2017年10月15日日曜日

1968年~2009年 米SP500 景気後退期における景気指標との関係

●1968年~1970年


●1973年~1975年

●1978年~1980年

●1981年~1983年

●1989年~1991年

●2000年~2002年

●2006年~2009年

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上のグラフは、米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時点を景気のピークとし、化学活動バロメータ(CAB)の3ヶ月移動平均が底入れして反転した時点を景気の底として景気循環を捉えた場合の、米国の景気後退期におけるS&P500指数の名目値と景気指標との関連を表したものです。

上のように、1968年から現在まで、7回の景気後退期があり、そのうち、5回でS&P500指数が下落しています。
1978年~1980年と1989年~1991年の景気後退では、株価が上昇しています。また、1981年~1983年の景気後退では株価が下落していますが、その割合は僅かです。これは、1970年代末から1990年代初頭にかけて、インフレ率の高い時代が続き、相対的にインフレに強いとされている株式が選好されたことが原因と考えられます。

このように、インフレ率が高い時期(一般的に4%以上)は、景気循環以外の要因を反映して、株価が推移することが多く見られます。

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