中に緩みが残っていることが分かります。


※1972年から2010年の長期平均:80.0%


通常、FRBは、設備稼働率が長期平均に達すると、インフレ警戒を強めます。