2018年4月1日日曜日

1989年~1994年 日本のCPI 景気指標との関係




上の最初のグラフは、1989年から1994年までの日本の景気後退期における、CPI(※)の前年同月比の12ヶ月移動平均の推移と景気指標との関係を表したものです。
点線は、株式投資に適したCPIの上限と言われている、4%のラインです。
※CPI:東京都区部持ち家の帰属家賃を除く総合

この時期は、不動産と株式のバブル崩壊により、約3年間に渡る長期的な景気後退が続き、インフレ率も低下傾向が続きました。
また、全ての期間で、4%を上回っていることから、株式投資(ショート戦略)に適した期間だったと言えます。

上から二番目のグラフは、同じ期間での日経平均株価の推移です。
バブル崩壊の影響で、株価も長期的に低迷しています。

上から三番目のグラフは、日本の過去の日経平均株価の上昇率を景気後退期毎に示したものです。
1989年から1994年までの期間は、マイナス40%であり、過去6回の景気後退の中で、下から2番目の上昇率でした。

【注意事項】
1.当記事における景気後退期は、米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時から日本の鉱工業生産指数の反転までの期間とし、内閣府が発表している公式の景気循環とは異なります。

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