米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2014年12月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.8%となりました。
前月比0.1ポイントの上昇です。
前月比0.1ポイントの上昇です。
上の最初のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。
上の二番目のグラフは、期末在庫率から求めた1960年からの世界のトウモロコシの需給逼迫率の推移です。
注)
需給逼迫率 = ( 期末在庫率 - 25% )× (-1)
需給逼迫率 = ( 期末在庫率 - 25% )× (-1)
生産量:991.58(+0.2%)
消費量:972.21(+1.9%)
需給バランス:△19.37
期末在庫量:192.20(+11.2%)
期末在庫率:19.8%(+1.7ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
消費量:972.21(+1.9%)
需給バランス:△19.37
期末在庫量:192.20(+11.2%)
期末在庫率:19.8%(+1.7ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
【需給】
生産量は、ウクライナで通貨安に伴う資材コストの上昇による単収低下及び晩夏の高温・乾燥から減少、アルゼンチンで作付面積減少により減少するものの、米国で記録的な高単収、EU で7 月の豊富な降雨量と生育に適した気温により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も米国、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
生産量は、ウクライナで通貨安に伴う資材コストの上昇による単収低下及び晩夏の高温・乾燥から減少、アルゼンチンで作付面積減少により減少するものの、米国で記録的な高単収、EU で7 月の豊富な降雨量と生育に適した気温により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も米国、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。
2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から5ドル/bu前後に上昇した。
5月以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げたものの、10月以降、大豆/大豆粕価格の上昇等に追随してやや値を戻し、現在は3ドル/bu台後半で推移。
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