2014年10月31日金曜日

2014/9 エネルギー価格指数(実質) 374.61 ▼


2014年9月末時点で計算した2014年のエネルギー価格指数(実質)は、374.61となりました。
前月の値から、3.47ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
1901年~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年~2014年
IMF Primary Commodity Prices

2014/10/24 米・非金融レバレッジ量リスク指数 -0.80 △


米シカゴ連銀より、2014年10月24日付の非金融レバレッジ量指数(NFCI)が発表され、同リスク指数は、前月(2014年9月24日付)から、0.16ポイント増の、-0.80ポイントとなりました。


上の最初のチャートは、1973年1月5日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。


上の二番目のチャートは、2003年12月31日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。




シカゴ連銀の非金融レバレッジ量は、金融システムへのストレスを測定するために用いられ、金融危機の先行指標として有効であると言われています。


同指数は、プラス方向が金融に対して、引き締め圧力がかかっている状態で、マイナス方向は、金融が緩和的になっている状態を示しています。

2014/10/4週 米・失業保険申請 28.7万件 △

米・労働省から2014年10月第4週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から0.3万件増えて、28.7万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から250件減って、28万1000件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims increased to 287,000, 4-Week Average lowest since May 2000

2014年10月30日木曜日

ひまわり油 月次価格 2003/1 ~ 2014/9

上のグラフは、2003年1月からのひまわり油の月次価格推移です。


価格単位:1トン当たりの米ドル


2014/10/28 米国債イールドカーブ 2.44 ▼

2014年10月28日時点における米国債イールドカーブの90日移動平均は、2.44ポイントとなりました。
前回の測定時点(2014年9月24日)から、0.05ポイントの低下となりました。


注)
米国債イールドカーブ = 10年米国債利回り - 3ヶ月米国債利回り




上のチャートは、2004年1月2日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。

2014/9 農産物価格指数(実質) 219.62 ▼


2014年9月末時点で計算した2014年の農産物価格指数(実質)は、219.62となりました。
前月の値から4.32ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2014年10月29日水曜日

2014年 世界のコーヒー需給 期末在庫率 21.7% ▼


米農務省が発表した世界のコーヒー需給報告(2014年版)によると、2014/15年度の期末在庫率が、21.7%となりました。
前年より3.0ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1979年からの世界のコーヒー需給における期末在庫率の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年からの世界のコーヒー需給における期末在庫率の推移です。




2014/8 東証住宅価格指数(首都圏) 81.95 ▼



東京証券取引所が発表した、2014年8月の東証住宅価格指数は、首都圏総合指数が、前月比0.30ポイント減の81.95ポイントとなりました。
7ヶ月ぶりの減少です。


首都圏総合指数の前年同月比では、5.76%増となり、15か月連続の増加となりました。




上の最初のグラフは、1993年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の三番目のグラフは、1994年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の前年同月比の推移です。


注)
東証住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

2014/8 米・住宅価格指数 -0.1% 前月比 △


米S&P社から、2014年8月の米国の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.1%の低下となりました。


季節調整済みの対前年比では、5.6%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数、黄色い線が、国内市場指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: National House Price Index increased 5.1% year-over-year in August


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。


◆◆◆


米国の住宅価格の上昇が頭打ちになってきました。
住宅市場全体としては、健全化の方向に向かっています。

2014年10月28日火曜日

2014/9 商品価格指数(実質) 725.31 ▼


2014年9月末時点で計算した2014年の商品価格指数(実質)は、725.31となりました。
前月末時点から、8.41ポイントの低下です。
二ヶ月連続の低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014/8 日本の貿易収支 -8,318億円 ▼

財務省が発表した2014年8月の日本の貿易収支は、8,318億円の赤字となりました。
14ヶ月連続の貿易赤字です。


貿易収支の12ヶ月移動平均は、9,680億円の赤字でした。
12ヶ月移動平均で表される貿易収支のトレンドは、依然として下向きです。


上の最初のグラフは、1996年12月からの日本の貿易収支の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。
また、グラフ上、プラスが貿易黒字、マイナスが貿易赤字です。


2014/10 世界の綿花需給 在庫率 94.2% ▼

 
米農務省(USDA)が発表した、2014年10月の世界の綿花需給報告によると、2014/15年度の期末在庫率は、94.2%となりました。
前月より0.6ポイントの低下です。


上のグラフは、1982/83年度からの世界の綿花需給における期末在庫率の推移です。


Production, Supply and Distribution Online=>cotton=>World Cotton Supply and Distribution =>DownLoad Files (1983年~直近)

2014年10月27日月曜日

2014/8 日本の経常収支 +2,871億円 ▼

財務省から2014年8月の日本の経常収支が発表され、2,871億円の黒字となりました。
2ヶ月連続の経常黒字です。


経常収支の12ヶ月移動平均は、495億円の赤字でした。
12ヶ月移動平均は、三か月連続の経常赤字ですが、底入れの兆しも見えます。


上の最初のグラフは、1996年12月からの日本の経常黒字の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12ヶ月移動平均を取ってプロットしています。


2014/10 世界の大豆需給 在庫率 31.9% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2014年10月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率が、31.9%となりました。
前月より0.3ポイントの上昇です。


上のグラフは、1975年からの世界の大豆需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:311.20(+9.2%)
消費量:284.33(+5.0%)
需給バランス:△26.87
在庫量:90.67(+36.4%)
在庫率:31.9%(+7.3ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国、ブラジルで収穫面積の増加と単収の上昇により共に史上最高となること、大豆がとうも
ろこしに比べ価格優位にあること等から、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消
費量も中国、米国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期
末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2014年2月以降、米国の堅調な輸出需要に伴う需給の引き締まりやブラジルの高温・乾燥による作柄懸念から値を上げたものの、5月中旬以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げ、現在は9ドル/bu前半まで下落。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
AgManager・・・1975年~2000年
Production, Supply and Distribution Online=>Oilseeds=>World: Soybeans and Products Supply and Distribution =>DownLoad Files (2010年~直近)

2014/10/4週 日本の倒産 大型 0 中小規模 1

2014年10月第4週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
10週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、1件でした。
TDB


中小規模の倒産の負債額は、株式会社斎藤観光の2億円でした。

2014/10/4週 黒点数 93=>138 Max:147 Min:93

2014年10月第3週の黒点情報・・・黒点数は、138に増加。フレア活動も依然として活発。






2014/10/21 12:28 Mクラスのフレアが続いています。太陽風は高速になり、オーロラも強まっています。
2014/10/22 12:05 2192黒点群でM8.7のフレアが発生しました。太陽風は650km/秒の高速風になりました。
2014/10/23 13:45 2192黒点群でX1.6の大規模フレアが発生しました。19日のXフレアのHα写真をどうぞ。
2014/10/24 10:47 2192黒点群の活動は落ち着いて、フレアは減っています。
2014/10/25 13:28 2192黒点群でX3.1の大規模フレアが発生しました。
2014/10/26 14:27 昨日に続いて、2192黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。


◆◆◆


上の可視光画像では、右下に、2192黒点群の巨大な姿が確認出来ます。
この黒点群は、木星ほどの大きさがあります。

2014年10月26日日曜日

米・上場株式時価総額合計 2003/1 ~ 2014/9

2014年9月末時点における、米国の上場株式時価総額合計(注)は、25兆4619億ドルとなりました。


注)
・ニューヨーク証券取引所とナスダック市場の上場企業
・外国企業を除く米国の国内企業。




上のグラフは、2003年1月からの米国の上場株式時価総額合計の推移です。

2014/10 米・長期金利 2.30% ▼


2014年10月初時点の米国の長期金利(10年物国債流通利回り)は、前月より、0.23ポイント低下して、2.30%となりました。


上のグラフは、1871年1月からの米国の長期金利(10年物米国債利回り)の推移です。




上の二番目のグラフは、1975年1月からの米国の長期金利(10年物米国債利回り)の推移です。
トレンドを明らかにするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。


◆◆◆


米国の長期金利は、約60年周期で循環すると言われています。


過去のピークとボトムは、以下の通りです。


1873年1月・・・ 5.58% 
1899年1月・・・ 3.10% 
1921年1月・・・ 5.09%
1941年1月・・・ 1.95%
1981年9月・・・15.30%
2012年7月・・・ 1.53%

2014/10 世界のコメ需給 在庫率 21.6% ▼

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2014年10月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、21.6%となりました。
前月より、0.2ポイントの低下です。


上のグラフは、1973年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:475.48(-0.2%)
消費量:481.69(+1.2%)
需給バランス:▲6.21
期末在庫量:104.24(-5.6%)
期末在庫率:21.6%(-1.6ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、中国、インドネシア、米国等で増加するものの、インドでモンスーン到来の遅れによる作付遅延から収穫面積減少が見込まれ減少することから、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は中国、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出向け供給量の引き締まりから価格は堅調に推移したものの、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移し、8月中旬以降にも政府在庫の放出により400ドル/トン半ばまで低下した。


2014年3月以降、タイにおける再度の政府在庫の放出により値を下げたものの、5月末以降、タイが政府在庫の数量や品質を検査するために放出を一時停止したため、現在は400ドル/トン半ばで推移。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
World Rice Supply & Demand - schwieterman inc(1984年)
USDA Grain: World Markets and Trade(1985年~)
Production, Supply and Distribution Online=>Grains=>World Rice Production, Consumption, and Stocks=>DownLoad Files (2010年~直近)

2014年10月25日土曜日

2014/10 世界のコーン需給 在庫率 19.6% =>

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2014年10月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.6%となりました。
前月と変わりません。




上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。


生産量:990.69(+0.2%)
消費量:973.11(+2.1%)
需給バランス:△17.58
期末在庫量:190.58(+10.2%)
期末在庫率:19.6%(+1.4ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、ウクライナで通貨安に伴う資材コストの上昇による単収低下及び晩夏の高温・乾燥から減少、ブラジルで大豆へのシフトから減少するものの、米国で記録的な高単収、EU で7 月の豊富な降雨量と好ましい気温により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。


2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から5ドル/bu前後に上昇した。


5月以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げ、現在は3ドル/bu台前半まで下落。

2014/9 米・住宅販売レシオ 11.0 △

2014年9月の米国の住宅販売レシオは、11.0となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:517万戸
新築住宅販売(年率)B:46.7万戸
住宅販売レシオ(=A/B):11.0


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on September New Home Sales


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍弱のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルの崩壊で、過剰な中古住宅在庫が発生し、その結果、割安となった中古住宅の販売が、新築住宅よりも優勢となったためです。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2014/9 米・新築住宅販売 年率46.7万戸 △



米・商務省が発表した2014年9月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比0.2%増の年率46.7万戸となりました。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales increased slightly to 467,000 Annual Rate in September


◆◆◆


6月~8月の住宅販売戸数は、下方修正されました。

2014年10月24日金曜日

2014/10 世界の小麦需給 在庫率 27.0% ▼

米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2014年10月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、27.0%となりました。
前月から0.7ポイントの低下です。




上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。


供給量:721.12(+0.8%)
消費量:714.11(+1.4%)
需給バランス:△7.01
期末在庫量:192.59(+3.8%)
期末在庫率:27.0%(+0.6ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比


【需給】
生産量は、米国で乾燥及び4月の低温の影響等により減少、カナダ等でも減少するものの、ロシアで冬小麦の単収上昇、EU で春から初夏にかけての好天により増加、中国等でも増加することから、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量もEU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
カナダの史上最高の生産量見込み、豪州の生産量の上方修正等による世界的に豊富な供給量見込みや米国産の低調な輸出需要等から2014年1月には5ドル/bu台に値を下げた。


2014年2月以降、米国大平原南部の寒波による凍害や乾燥型の天候による冬小麦の作柄悪化懸念、ウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念から7ドル/bu台前半まで値を上げたものの、5月以降、世界在庫が潤沢であること、更に6月中旬以降は、割高な米国産の輸出需要が弱含みであること及び米国産冬小麦の順調な収穫進展等から値を下げ、現在は4ドル/bu台後半で推移。

2014/9 米CPI 総合指数(季節調整前) +1.66% 前年同月比 ▼


米労働省が発表した2014年9月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、季節調整前の総合指数の前年同月比は、前月より0.04ポイント減の1.66%増となりました。


直近の景気循環の底である2009年6月からの前年同月比の平均は、前月と変わらず、1.78%となりました。




上の最初のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を170に設定しています。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の前年同月比の推移です。

2014/10/3週 米・失業保険申請 28.3万件 △

米・労働省から2014年10月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.7万件増えて、28.3万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から3,000件減って、28万1000件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims increase to 283,000, 4-Week Average lowest since May 2000

2014年10月23日木曜日

2014/9 米・マネタリーベース 前月比 -0.6% ▼


FRBが発表した2014年9月の米国のマネタリーベースは、前月比0.6%の減少となりました。
4ヶ月ぶりの減少です。
また、前年同月比では、16.0%の増加となりました。


上の最初のグラフは、2004年1月からの米国のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。




注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。


◆◆◆


二番目のグラフを見ると、QE3が収束に向かっていることが視覚的に分かります。

2014/9 米・建築請求指数 55.2 △

米国建築家協会(AIA)から、2014年9月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から2.2ポイント増の55.2ポイントとなりました。

強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、5ヶ月連続で上回りました。

上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: Architecture Billings Index increases in September, "Robust Construction Conditions Ahead"

ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。

商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

◆◆◆

米国の商業用不動産市場は、回復傾向が顕著になってきました。

2014/9 米CPI 総合指数(季節調整済み) +0.1% 前月比 △

米・労働省が2014年9月の米消費者物価指数(CPI)統計を発表し、総合指数(季節調整済み)は、前月比0.1%増となりました。


また、食品とエネルギーを除くコア指数も、前月比0.1%増となりました。




上のグラフは、1990年からの各CPI指数の前年比の推移です。
赤色がコアCPI指数、緑色がコアPCE指数、黄色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、青色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。


拡大図は、以下のリンクを開いてグラフをクリックしてください。
Key Measures Show Low Inflation in September


【各CPI指数の前年比】
CPI-Median : +2.2% =>
Trimmed-mean CPI : +1.9% △
Core CPI : +1.7% =>
Core PCE : +1.5% =>


◆◆◆


米国の主なインフレ指標は、概ね、FRBの目標である2%の範囲内にあります。

2014年10月22日水曜日

2014/3Q 主要銀行貸出動向 住宅ローン需要D.I. +2 △

日本銀行が発表した、2014年3Qの主要銀行貸出動向アンケート調査(2014年10月分)によると、住宅ローンの資金需要D.I.は、前期比19ポイント増加して、+2ポイントとなりました。


住宅ローンの資金需要D.I.の4四半期移動平均は、前期比3.0ポイント減の、2.0ポイントとなりました。




資金需要の増加要因の平均は以下のとおりです。


住宅投資の拡大 1.67
個人消費の拡大 1.33
個人所得の減少 1.00
貸出金利の低下 1.83
その他 1.67


注)数値は、重要 <3> やや重要 <2> 重要でない <1>の平均値。
括弧内は、前期比。


上のグラフは、2001年4Qからの住宅ローンの資金需要D.I.の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、4四半期移動平均をプロットしています。


◆◆◆


長期金利の低下から、住宅ローン金利も低下した結果、今が借り時だと判断した消費者が多いようです。


前期比では、大幅に上昇していますが、トレンドとしては、まだ、下向きであることから、来月に発表される、新規住宅資金貸付額も減少傾向であることが、予想されます。

2014/9 LA港・取扱量 +9.04% 前年同月比 △

2014年9月の米・ロサンジェルス港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、77.5万TEUsとなり、前年同月比で、9.04%の増加となりました。
PORT OF LA


また、同月の米・ロングビーチ港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、62.9万TEUsとなり、こちらも、前年同月比で、7.3%の増加になりました。
PORT OF LONG BEACH


上のグラフは、ロサンジェルス地区(ロサンジェルス港とロングビーチ港)に入出庫するコンテナ数の12ヶ月移動平均の1996年からの推移です。
青い線が入庫数、赤い線が出庫数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
LA area Port Traffic in September: Imports Highest since 2006, Exports Soft


◆◆◆


米国の小売業者は、年末のクリスマス商戦向けに、例年、7月から10月にかけて、消費財の輸入を行います。
9月の輸入量が、大幅に伸びていることから、小売業者は、年末の年末のクリスマス商戦を強気に見ていることが分かります。

2014/9 米・中古住宅販売 年率517万戸 △



全米リアルター協会(NAR)から、2014年9月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月より2.4%増加し、季節調整済みの年率換算で517万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月より3万戸減って、230万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in September: 5.17 million SAAR, Inventory up 6.0% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.3ヶ月分となり、前月から0.2か月分減少しました。過去の平均である6ヶ月よりやや低い水準です。


中古住宅在庫の前年同月比は、6.0%増となり、11ヶ月連続で増加しています。


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中古住宅の在庫が増えていることから、住宅価格の上昇にブレーキがかかることが予想されます。

2014年10月21日火曜日

菜種油 月次価格 2003/1 ~ 2014/8

上のグラフは、2003年1月からの菜種油の月次価格推移です。


価格単位:1トン当たりの米ドル


FRB総資産の対GNP比の推移 1929年~2013年

上のグラフは、1929年から2013年までの、米国のGNPに対するFRB総資産の比率の推移です。


【米国の名目GNP、季節調整前】
GNPA


【FRB総資産】
1914年~2001年・・・Annual Report of the Board of Governors of the Federal Reserve System
2002年~2013年・・・WALCL


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1930年代にFRB総資産のGNP比が上昇しているのは、大恐慌後の不況に対応して、積極的な金融緩和を行っていた結果です。
一旦、減少に転じたGNP比が、1940年代に入って上昇しているのは、第二次世界大戦の戦費調達のために、FRBが米国債を引き受けた影響です。

2014/9 米・M2 前月比 +0.3% △

FRBが発表した2014年9月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.3%増となりました。
前年同月比では、6.3%の増加です。


上のグラフは、2004年1月からの、米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の前年同月比の推移です。
M2SL


2014年10月20日月曜日

2014/9 首都圏マンション平米単価 66.5万円 ▼

民間の不動産経済研究所から、2014年9月の首都圏マンション平米単価が発表され、前月比11.0万円減の、1平米当たり66.5万円となりました。
前年同月比でも、6.5%の減少です。


首都圏マンション平米単価の12ヶ月移動平均は、前月比0.4%低下して、1平米当たり71.4万円となりました。
8か月ぶりの低下です。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション平米単価の12カ月移動平均の推移です。


見易さのために、縦軸の初期値を50万円に設定しています。

2014/10/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2014年10月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
9週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も、有りませんでした。
TDB


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倒産件数の少ない状況が続いています。

2014/10/3週 黒点数 41=>86 Max:90 Min:39

2014年10月第2週の黒点情報・・・黒点数は、86に増加。フレア活動も活発化。






2014/10/15 11:29 太陽の東端の向こう側でMクラスのフレアが発生し、CMEも噴出しています。
2014/10/16 13:26 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静かです。
2014/10/17 11:38 太陽の東端でフレアが続いています。黒点も見え始めました。
2014/10/18 09:37 太陽の東端から2192黒点群が現れ、Cクラスのフレアを起こしています。
2014/10/19 10:46 2192黒点群の活動が続いています。磁気圏の活動もやや高まっています。
2014/10/20 11:25 2192黒点群でX1.1の大規模フレアが発生しました。

2014年10月19日日曜日

米国のGNP 1929年~2013年

上のグラフは、1929年から2013年までの米国のGNP(国民総生産)の推移です。
注)
GNPは、名目値で、季節調整前の年次データをプロットしています。