米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2015年11月報告)によると、2015/16年度の期末在庫率は、31.7%となりました。
前月から0.2ポイントの低下です。
前月から0.2ポイントの低下です。
上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
供給量:732.98(+1.1%)
消費量:717.37(+1.5%)
需給バランス:△15.61
期末在庫量:227.30(+7.4%)
期末在庫率:31.7%(+1.7ポイント)
消費量:717.37(+1.5%)
需給バランス:△15.61
期末在庫量:227.30(+7.4%)
期末在庫率:31.7%(+1.7ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
【需給】
生産量は、カナダでプレーリー西部の乾燥により減少、インド等でも減少するものの、中国、豪州、ウクライナ等で増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量は、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪による土壌水分量の上昇、4月以降の米国春小麦の作付進展等から4ドル/bu台後半まで値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の多雨による作柄悪化懸念・収穫遅延等から6ドル/bu近くまで値を上げた。7月以降、世界全体の供給量が潤沢なこと、米国での収穫進展等から値を下げたものの、9月以降、黒海沿岸地域や豪州での乾燥懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu台前半で推移。
生産量は、カナダでプレーリー西部の乾燥により減少、インド等でも減少するものの、中国、豪州、ウクライナ等で増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量は、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、豪州の生産量は、10 月の高温乾燥型の天候による単収の低下から前月より下方修正。
【価格】2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪による土壌水分量の上昇、4月以降の米国春小麦の作付進展等から4ドル/bu台後半まで値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の多雨による作柄悪化懸念・収穫遅延等から6ドル/bu近くまで値を上げた。7月以降、世界全体の供給量が潤沢なこと、米国での収穫進展等から値を下げたものの、9月以降、黒海沿岸地域や豪州での乾燥懸念等から値を上げ、現在は5ドル/bu台前半で推移。
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