日本銀行が発表した資金循環表によると、2017年1Q末時点における、日本の家計・正味金融資産(注)の残高は、前期比、0.6%減の1491兆6924億円となりました。
3期ぶりの減少です。
前年同期比では、2.8%増でした。
注)
日本の家計・正味金融資産は、資金循環表の家計・金融資産・負債差額を取得したもので、預金や株式、債券などの資産から、住宅ローン、消費者ローン、ショッピングローンなどの負債を控除した残高です。
上のグラフは、2006年1Qからの日本の家計・正味金融資産の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を1,000兆円に設定しています。
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今回の日銀の資金循環統計の発表では、家計部門の民間金融機関からの借入額が、過去に遡って、大きく下方修正されており、その結果、家計の正味金融資産が大きく上方修正されました。
例えば、前回発表の2016年4Qの家計の正味金融資産が、1409兆2650億円だったのに対して、今回発表の同期の家計の正味金融資産は、1500兆3966億円と、6.4%の上方修正となっています。
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