2017年5月7日日曜日

2009年の米・長期連続増配企業への投資パフォーマンス

2009年において50年以上、連続増配していた米国企業(10社)に、均等に投資を行った場合のパフォーマンスを計算してみました。

投資期間は、2009年3月~2017年4月とし、期間内に行われた株式分割を遡及修正しています。
計算は、現地通貨(米ドル)ベースを行っており、為替の影響は考慮されていません。

【連続増配企業への投資】

株価上昇率・・・160%

2017年4月現在の株価に対する配当利回り・・・2.60%

初期投資額に対する配当利回り・・・6.73%

【SP500ETFへの投資】

比較のために、同時期に、S&P500指数連動型ETF(SPY)に投資を行った場合のパフォーマンスを計算してみます。
但し、同期間内に行われた株式分割を把握することが難しいため、こちらは、遡及修正を行っていません。

株価上昇率・・・168%

2017年4月現在の株価に対する配当利回り・・・1.92%
信託報酬・・・0.09%
実質利回り・・・1.83%

初期投資額に対する実質利回り・・・5.05%

【2009年の連続増配企業】

企業名 (連続増配年数。※は、2017年4月現在も連続増配が続いている企業。@は、期間内に株式分割が行われた企業)
-----------
Diebold Inc. (56) 
American States Water (54) ※ @
Dover Corporation (53) ※ @
Northwest Natural Gas (53) ※
Genuine Parts Company (53) ※ 
Procter & Gamble (52) ※
Parker-Hannifin (52) ※
Emerson Electric (52) ※
3M (51) ※
Integrys Energy Group (50)
-----------
Vectren Corp. (49)

注)Integrys Energy Groupは、買収によって、2015年6月に上場廃止となったため、
最終取引日の価格で、同社よりも連続増配年数が一年短い、
Vectren Corp.(VVC)を購入したと仮定して、株価上昇率を計算しています。
また、初期投資額に対する配当利回りについては、2009年3月時点から、
Vectren Corp.(VVC)を保有していたと仮定して計算しています。

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