2013年9月17日火曜日

2013/9 世界のコーン需給 16.3% 在庫率 △

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2013年9月報告)によると、期末在庫率は、前月報告から0.2ポイント上昇して、16.3%となりました。




生産量:956.67(+11.2%)
消費量:927.84(+6.7%)
需給バランス:△28.83
期末在庫量:151.42(+23.5%)
期末在庫率:16.3%(+2.2ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【前月からの変更点】
なし


【需給】
生産量は、米国で高温・乾燥の影響により単収が低下した前年度と比べて大きく増加し史上最高、旧ソ連諸国、EU、中国等でも増加となることから、世界全体で前年度を上回り史上最高。また、世界の消費量も、米国、中国等で増加することから、史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より増加。


【価格】
2013年1月以降、米国のエタノール生産は減少したものの、飼料用需要が増加したことやアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げた。2月以降、米国の輸出需要の不振やブラジルの豊作見込みから一旦値を下げたものの、飼料用需要、エタノール生産の増加等の需要回復見込みから値を戻した。その後、3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で降雨により土壌水分の改善が見られたものの、低温多雨型の天候による作付け遅れから値を上げた。5月半ばには天候の回復による作付けの進展から6ドル/bu台後半に下げたものの、その後は旧穀の需給の引き締まりから、7ドル/bu前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、現在4ドル/bu台後半に下落。8月以降も、米国産の生育の遅れや米国コーンベルトの降雨不足傾向があったものの、4ドル/bu台後半で推移。

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