上の最初のグラフは、2006年から2009年までの米国の景気後退期における、CPI-U(都市部の全消費者)の前年同月比の12ヶ月移動平均の推移と景気指標との関係を表したものです。
点線は、株式投資に適したCPIの上限と言われている、4%のラインです。
点線は、株式投資に適したCPIの上限と言われている、4%のラインです。
この景気後退期においては、ほぼ、全ての期間で、4%を下回っていることから、比較的に株式投資(ショート戦略)に適した期間だったと言えます。
原油価格の高騰などによる資源インフレの結果、2008年に一時的に、CPIが4%を上回りましたが、リーマンショックの発生によって、急速にインフレが沈静化し、2009年には一転してデフレ傾向が現れています。
原油価格の高騰などによる資源インフレの結果、2008年に一時的に、CPIが4%を上回りましたが、リーマンショックの発生によって、急速にインフレが沈静化し、2009年には一転してデフレ傾向が現れています。
上から二番目のグラフは、同じ期間での米・S&P500指数の推移です。
リーマンショックの影響で、大きく株価が下落しましたが、景気後退の終了直前に底を打っています。
リーマンショックの影響で、大きく株価が下落しましたが、景気後退の終了直前に底を打っています。
上から三番目のグラフは、米国の過去のS&P500指数の上昇率を景気後退期毎に示したものです。
2006年から2009年までの米国の景気後退期に関しては、31%の下落となり、過去7回の景気後退の中で、最も大きな下落率でした。
2006年から2009年までの米国の景気後退期に関しては、31%の下落となり、過去7回の景気後退の中で、最も大きな下落率でした。
【注意事項】
・当記事における景気後退期は、米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時からCAB(化学活動バロメータ)の反転までの期間とし、NBERが発表している公式見解とは異なります。
・当記事における景気後退期は、米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時からCAB(化学活動バロメータ)の反転までの期間とし、NBERが発表している公式見解とは異なります。
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