2015年4月20日月曜日

2015/4 世界のコーン需給 在庫率 19.3% △

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2015年4月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.3%となりました。
前月比0.3ポイントの上昇です。




上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(23.4%)です。
生産量:991.92(+0.3%)
消費量:974.31(+2.2%)
需給バランス:△17.61
期末在庫量:188.46(+10.3%)
期末在庫率:19.3%(+1.4ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、ブラジル、アルゼンチンで作付面積減少、南アフリカでは2015 年2 月の受粉期に西部及び中央部産地で高温・乾燥に見舞われたことにより減少するものの、EU で2014 年7 月の豊富な降雨量と生育に適した気温、米国で記録的な高単収により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も米国、中国、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、アルゼンチンは、収穫が始まった早植えとうもろこしの単収が良好であること、現在結実期を迎えている遅植えとうもろこしは、十分な土壌水分に恵まれていることから、前月より上方修正。


【価格】
2015年1月以降、南米の豊作見込み等からやや値を下げ、現在は3ドル/bu台後半で推移。

0 件のコメント:

コメントを投稿