2013/11 米・雇用統計 失業率 7.0% ▼ 雇用者数 +20.3万人 ▼

米・労働省から２０１３年１１月の雇用統計が発表され、非農業部門の雇用者数は、前月比２０．３万人増、失業率は前月から０．３ポイント低下し、７．０％となりました。

米失業率5年ぶり水準の7％、雇用者数は予想上回る20.3万人増

上の最初のグラフは、１９６０年からの失業率の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、３番目のグラフをクリックしてください。
November Employment Report: 203,000 Jobs, 7.0% Unemployment Rate

上の二番目のグラフは、米国の過去の景気後退で、雇用者数が減少を始めた月を起点にして、何ヶ月目に何％の雇用が失われているかを表したグラフです。

今回の景気後退では、雇用者数の減少開始から、２０１３年１１月時点で、７１ヶ月目に入っており、約１．０％の雇用が失われたままになっています。

注）米国は人口が増えているので、もし、景気後退前の水準に雇用者数が回復したとしても、その時点では、失業率は、悪化していることになります。

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１１月の雇用統計は、政府機関閉鎖の影響が無くなり、強気の内容となりました。

個別の項目を見ると、以下のとおりです。

１．労働力率が上昇している中で、失業率が低下した。（良い点）
２．非農業部門の雇用者数の増加が、２０万人を超えた。（良い点）
３．平均週間就業時間は、前月から増加した。（良い点）
４．平均時給は、前月から増加した。（良い点）
５．経済的理由によるパートタイム雇用者数は、減少した。（良い点）
６．地方政府部門の雇用者数は増加した。（良い点）