2013年9月13日金曜日

決済通貨としての自国通貨の利用割合の推移(日本と中国の比較)

econbrowserの Menzie Chinn 博士が、中国の人民元の決済通貨としての利用増加の状況について、ブログで公開しています。




上のグラフは、日本の貿易(輸出と輸入)で自国通貨(円)が決済に使われる割合の推移と、中国の貿易(輸出と輸入)で自国通貨(人民元)が決済に使われる割合の推移を示しています。


日本の場合、約40年をかけて、輸出では、約4割、輸入では、約2割で、円が決済通貨として使われるようになりました。


一方、中国の場合、最近の数年間で、輸出では、約1.5割、輸入では、約1割で、人民元が決済通貨として使われるようになっています。


Menzie Chinn 博士のオリジナルの論文は、以下のリンクから見られます。(Hiro Ito 博士との共著)


http://web.pdx.edu/~ito/Chinn-Ito_RMB3_hi08072013.pdf
The Rise of the “Redback” and China’s Capital Account Liberalization:
An Empirical Analysis on the Determinants of Invoicing Currencies

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