国連の公開データから、ロシアの1980年、1990年、2000年、2010年の人口ピラミッドを作りました。
男性・・・WPP2012_POP_F07_2_POPULATION_BY_AGE_MALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE
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1970年代から1980年代の初めにかけて、ロシアでも戦後ベビーブーマが結婚・出産適齢期に入り、そのジュニア世代の誕生によって、若年人口が増加に転じました。
しかし、1980年代半ばに入ると、社会主義の計画経済が行き詰まり、1991年末にソビエト連邦が崩壊し、ロシアは政治・経済的に大混乱に陥ります。
2000年の人口ビラミットで、0歳~4歳のクラスと、5歳~9歳のクラスの人口が、ほぼ、半減していることからも、その衝撃の大きさが推察されます。
第二次世界大戦の時代にも、ロシアの出生数がほぼ半減していることから、ソ連邦の崩壊は、ロシアにとって、第二次世界大戦に匹敵する過酷な出来事だったことが、分かります。
2010年代に入ると、ロシアは、大統領制のもとで、政治的に安定を取り戻し、また、資源価格の高騰により、経済的にも復活したことで、出生数が増加に転じています。
ただし、2010年の人口ピラミッドを見ると、男女比も含めて、ロシアの人口動態は、非常に歪んだ形をしており、安定した社会を実現するのに、困難を伴うことが予想されます。
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