2015年1月31日土曜日

中東の原油生産性の推移

上の最初のグラフは、1994年1月からの中東の原油生産性の推移です。

原油生産性 = 原油生産量(千バレル/日) ÷ リグカウント

原油生産性は、1リグカウント当たりの1日の原油生産量となります。 


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中東の原油生産性は、上のグラフのように、長期的に右肩下がりに低下しています。
現在の原油生産性は、20年前の約3分の1となっています。

2015/1/23 米・非金融レバレッジ量リスク指数 -0.75 △

米シカゴ連銀より、2015年1月23日付の非金融レバレッジ量指数(NFCI)が発表され、同リスク指数は、4週間前から0.09ポイント上昇して、-0.75ポイントとなりました。


上のチャートは、2005年1月7日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。




シカゴ連銀の非金融レバレッジ量は、金融システムへのストレスを測定するために用いられ、金融危機の先行指標として有効であると言われています。


同指数は、プラス方向が金融に対して、ストレスがかかっている状態で、マイナス方向は、ストレスが緩和的になっている状態を示しています。


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NFCIは、やや、上昇していますが、依然として、低い水準を維持しています。

2014/12 新設住宅着工戸数 前年同月比 -14.7% ▼

国土交通省が発表した2014年12月の新設住宅着工戸数は、前年同月比14.7%減の7万6416戸となりました。
10ヶ月連続の減少です。


新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均は、7万4168戸となり、前月比1.36%減となりました。
こちらも、10か月連続の減少です。




上のグラフは、2003年7月からの新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均の推移です。


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新設住宅着工戸数は、下向きのトレンドが続いています。

2015年1月30日金曜日

2014/12 米・マネタリーベース 前月比 +1.3% △


FRBが発表した2014年12月の米国のマネタリーベースは、前月比1.3%の増加となりました。
4ヶ月ぶりの増加です。
また、前年同月比では、5.8%の増加となりました。


上の最初のグラフは、2004年1月からの米国のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。




注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。

2014/12 首都圏マンション平米単価 71.0万円 ▼

民間の不動産経済研究所から、2014年12月の首都圏マンション平米単価が発表され、前月比2.7万円減の、1平米当たり71.0万円となりました。
前年同月比でも、4.4%の減少です。


首都圏マンション平米単価の12ヶ月移動平均は、前月比0.3ポイント低下して、1平米当たり70.9万円となりました。
2か月ぶりの低下です。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション平米単価の12カ月移動平均の推移です。


見易さのために、縦軸の初期値を50万円に設定しています。

2015/1/4週 米・失業保険申請 26.5万件 ▼

米・労働省から2015年1月第4週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から4.3万件減って、26.5万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から8,250件減って、29万8500件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decreased to 265,000

2015年1月29日木曜日

2014/4Q 主要銀行貸出動向 住宅ローン需要D.I. +4 △

日本銀行が発表した、2014年4Qの主要銀行貸出動向アンケート調査(2015年1月分)によると、住宅ローンの資金需要D.I.は、前期比2ポイント増加して、+4ポイントとなりました。


住宅ローンの資金需要D.I.の4四半期移動平均は、前期比1.3ポイント減の、0.8ポイントとなりました。




資金需要の増加要因の平均は以下のとおりです。


住宅投資の拡大 2.40
個人消費の拡大 1.40
個人所得の減少 1.00
貸出金利の低下 1.60
その他 1.40


注)数値は、重要 <3> やや重要 <2> 重要でない <1>の平均値。
括弧内は、前期比。


上のグラフは、2001年4Qからの住宅ローンの資金需要D.I.の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、4四半期移動平均をプロットしています。


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主要銀行貸出動向の住宅ローン資金需要DIは、日本の景気の先行指標として、重要な指標の一つです。

2014/12 米・M2 前月比 +0.5% △

FRBが発表した2014年12月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.5%増となりました。
前年同月比では、5.8%の増加です。

上のグラフは、2004年1月からの、米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の前年同月比の推移です。
http://research.stlouisfed.org/fred2/series/M2SL?cid=29 M2SL

http://www.federalreserve.gov/releases/h6/Current/ FRB current release

2014/12 首都圏マンション発売戸数 前年同月比 +13.9% △

民間の不動産経済研究所が発表した、2014年12月の首都圏マンション発売戸数は、前年同月比13.9%増の9,389戸となりました。
11ヶ月ぶりの増加です。


首都圏マンション発売戸数の12ヶ月移動平均は、前月比2.6%増の3,743戸となりました。
こちらも、11ヶ月ぶりの増加です。

首都圏・近畿圏における新築マンション月間契約率などの推移


上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション発売戸数の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均をプロットしています。


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マンションの発売戸数に底打ちの兆しが見られます。

2015年1月28日水曜日

2014/12 米・住宅販売レシオ 10.4 ▼

2014年12月の米国の住宅販売レシオは、10.4となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:504万戸
新築住宅販売(年率)B:48.1万戸
住宅販売レシオ(=A/B):10.4


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on New Home Sales


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍弱のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルの崩壊で、過剰な中古住宅在庫が発生し、その結果、割安となった中古住宅の販売が、新築住宅よりも優勢となったためです。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、住宅投資の波及効果によって、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2014/12 米・新築住宅販売 年率48.1万戸 △



米・商務省が発表した2014年12月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比11.6%増の年率48.1万戸となりました。


上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工

拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales at 481,000 Annual Rate in December, Highest December since 2007

2014/11 米・住宅価格指数 +0.7% 20都市 前月比 △


米S&P社から、2014年11月の米国の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.7%の上昇となりました。


季節調整済みの対前年比では、20都市圏は、4.3%増、全国指数は、4.7%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数、黄色い線が、国内市場指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: National House Price Index increased 4.7% year-over-year in November


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。

2015年1月27日火曜日

2015/1 FRB総資産 対GNP比 25.6% △

2015年1月21日の週におけるFRBの総資産は、4兆5508億ドルとなり、GNPとの比率で、25.6%となりました。


上のグラフは、1929年からの、米国のGNPに対するFRB総資産の比率の推移です。
注)
直近年のGNPは、直近の四半期の名目GDPの前年同期比から換算した年率を前年のGNPに乗じて、求めています。


【米国の名目GNP、季節調整前】
GNPA


【FRB総資産】
1914年~2001年・・・Annual Report of the Board of Governors of the Federal Reserve System
2002年~前年・・・WALCL
直近・・・FRB Current Release


【米国の名目GDP、季節調整前】
GDP

2014/12 首都圏マンション契約率 69.9% ▼


民間の不動産経済研究所から、2014年12月の首都圏マンション契約率が発表され、前月から8.5ポイント減の、69.9%となりました。
2ヶ月ぶりの減少です。
また、好不調の分かれ目とされる70%を、2カ月ぶりに下回りました。


首都圏マンション契約率の12ヶ月移動平均は、前月より0.52ポイント減の75.48ポイントとなりました。こちらは、5ヶ月連続の減少です。




上の最初のグラフは、1994年12月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


どちらのグラフも、見易さのために、縦軸の初期値を50%に設定しています。

2015/1 世界の綿花需給 在庫率 96.8% △

米農務省(USDA)が発表した、2015年1月の世界の綿花需給報告によると、2014/15年度の期末在庫率は、96.8%となりました。
前月より0.8ポイントの上昇です。


上のグラフは、1982/83年度からの世界の綿花需給における期末在庫率の推移です。


Production, Supply and Distribution Online=>cotton=>World Cotton Supply and Distribution =>DownLoad Files (1983年~直近)

2015年1月26日月曜日

小麦価格 1960/1 ~ 2014/12


上の最初のグラフは、1960年1月からの小麦(米国産HRW)の月次価格です。


上の二番目のグラフは、同じものの2014年1月からのの月次価格です。

価格単位:1トン当たりの米ドル
HRW:ハードレッドウィンター


2015/1/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2015年1月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
6週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も、有りませんでした。
TDB

2015/1/4週 黒点数 62=>65 Max:70 Min:50

2015年1月第4週の黒点情報・・・黒点数は、65とほぼ変わらず。






2015/ 1/21 11:29 太陽風磁場が強まりましたが、北向きに振れたので、磁気圏は静穏です。
2015/ 1/22 12:44 太陽の東端でCフレアが活発に起きています。太陽風は速度もやや高まっています。
2015/ 1/23 11:30 M1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2015/ 1/24 12:06 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も比較的穏やかです。
2015/ 1/25 12:21 太陽風はやや低速になっています。太陽は穏やかです。
2015/ 1/26 12:01 太陽風は低速で穏やかです。太陽も静穏です。

2015年1月25日日曜日

中東のリグカウントの推移 1994/1~2014/12

米Baker Hughes社の公開データから、中東のリグカウントの推移をグラフ化しました。


上のグラフは、1994年1月からの中東のリグカウントの推移です。




中東のリグカウントは、約20年間で約2.6倍に増えていますが、この期間中の中東の原油生産量は、約4割弱増えただけです。


生産コストの増加が、原油価格の上昇につながっていることが分かります。

2015/1 世界の大豆需給 在庫率 31.7% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2015年1月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率が、31.7%となりました。
前月より0.3ポイントの上昇です。


上のグラフは、1975年からの世界の大豆需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:314.37(+10.8%)
消費量:286.25(+5.1%)
需給バランス:△28.12
在庫量:90.78(+37.2%)
在庫率:31.7%(+7.4ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国、ブラジルで収穫面積の増加と単収の上昇により共に史上最高となること、大豆がとうも
ろこしに比べ価格優位にあること等から、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消
費量も中国、アルゼンチン等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2014年2月以降、米国の堅調な輸出需要に伴う需給の引き締まりやブラジルの高温・乾燥による作柄懸念から値を上げたものの、5月中旬以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げた。10月以降、大豆粕価格の上昇に伴ってやや値を戻し、現在は10ドル/bu台前半で推移。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
AgManager・・・1975年~2000年
Production, Supply and Distribution Online=>Oilseeds=>World: Soybeans and Products Supply and Distribution =>DownLoad Files (2010年~直近)

2014/12 商品騰落レシオ -23% ▼


世界銀行が公表している74種類の商品価格データから求めた、2014年12月の商品騰落レシオは、-23%となりました。
前月比3ポイントの低下です。


注)
商品騰落レシオとは、世界銀行が収集、公表している国際商品の価格の前年同月比を求めて、それが
プラスの商品数が全体に占める割合から、50ポイント引いた値です。


商品騰落レシオ = ( 商品価格の前年同月比がプラスの商品数 ÷ 全体の商品数 )×100% - 50%


即ち、全ての商品の価格が前年同月比で、プラスになれば、商品騰落レシオは、+50%となり、反対に、全ての商品の価格が前年同月比で、マイナスになれば、-50%となります。




上の最初のグラフは、1961年1月からの商品騰落レシオの推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの商品騰落レシオの推移です。


商品騰落レシオが+40%を超えた場合、商品価格がピークアウトする傾向があります

2015年1月24日土曜日

2015/1 世界のコメ需給 在庫率 20.5% =>

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2015年1月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、20.5%となりました。
前月と変わりませんでした。


上のグラフは、1973年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:475.47(-0.3%)
消費量:483.33(+0.7%)
需給バランス:▲7.86
期末在庫量:99.00(-7.4%)
期末在庫率:20.5%(-1.8ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、中国、米国等で増加するものの、インドでモンスーン到来の遅れによる作付遅延から収穫面積減少が見込まれ減少することから、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は中国、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出向け供給量の引き締まりから価格は堅調に推移したものの、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移し、8月中旬以降にも政府在庫の放出により400ドル/トン前半で推移。


2014年3月以降、タイにおける再度の政府在庫の放出により値を下げたものの、5月末以降、タイが政府在庫の数量や品質を検査するために放出を一時停止したため、現在は400ドル/トン前半で推移。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
World Rice Supply & Demand - schwieterman inc(1984年)
USDA Grain: World Markets and Trade(1985年~)
Production, Supply and Distribution Online=>Grains=>World Rice Production, Consumption, and Stocks=>DownLoad Files (2010年~直近)

2014/12 金属価格指数(実質) 65.59 ▼


2014年12月末時点で計算した2014年の金属価格指数(実質)は、65.59となりました。
前月の値より0.23ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。
注)
右端の赤色の線は、2014年12月末時点の値が、翌月も続いたと仮定した場合の2015年1月時点の予測値です。



【金属価格指数(実質)】


・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2014/12 米・中古住宅販売 年率504万戸 △



全米リアルター協会(NAR)から、2014年12月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月より2.4%増加し、季節調整済みの年率換算で504万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月より11.1%減って、185万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in December: 5.04 million SAAR, Inventory down slightly Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、4.4ヶ月分となり、前月の5.1ヶ月分から大きく低下しました。過去の平均である6ヶ月より十分に低い水準です。


中古住宅在庫の前年同月比は、0.5%増となり、14ヶ月連続で増加していますが、増加は、ほぼ止まりました。

2015年1月23日金曜日

2015/1 世界のコーン需給 在庫率 19.5% ▼


米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2015年1月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.5%となりました。
前月比0.3ポイントの低下です。




上の最初のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。


上の二番目のグラフは、期末在庫率から求めた1960年からの世界のトウモロコシの需給逼迫率の推移です。


注)
需給逼迫率 = ( 期末在庫率 - 25% )× (-1)



生産量:988.08(+0.04%)
消費量:971.16(+1.9%)
需給バランス:△16.92
期末在庫量:189.15(+9.8%)
期末在庫率:19.5%(+1.4ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、ウクライナで通貨安に伴う資材コストの上昇による単収低下及び晩夏の高温・乾燥から減少、ブラジル、アルゼンチンで作付面積減少により減少するものの、米国で記録的な高単収、EU で7 月の豊富な降雨量と生育に適した気温により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も米国、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。


2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から5ドル/bu前後に上昇した。


5月以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げたものの、10月以降、大豆/大豆粕価格の上昇等に追随してやや値を戻し、現在は3ドル/bu台後半で推移。

2014/12 エネルギー価格指数(実質) 350.86 ▼


2014年12月末時点で計算した2014年のエネルギー価格指数(実質)は、350.86となりました。
前月の値から、10.82ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。
注)
右端の赤色の線は、2014年12月末時点の値が、翌月も続いたと仮定した場合の2015年1月時点の予測値です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
1901年~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年~2014年
IMF Primary Commodity Prices

2015/1/3週 米・失業保険申請 30.7万件 ▼

米・労働省から2015年1月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.0万件減って、30.7万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から6,500件増えて、30万6500件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decreased to 307,000

2015年1月22日木曜日

2014/12 LA港・取扱量 +0.80% 前年同月比 △

2014年12月の米・ロサンジェルス港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、65.8万TEUsとなり、前年同月比で、0.80%の増加となりました。
PORT OF LA


また、同月の米・ロングビーチ港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、56.7万TEUsとなり、こちらも、前年同月比で、0.2%の増加になりました。
PORT OF LONG BEACH


上のグラフは、ロサンジェルス地区(ロサンジェルス港とロングビーチ港)に入出庫するコンテナ数の12ヶ月移動平均の1996年からの推移です。
青い線が入庫数、赤い線が出庫数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
LA area Port Traffic in December


◆◆◆


米国西海岸の港湾労働者のストライキが、まだ、続いています。
やむなく、航空便に切り替える荷主も多いようです。

2014/12 米・住宅着工件数 年率 102.8万戸 △

米・商務省が発表した2014年12月の米国の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比
4.4%増の108.9万戸となりました。




上のグラフは、1968年からの住宅着工件数の推移で、青い線が一戸建ての件数、赤い線が全体の件数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
Housing Starts increased to 1.089 Million Annual Rate in December


◆◆◆


米国は、住宅購入層の人口が拡大しており、今後、過去の平均水準まで住宅着工が回復し、景気を刺激することが予想されます。

2014/12 米・建築請求指数 52.2 △

米国建築家協会(AIA)から、2014年12月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から1.3ポイント増の52.2ポイントとなりました。


強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、8ヶ月連続で上回りました。


上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: Architecture Billings Index increased in December


ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。


商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

2015年1月21日水曜日

2015/1 世界の小麦需給 在庫率 27.5% △


米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2015年1月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、27.5%となりました。
前月から0.1ポイントの上昇です。




上の最初のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。


上の二番目のグラフは、期末在庫率から求めた1960年からの世界のの小麦需給逼迫率の推移です。
注)
需給逼迫率 = ( 期末在庫率 - 30% )× (-1)
供給量:723.38(+1.1%)
消費量:713.19(+1.3%)
需給バランス:△10.19
期末在庫量:196.00(+5.5%)
期末在庫率:27.5%(+1.1ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比


【需給】
生産量は、米国で乾燥及び4月の低温、豪州南東部で10 月の乾燥の影響により減少、カナダ等でも減少するものの、EU で春から初夏にかけての好天による増加、ロシア、中国の単収上昇等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量もEU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
カナダの史上最高の生産量見込み、豪州の生産量の上方修正等による世界的に豊富な供給量見込みや米国産の低調な輸出需要等から2014年1月には5ドル/bu台に値を下げた。


2014年2月以降、米国大平原南部の寒波による凍害や乾燥型の天候による冬小麦の作柄悪化懸念、ウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念から7ドル/bu台前半まで値を上げたものの、5月以降、世界在庫が潤沢であること、更に6月中旬以降は、割高な米国産の輸出需要が弱含みであること及び米国産冬小麦の順調な収穫進展等から値を下げた。
10月以降、大豆/大豆粕価格の上昇への追随や、米国、黒海沿岸地域での寒波による冬小麦の生育懸念やロシアの輸出規制導入懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu台後半で推移。

2014/12 農産物価格指数(実質) 210.89 ▼


2014年12月末時点で計算した2014年の農産物価格指数(実質)は、210.89となりました。
前月の値から2.07ポイントの低下です。

上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。

上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。
注)
右端の赤色の線は、2014年12月末時点の値が、翌月も続いたと仮定した場合の2015年1月時点の予測値です。
【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。


【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2014/12 住宅メーカー6社 受注速報 上昇傾向 83.3% △


住宅メーカー6社が発表した2014年12月の受注速報は、前年同月比の12ヶ月移動平均で、6社中5社が上昇傾向を示していました。

各社の傾向:積水ハウス(↑)、旭化成ホームズ(↑)、大和ハウス工業(↑)、パナホーム(↑)、三井ホームズ(→)、住友林業(↑)

上の最初のグラフは、2011年1月からの住宅メーカー6社の受注速報(戸建請負)の推移です。

上の二番目のグラフは、2006年1月からの住宅メーカー6社の受注速報(戸建請負)の推移です。

2015年1月20日火曜日

2014/11 米国債・海外保有残高 +0.9% 前月比 △

米財務省から、2014年11月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、6兆1124億ドルとなりました。前月比で、0.9%の増加でした。
前年同月比では、6.9%の増加でした。

順位の変動は、スイスと英国の順位が逆転して、7位がスイス、8位が英国となりました。
また、首位の中国と二位の日本との差が非常に小さくなっています。

上のグラフは、上位10か国の国別の米国債保有額を表しています。
紺色が直近、赤色が前月、緑色が前年同月の値を示しています。


2014/12 商品価格指数(実質) 693.64 ▼


2014年12月末時点で計算した2014年の商品価格指数(実質)は、693.64となりました。
前月末時点から、11.91ポイントの低下です。
5ヶ月連続の低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。
注)
右端の黄色い線は、2014年12月末時点の値が、翌月も続いた場合の2015年1月時点の予測値です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014/12 三井ホーム 受注速報 前年同月比 -0.9% △


三井ホームが発表した2014年12月の受注速報は、新築注文住宅の金額ベースで、前年同月比(単月)、0.9%減となりました。
前月から、2.4ポイントの上昇です。

前年同月比の12ヶ月移動平均は、16.5%減となり、前月より0.9ポイントの上昇でした。


上のグラフは、2010年9月からの三井ホームの受注速報(新築注文住宅)の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。