上の最初のグラフは、2002年から2007年までの日本の景気拡大期における、CPI(※)の前年同月比の12ヶ月移動平均の推移と景気指標との関係を表したものです。
※CPI:東京都区部持ち家の帰属家賃を除く総合 この時期は、大半の期間において、CPIが0%を下回り、長期間のデフレが続いた時期でした。
上から二番目のグラフは、同じ期間での日経平均株価の推移です。
一般的にデフレは、株式投資に不向きと言われおり、前半は、株価も低迷していましたが、後半は、右肩上がりになっています。
上から三番目のグラフは、日本の過去の日経平均株価の上昇率を景気拡大期毎に示したものです。
2002年から2006年までの日本の景気拡大期においては、46%の上昇でした。 過去6回の景気拡大期の中で、上から四番目の上昇率となっています。デフレの影響で、株価上昇が抑制されていたと考えられます。
【注意事項】
1.当記事における景気拡大期は、街角指数の一致指数の反転から米国債イールドカーブに逆イールドが出現した時までの期間とし、内閣府が発表している公式の景気循環とは異なります。 |
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