2014年5月31日土曜日

2014/5/23 米・非金融レバレッジ量リスク指数 -1.02 ▼

米シカゴ連銀より、2014年5月23日付の非金融レバレッジ量指数(NFCI)が発表され、同リスク指数は、前月(2014年4月18日付)から0.01ポイント減の、-1.02ポイントとなりました。


上のチャートは、1973年からの非金融レバレッジ量指数の推移です。




上の指数は、プラス方向が金融に対して、引き締め圧力がかかっている状態で、マイナス方向は、金融が緩和的になっている状態を示しています。


現時点の非金融レバレッジ量指数は、過去の平均を大きく下回っており、金融システムに対するストレスは小さく、安定していると言えます。


注)
シカゴ連銀の非金融レバレッジ量は、金融システムへのストレスを測定するために用いられ、金融危機の先行指標として有効であると言われています。

2014/4 新設住宅着工戸数 前年同月比 -3.3% ▼

国土交通省が発表した2014年4月の新設住宅着工戸数は、前年同月比3.3%減の7万5286戸となりました。


新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均は、8万2638戸となり、前月比0.92%減となりました。
2か月連続の減少です。




上のグラフは、2003年7月からの新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均の推移です。

2014/4 米・個人消費支出(実質) -0.1% 前月比 ▼

米・商務省から、2014年4月の米国の個人消費支出が発表され、インフレ調整後の個人消費支出は、前月比0.1%減となりました。
また、貯蓄率は、前月から0.4ポイント増の4.0%となりました。




【個別指標】


個人所得 +0.3%(前月比)
個人消費支出 -0.1%(前月比)
個人貯蓄率 4.0%
PCE価格指数 +1.6%(前年比)
コアPCE価格指数 +1.4%(前年比)


◆◆◆


消費支出の減少は、厳冬による支出拡大の反動によるものと考えられます。

2014年5月30日金曜日

ドバイ原油 過去55年間の月次価格推移

上のグラフは、1960年1月からのドバイ原油の月次価格推移です。


品目:Dubai Fateh 32` API (1985年~現在)
   Saudi Arabian Light, 34` API(1960年~1984年)
価格単位:1バレル当たりの米ドル


2014/5/27 米国債イールドカーブ 2.65 ▼

2014年5月27日時点における米国債イールドカーブの90日移動平均は、2.65ポイントとなりました。
前回の測定時点(2014年4月28日)から、0.08ポイントの低下となりました。


注)
米国債イールドカーブ = 10年米国債利回り - 3ヶ月米国債利回り




上のチャートは、2004年1月2日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。


◆◆◆


米国債イールドカーブは、米国の景気の最も重要な先行指標の一つです。

2014/5/3週 米・失業保険申請 30.0万件 ▼

米・労働省から2014年5月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から2.7万件減って、30万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から1万1250件減って、31万1500件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Q1 GDP Revised Down to -1.0% Annual Rate, Weekly Initial Unemployment Claims decrease to 300,000

2014年5月29日木曜日

2014/4 米・マネタリーベース 前月比 +1.0% ▼


FRBが発表した2014年4月の米国のマネタリーベースは、前月比1.0%の増加となりました。
また、前年同月比では、30.2%の増加となりました。


上の最初のグラフは、2014年1月からの米国のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。




注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。


◆◆◆


二番目のグラフを見ると、QE、QE2、QE3の時間的推移が良く分かります。

ブレント原油 過去35年間の月次価格推移

上のグラフは、1979年1月からのブレント原油の月次価格推移です。


品目:Dated Brent, light blend 38 API
値決め:英国FOB
価格単位:1バレル当たりの米ドル


2014/4 米・M2 前月比 +0.5% △

FRBが発表した2014年4月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.5%増となりました。
前年同月比では、6.2%の増加です。


上のグラフは、米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の前年同月比の推移です。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2014年4月 11214.7(+6.2%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release

2014年5月28日水曜日

2014/1Q 新規住宅資金貸付額 四半期パターン

上のグラフは、2008年1Qからの、日本の国内銀行による新規・個人向け住宅資金貸付金額の四半期単位の推移です。


各年の四半期パターンを比較すると、2010年から2012年のように、通常の年は、新規住宅資金貸付額の大きい順に、1Q、3Q、4Q、2Qとなります。


2008年から2009年は、リーマンショックで、このパターンが崩れています。
また、2013年は、消費税の増税の駆け込み需要で、2Qの金額が例年よりも大きく伸びています。


このように、新規住宅資金貸付額の四半期パターンを見ることによって、住宅投資の過熱などの兆候を見て取ることが可能です。


注)
日本の国内銀行による新規・住宅資金貸付金額は、日本銀行の統計データから、以下の条件で抽出しました。
データコード:DL'DLHLLKG71_DLHL2DSFL
系列名称:住宅資金/新規貸出/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行


2014/5/21 FRB バランスシート +0.7% 前月比 ▼

2014年5月21日付けのFRBのバランスシートは、前月比0.7%増えて、4兆3275億ドルとなりました。
20ヶ月連続の増加です。


前年同期比では、27.3%の増加です。




上のグラフは、2002年12月18日の週からの、FRBの資産構成の推移です。


◆◆◆


FRBによる資産買い入れの減少によって、バランスシートの伸びも緩やかになってきました。

2014/3 米・住宅価格指数 +1.2% 前月比 △


米S&P社から、2014年3月の米国の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比1.2%の上昇となりました。


季節調整済みの対前年比では、12.4%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 12.4% year-over-year in March


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。

2014年5月27日火曜日

2014/3 東証住宅価格指数(首都圏) 80.21 △



東京証券取引所が発表した、2014年3月の東証住宅価格指数は、首都圏総合指数が、前月比0.26ポイント増の80.21ポイントとなりました。
2ヶ月連続の増加です。


首都圏総合指数の前年同月比では、4.02%増となり、10か月連続の増加となりました。




上の最初のグラフは、1993年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の三番目のグラフは、1994年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の前年同月比の推移です。


注)
東証住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

2014/4 金属価格指数(実質) 65.87 △


2014年4月末時点で計算した2014年の金属価格指数(実質)は、65.87となりました。
前月の値より0.04ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。



【金属価格指数(実質)】


・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2014/3 米国債・海外保有残高 +1.0% 前月比 △

米財務省から、2014年3月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、5兆9494億ドルとなりました。前月比で、1.0%の増加でした。
前年同月比では、3.9%の増加です。


順位の変動は、以下のとおりです。
石油輸出国 6位→5位
ブラジル 5位→6位


上のグラフは、上位10か国の国別の米国債保有額を表しています。
紺色が直近、赤色が前月、緑色が前年同月の値を示しています。




◆◆◆


ベルギーの米国債保有残高が大きくなっている理由は、ベルギーに本拠地のあるユーロシステムという決済機関が保有している米国債がカウントされているためと言われています。
ユーロシステムには、中国やロシアが保有している米国債の一部が移されているようなので、実質的には、ベルギー以外の第三国分が大半を占めていると考えられます。

2014年5月26日月曜日

2014/4 エネルギー価格指数(実質) 379.56 △


2014年4月末時点で計算した2014年のエネルギー価格指数(実質)は、379.56となりました。
前月の値から、0.97ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
1901年~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年~2014年
IMF Primary Commodity Prices

2014/5/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2014年5月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
15週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も、有りませんでした。
TDB


◆◆◆


倒産件数の低水準が続いている一方で、事業を断念し、休廃業する中小企業が急増しているとのことです。
<企業の休廃業>中小の“隠れ倒産”10年で倍増

2014/5/3週 黒点数 130=>133 Max:133 Min:70

2014年5月第3週の黒点情報・・・黒点数は、130台と変わらず。フレア活動が活発化。






2014/ 5/20 10:00 太陽風は350km/秒の低速風が1週間続いています。太陽も穏やかです。
2014/ 5/21 11:27 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽の東で小規模フレアが起きています。
2014/ 5/22 13:27 C6.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速風が続いています。
2014/ 5/23 12:39 太陽風の弱い乱れが到来し、オーロラの活動が高まっています。
2014/ 5/24 12:46 太陽風は500km/秒の高速風になり、オーロラの活発な活動も発生しました。
2014/ 5/25 13:56 太陽風速度の高まりは終わりました。M1.2の中規模フレアが発生しました。

2014年5月25日日曜日

2014/3 新設住宅着工戸数 前年同月比 -2.9% ▼

国土交通省が発表した2014年3月の新設住宅着工戸数は、前年同月比2.9%減の6万9411戸となりました。


新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均は、8万3409戸となり、前月比0.19%減となりました。
11か月ぶりの減少です。




上のグラフは、2003年7月からの新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均の推移です。

2014/4 農産物価格指数(実質) 224.01 △


2014年4月末時点で計算した2014年の農産物価格指数(実質)は、224.01となりました。
前月の値から3.33ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。


◆◆◆


農産物価格指数は、過去の商品循環のピークが、いずれも、300ポイント超でピークアウトしていることから、商品循環のピークを知るうえで、有効な指数と言えます。

2014/4 街角景気 現状DI 41.6 ▼

内閣府が2014月4月の景気ウォッチャー調査(街角景気)を発表し、全体の現状判断DIが、前月よりも16.3ポイント低下して、41.6ポイントとなりました。
4ヶ月ぶりの低下です。
良いと悪いの分かれ目である50ポイントを、15ヶ月ぶりに下回りました。


また、住宅関連の現状判断DIも、前月よりも5.6ポイント低下して、44.7ポイントとなりました。
2ヶ月連続の低下です。
良いと悪いの分かれ目である50ポイントを、4ヶ月ぶりに下回りました。


全体の現状判断DIの12ヶ月移動平均は、前月よりも1.24ポイント低下して、52.77ポイントとなりました。
住宅関連の現状判断DIの12ヶ月移動平均は、前月よりも1.55ポイント低下して、53.12ポイントとなりました。




上のグラフは、2001年9月からの全体の現状判断DI(深緑色)と住宅関連の現状判断DI(赤色)の12ヶ月移動平均の推移です。


◆◆◆


景気ウォッチャー調査の現状判断DIは、日本の景気後退終了の一致指標と考えられます。

2014年5月24日土曜日

2014/4 商品価格指数(実質) 734.79 △


2014年4月末時点で計算した2014年の商品価格指数(実質)は、734.79となりました。
前月末時点から、5.33ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014/4 米・住宅販売レシオ 10.7 ▼

2014年4月の米国の住宅販売レシオは、10.7となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:465万戸
新築住宅販売(年率)B:43.3万戸
住宅販売レシオ(=A/B):10.5


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on the New Home Sales report


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍弱のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルで、過剰な中古住宅在庫が発生し、中古住宅と比べて、新築住宅の競争力が相対的に低下した結果です。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2014/4 米・新築住宅販売 年率43.3万戸 △ 



米・商務省が発表した2014年4月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比6.4%増の年率43.3万戸となりました。
3ヶ月ぶりの増加です。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales increase to 433,000 Annual Rate in April

2014年5月23日金曜日

2014/1Q 新規住宅資金貸付額 前年同期比 +4.3% △


日本銀行が発表した2014年1Qの預金・貸出関連統計によると、日本の国内銀行による新規・個人向け住宅資金貸付金額は、4兆4025億円となりました。


前年同期比では、4.3%の増加となり、3期ぶりの増加となりました。


新規住宅資金貸付額の4四半期移動平均でも、前期より1.2%増となり、こちらも、3期ぶりの増加となりました。


注)
日本の国内銀行による新規・住宅資金貸付金額は、日本銀行の統計データから、以下の条件で抽出しました。
データコード:DL'DLHLLKG71_DLHL2DSFL
系列名称:住宅資金/新規貸出/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行




上の最初のグラフは、国内銀行による新規・個人向け住宅貸付金額の4四半期移動平均の、1974年4Qから直近までの推移です。


上の二番目のグラフは、2000年1Qから直近までの推移です。
注)見やすさのために、縦軸の初期値を2.5兆円に設定しています。


◆◆◆


新規住宅資金貸付額は、日本の景気後退の重要な先行指標です。
現時点で、新規住宅資金貸付額は、横向きのトレンドが続いています。

2014/4 米・中古住宅販売 年率465万戸 △



全米リアルター協会(NAR)から、2014年4月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月より1.3%増加し、季節調整済みの年率換算で465万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月比16.8%増加して、229万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in April: 4.65 million SAAR, Inventory up 6.5% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.9ヶ月分となり、前月の5.1ヶ月から増加しています。過去の平均である6ヶ月とほぼ同じ水準に戻ってきました。


中古住宅在庫の前年同月比は、6.5%増となり、6ヶ月連続で増加しています。


◆◆◆


米国の中古住宅在庫の前年同月比は、上向きのトレンドが続いています。

2014/5/2週 米・失業保険申請 32.6万件 △

米・労働省から2014年5月第2週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から2.8万件増えて、32.6万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から1000件減って、32万2500件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims increase to 326,000


◆◆◆


米国の失業保険申請件数は、下向きのトレンドが続いています。

2014年5月22日木曜日

2014/4 米・建築請求指数 49.6 △

米国建築家協会(AIA)から、2014年4月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から0.8ポイント増の49.6ポイントとなりました。


強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、2ヶ月連続で下回りました。


上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: "Contraction in Architecture Billings Index Continues"


ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。


商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

2014年5月21日水曜日

2014/5 世界の綿花需給 在庫率 91.0% △

米農務省(USDA)が発表した、2014年5月の世界の綿花需給報告によると、2014/15年度の期末在庫率は、91.0%となりました。


上のグラフは、1982/83年度からの世界の綿花需給における期末在庫の推移です。


(Table 02 Cotton World Supply, Use, and Trade (Season Beginning August 1))


2014/1Q 民間住宅投資のGDP比(速報値) 2.9% =>

内閣府が発表した日本の2014年1QのGDP(速報値)によると、民間住宅投資の実質GDPに占める割合は、前の四半期と変わらず、2.9%となりました。




上のグラフは、1994年1Qからの民間住宅投資の実質GDP(季節調整済み)に対する比率の推移です。

2014/4 首都圏マンション平米単価 70.3万円 ▼

民間の不動産経済研究所から、2014年4月の首都圏マンション平米単価が発表され、前月比2.7万円減って、1平米当たり70.3万円となりました。
前年同月比では、6.4%の増加です。


首都圏マンション平米単価の12ヶ月移動平均は、前月より0.4万円増の1平米当たり70.4万円となりました。
3か月連続の上昇です。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション平米単価の12カ月移動平均の推移です。


見易さのために、縦軸の初期値を50万円に設定しています。


◆◆◆


工賃や材料費の上昇による、マンション価格の上昇傾向が続いています。

2014年5月20日火曜日

2014/5 世界の大豆需給 在庫率 29.3%

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2014月5月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率が、29.3%となりました。




【2014/15年度】
供給量:299.82(+5.6%)
消費量:280.58(+4.0%)
需給バランス:△19.24
在庫量:82.23(+22.8%)
在庫率:29.3%(+4.5ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国、ブラジルで収穫面積の増加と単収の上昇により共に史上最高となること等から、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量も中国、アルゼンチン等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻したものの、3月中旬から南米の収穫の進展や3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で低温多雨型の天候による2013/14年度の作付け遅れや、旧穀の需給の引き締まりから16ドル/bu台前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、13ドル/bu台後半に下落。8月以降、米国産の降雨不足による作柄への影響が懸念され14ドル/bu後半まで値を上げたものの、9月中旬以降は、降雨による作柄の回復や収穫の進展から値を下げた。11月半ば以降、南米では作付けが順調に進み、その後の生育も良好であったことから12ドル/bu台後半から13ドル/bu台前半で推移していた。


2014年2月以降、米国の堅調な輸出需要に伴う需給の引き締まりやブラジルの高温・乾燥による作柄懸念から値を上げたものの、その後の好天により作柄は総じて良好なことから、現在は15ドル/bu前後で推移。

2014/4 首都圏マンション発売戸数 前年同月比 -39.6% ▼

民間の不動産経済研究所が発表した、2014年4月の首都圏マンション発売戸数は、前年同月比39.6%減の2,473戸となりました。


首都圏マンション発売戸数の12ヶ月移動平均は、前月比2.9%減の4468戸となりました。
3ヶ月連続の減少です。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション発売戸数の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均をプロットしています。

2014/4 LA港・取扱量 +10.26% 前年同月比 ▼

2014年4月の米・ロサンジェルス港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、70.6万TEUsとなり、前年同月比で、10.26%の増加となりました。
PORT OF LA


また、同月の米・ロングビーチ港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、56.9万TEUsとなり、こちらも、前年同月比で、2.8%の増加になりました。
PORT OF LONG BEACH


上のグラフは、ロサンジェルス地区(ロサンジェルス港とロングビーチ港)に入出庫するコンテナ数の12ヶ月移動平均の1996年からの推移です。
青い線が入庫数、赤い線が出庫数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
LA area Port Traffic: Up year-over-year in April


12ヶ月移動平均のトレンドとしては、入庫量・出庫量ともに増加傾向となっており、特に、入庫量が立ち上がってきたことから、米国の消費が拡大し、輸入が増加していることが推測されます。

2014年5月19日月曜日

2014/4 首都圏マンション契約率 74.7% ▼


民間の不動産経済研究所から、2014年4月の首都圏マンション契約率が発表され、前月から5.1ポイント減の、74.7%となりました。
好不調の分かれ目とされる70%を、15カ月連続で上回りました。


首都圏マンション契約率の12ヶ月移動平均も、前月より0.29ポイント減の79.61ポイントとなりました。




上の最初のグラフは、1994年12月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


どちらのグラフも、見易さのために、縦軸の初期値を50%に設定しています。


◆◆◆


契約率がこのままピークアウトするかどうか、慎重に見ていく必要がありそうです。

2014/5/2週 日本の倒産 大型 0 中小規模 4

2014年5月第2週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
14週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、4件でした。
TDB


中小規模の倒産の中で最大の負債額は、大和鉄芯工業株式会社の31.7億円でした。


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最近、中小規模の倒産がやや増加傾向にあります。

2014/5/2週 黒点数 164=>138 Max:164 Min:130

2014年5月第2週の黒点情報・・・黒点数は、130台に低下。






2014/ 5/14 11:29 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2014/ 5/15 13:17 太陽風は低速の状態が続いています。C8やC5のフレアが発生しています。
2014/ 5/16 10:05 太陽の端でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2014/ 5/17 10:55 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 プレアデス星団がLASCO C3を通過中です。 2014/ 5/18 12:58 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。フレアは少なくなっています。
2014/ 5/19 11:57 太陽風は低速風が続いています。太陽も穏やかです。


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太陽の活動が穏やかになってきました。

2014年5月18日日曜日

2014/4 米CPI 総合指数(季節調整前) +1.95% 前年同月比 △


米労働省が発表した2014年4月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、季節調整前の総合指数の前年同月比は、前月より0.44ポイント増の1.95%増となりました。


直近の景気循環の底である2009年6月からの前年同月比の平均は、前月から0.01ポイント増の、1.77%となりました。




上の最初のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を170に設定しています。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の前年同月比の推移です。

2014/1Q 日本の実質GDP(速報値) +5.9% 年率換算 △

内閣府が発表した日本の2014年1QのGDP(速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で、前期比1.5%増、年率換算で、5.9%増となりました。




上のグラフは、1994年1Qからの日本の実質GDP(季節調整済み、実額)の推移です。


【四半期GDP】


2014/1Q
名目 486.5(+5.1%)
実質 535.5(+5.9%)


単位:兆円
括弧内は年率換算の前期比

2014/5 世界のコメ需給 在庫率 22.8%

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2014年5月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、22.8%となりました。




上のグラフは、1984年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:480.72(+1.0%)
消費量:482.20(+1.5%)
需給バランス:▲1.48
期末在庫量:109.97(-1.3%)
期末在庫率:22.8%(-0.7ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、中国、インド等で増加することから、世界全体で史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量も中国、インド等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出需要がベトナム産等にシフトしていたものの、引き続き輸出向け供給量が引き締まり堅調であったが、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移した。8月中旬以降は、タイにおける更なる政府在庫の放出により400ドル/トン前半で推移。

2014年5月17日土曜日

2014/5 世界のコーン需給 18.8% 在庫率

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2014年5月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、18.8%となりました。




上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。


生産量:979.08(+0.01%)
消費量:965.77(+1.8%)
需給バランス:△13.31
期末在庫量:181.73(-1.3%)
期末在庫率:18.8%(-0.7ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、ウクライナで通貨安による資材コストの上昇から単収低下が見込まれ減少、ブラジル、インド、南アフリカ等で減少するものの、中国、アルゼンチン、ロシア、メキシコ等で増加することから、世界全体では前年度をわずかに上回り史上最高となる見込み。また、消費量も、中国等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。


2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu前後で推移。