米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2015年6月報告)によると、2015/16年度の期末在庫率は、28.1%となりました。
前月から0.3ポイントの低下です。
前月から0.3ポイントの低下です。
上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
供給量:721.55(-0.7%)
消費量:719.56(+0.5%)
需給バランス:△1.99
期末在庫量:202.40(+1.0%)
期末在庫率:28.1%(+0.1ポイント)
消費量:719.56(+0.5%)
需給バランス:△1.99
期末在庫量:202.40(+1.0%)
期末在庫率:28.1%(+0.1ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
【需給】
生産量は、米国で冬小麦の生育期終盤の降雨により増加、中国等でも増加するものの、ロシアで2014 年秋の乾燥により減少、インド、EU 等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国等で減少するものの、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
生産量は、米国で冬小麦の生育期終盤の降雨により増加、中国等でも増加するものの、ロシアで2014 年秋の乾燥により減少、インド、EU 等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国等で減少するものの、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
【価格】
2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪、4月以降の米国春小麦の作付進展等から値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の低温・多雨による作柄悪化懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu前後で推移。
2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪、4月以降の米国春小麦の作付進展等から値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の低温・多雨による作柄悪化懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu前後で推移。
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