2013年11月30日土曜日

2013/10 米・マネタリーベース 前月比 +3.4% △


FRBが発表した2013年10月の米国のマネタリーベースは、前月比3.4%の増加となりました。
また、前年同月比では、37.0%の増加となりました。


上の最初のグラフは、米国の最近10年間のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。


グラフは、以下のリンクから開けます。
Monetary Base (AMBSL)


【米国マネタリーベース】
2013年10月 3603.622(+37.0%)


単位:10億ドル
括弧内は対前年同月比


注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。

2013/10 新設住宅着工戸数 前年同月比 +7.1% ▼

国土交通省が発表した2013年10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比7.1%増の9万226戸となりました。14ヵ月連続の増加です。


季節調整済年率換算値では、103.7万戸となりました。


新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均は、7万8590戸となり、前月比0.50%増となりました。




上のグラフは、2003年7月からの新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均の推移です。

2013年11月29日金曜日

2013/10 リクルート・マンション賃料指数 乖離率 0.00% =>

リクルートが発表した、2013年10月のマンション賃料指数は、前月と変わりませんでした。
前月比の12ヶ月移動平均は、0.01%となり、これも、前月と変わりませんでした。




上のグラフは、リクルート・マンション賃料指数(首都圏ALL)の前月比の12ヶ月移動平均の前月との差を2006年2月からプロットしたものです。


このグラフは、賃料指数の前月比の12ヶ月移動平均であらわされる、賃料の上昇率のトレンドから、当該月において、どの程度、乖離しているかを表しています。


通常、賃料は、景気循環に大きく左右されず、変化が小さいのですが、景気のピークで、マンション価格が供給不足等から高騰し、購入から賃貸に需要がシフトすると、賃料の上昇率のトレンドから、大きく乖離してピークを付けると考えられます。


上のグラフで、2007年2月と2011年11月に表れたピークが、そのピークと考えられます。

2013/10 米・M2 前月比 +1.2% △


FRBが発表した2013年10月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比1.2%増となりました。
前年同月比では、6.8%の増加です。


上の最初のグラフは、最近10年間の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の推移です。
二番目のグラフは、その前年同月比の推移です。
以下のリンクから開けます。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2013年10月 10952.3(+6.8%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release

2013年11月28日木曜日

関西空港航空貨物取扱量の推移 1995年8月~

上のグラフは、関西空港開港以来の航空貨物取扱量の推移です。
ノイズを減らすために、12ヶ月移動平均をプロットしています。




◆◆◆


グラフからは、景気循環の先行指標としての動きは見られません。
また、長期的に、下落傾向が続いているようです。

2013/11/21 FRB バランスシート +1.9% 前月比 ▼

2013年11月21日付けのFRBのバランスシートは、前月比1.9%増えて、3兆9428億ドルとなりました。
14ヶ月連続の増加です。


前年同月比では、36.0%の増加です。


上のチャートは、2007年12月から2013年11月13日までのFRBの資産残高の推移とその内訳です。


【資産の内訳】
国債等 2,143,543 <54.4%> ”+42,384”
政府機関債 58,473 <1.5%> ”-762”
モーゲージ債 1,432,865 <36.3%> ”+39,574”


総資産 3,942,816 (+36.0%) ”+74,383”


米国名目GDP(2013年3Q) 16.857
FRB総資産/GDP比 23.4%


国債等:U.S. Treasury
政府機関債:Federal agency debt securities
モーゲージ債:Mortgage-backed securities
通貨スワップ:Central bank liquidity swaps
総資産:Total factors supplying reserve funds


単位:百万ドル
<>:構成比
():前年同期比
"":前月比
FRB
Atlanta FRB Financial Highlights
GDP


◆◆◆


12月にも、FRBの資産が4兆ドルを突破する見込みです。

2013/11/3週 米・失業保険申請 31.6万件 ▼

米・労働省から2013年11月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.0万件減って、31.6万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から7,500件減って、33万1750件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decline to 316,000


◆◆◆


米国の雇用環境の改善で、失業保険申請件数の30万件割れが視野に入ってきました。

2013年11月27日水曜日

2013/3Q 民間住宅投資のGDP占有率(速報値) 2.8% △

内閣府が発表した日本の2013年3QのGDP(速報値)によると、民間住宅投資の実質GDPに占める割合は、2.8%となりました。
前期から0.1ポイントの増加です。




上のグラフは、1994年1Qからの民間住宅投資の実質GDP(季節調整済み)に対する占有率の推移です。


◆◆◆


上のグラフのように、民間住宅投資のGDP占有率が1ポイント程度下がった場合は、景気後退の先行指標と考えられます。

2013/10 米・政府債務残高 17.15兆ドル 


米・財務省から2013年10月末時点の米連邦政府債務残高が発表され、前月比2.5%増の17.15兆ドルとなりました。


前年同月比では、5.5%の増加となりました。


上の最初のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高の推移です。
GFDEBTN


上の二番目のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高のGDPに対する比率の推移です。
GFDEGDQ188S



【内訳】
国内市場性債務:116.71
海外市場性債務:0.023
国内非市場性債務:0.515
海外非市場性債務:4.945
合計:17.156(+5.5%)
米国名目GDP(2013年3Q) 16.857
米国債務残高/GDP比 101.7%


単位:兆ドル
括弧内は前年同月比




◆◆◆


米国の議会で、債務上限の引き上げが合意された結果、再び、政府債務が増え始めています。

2013/9 米・住宅価格指数 +1.0% 前月比 △


米S&P社から、米国の2013年9月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比1.0%の上昇となりました。


季節調整済みの対前年比では、13.3%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comment on House Prices and Graphs


米国の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、現在も上昇を続けています。


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。
20都市指数は、16ヶ月連続の前年比プラスです。


住宅価格は対前年比での、頭打ち傾向が見え始めています。



◆◆◆


現在、米国の中古住宅在庫が底を打って、増加に転じています。
ケースシラー指数に反映されるのは、遅れていますが、今後、住宅価格の上昇ペースは鈍化すると考えられます。

2013年11月26日火曜日

2013/9 米国債・海外保有残高 +1.0% 前月比 △


米財務省から、2013年9月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、5兆6529億ドルとなりました。前月比で、1.0%の増加で、6か月ぶりの増加となりました。
前年同月比では、2.7%の増加です。


上の最初のグラフは、1970年からの海外保有分の米国債残高の推移です。
以下のリンクから開けます。
FDHBFIN


上の二番目のグラフは、上位18か国の国別の米国債保有額を表しています。


【米国債海外保有分残高】
合計 5652.9(+3.3%)
M2 10770.4
M2占有率 52.4%


2013/10 リクルート マンション賃料指数 106.5 =>

リクルートが発表した、2013年10月のマンション賃料指数は、首都圏ALLが、前月と変わらず、106.5ポイントとなりました。




上のグラフは、2005年1月からのリクルート住宅価格指数(マンション賃料指数の首都圏ALL)の推移です。


注)
リクルート住宅価格指数は、リクルートが発行する住宅情報メディアにおいて掲載された情報のうち、「取引が成約された」などの経緯から掲載が停止された市場価格情報に基づいて作成されています。

2013/10 農産物価格指数(実質) 209.87 ▼


2013年10月末時点で計算した2013年の農産物価格指数(実質)は、209.87となりました。
前月末より、4.31ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2013年11月25日月曜日

2013/10 金属価格指数(実質) 69.81 ▼


2013年10月末時点で計算した2013年の金属価格指数(実質)は、69.81となりました。
前月の計算値より0.41ポイントの低下です。

上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。

上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。


【金属価格指数(実質)】

・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2013/11/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2013年11月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
18週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も、有りませんでした。
TDB


◆◆◆


二週連続で、中小規模も含めて、倒産がありませんでした

2013/11/3週 黒点数 144=>69 Max:144 Min:51

11月23日朝に鹿児島で撮影したアイソン彗星。
(c) 篠原学


2013年11月第3週の黒点情報・・・黒点数は、60台まで急減。活発な太陽活動は落ち着く。






2013/11/19 09:49 Cクラスのフレアが続いています。1899黒点群は肉眼で見つけられます。
2013/11/20 08:38 太陽の西端でX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。
2013/11/21 13:07 太陽の活動は落ち着きそうです。STEREO衛星でアイソン彗星が見えています。
2013/11/22 13:17 アイソン彗星がSTEREO HI1に見えてきました。太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。
2013/11/23 10:34 太陽の東端でCクラスフレアが起きています。今朝のアイソン彗星の写真をどうぞ。


◆◆◆


先週は大規模フレアが発生しましたが、次第に落ち着いてきました。
黒点数も急減しています。

2013年11月24日日曜日

2013/10 エネルギー価格指数(実質) 368.05 △


2013年10月末時点で計算した2013年のエネルギー価格指数(実質)は、368.05となりました。
前月末時点の計算値から、1.8ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年
IMF current prices...Henry hub price

2013/10 リクルート マンション価格指数 128.8 △

リクルートが発表した、2013年10月のマンション価格指数は、首都圏ALLが、前月改定値から1.1ポイン増の128.8ポイントとなりました。
10か月連続の増加です。


上のグラフは、2005年1月からのリクルート住宅価格指数(マンション価格指数の首都圏ALL)の推移です。
見易さのために、価格指数から70ポイント控除した値をプロットしています。


注)
リクルート住宅価格指数は、リクルートが発行する住宅情報メディアにおいて掲載された情報のうち、「取引が成約された」などの経緯から掲載が停止された市場価格情報に基づいて作成されています。

2013/10 米PPI 全コモディティ指数 -0.5% 前年同月比 ▼


米・労働省が発表した2013年10月の生産者物価指数(PPI)統計によると、全コモディティ指数は、前月から0.7%減となりました。


前年同月比でも、0.5%減となりました。


上の最初のグラフは、PPI全コモディティ指数の最近10年間の推移です。
二番目のグラフは、同指数の前年同月比の推移です。


以下のリンクから開けます。
PPIACO


【PPI全コモディティ指数】
2013/10 202.5 (-0.5%)


括弧内は前年同月比

2013年11月23日土曜日

2013/10 商品価格指数(実質) 710.25 ▼


2013年10月末時点で計算した2013年の商品価格指数(実質)は、710.25となりました。
前月から、4.31ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2013/3Q 米・農地価格 +14.0% 前年同期比 ▼

米シカゴ連銀が発表した、2013年3Qの米・第7地区の農地価格は、僅かな上昇で、前期とほぼ変わりませんでした。
前年同期比では、2Qより3ポイント低下して、14%の上昇でした。


注)米・第7地区は、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ウィスコンシン州の四つの州が含まれます。




上のグラフは、1963年1Qからの米・第7地区の農地価格の前年同期比の推移です。

2013/10 首都圏マンション平米単価 71.1万円 =>

民間の不動産経済研究所から、2013年10月の首都圏マンション平米単価が発表され、前月と変わらず、71.1万円となりました。
前年同月比では、16.7%の増加です。

首都圏マンション平米単価の12ヶ月移動平均は、前月より0.8万円増の68.4万円となりました。
二か月連続で最高値を更新しました。


上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション平米単価の推移です。

トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均を取り、さらに、見易さのために、そこから、50万円を引いた値をプロットしています。

◆◆◆

建築資材や人件費の高騰により、マンションの平米単価も上昇傾向を続けています。

2013年11月22日金曜日

2013/10 米CPI 総合指数(季節調整前) +0.96% 前年同月比 ▼


米労働省が発表した2013年10月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、季節調整前の総合指数の前年同月比は、0.96%増となりました。(前月は、1.18%増)


直近の景気循環の底である2009年6月からの前年同月比の平均は、前月より0.01%低下して、1.80%となりました。




年月 前年同月比 期間平均(景気の底から)
2013年10月 +0.96% +1.80%


上の最初のグラフは、過去10年の季節調整前のCPI総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、過去10年の季節調整前のCPI総合指数の前年同月比の推移です。


◆◆◆


2013年に入って、期間平均は、毎月、僅かずつ減少しています。
インフレではなく、デフレ気味に推移しています

2013/11/2週 米・失業保険申請 32.3万件 ▼

米・労働省から2013年11月第2週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から2.1万件減って、32.3万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から6,750件減って、33万8500件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decline to 323,000

2013/10 米・建築請求指数 51.6 ▼

米国建築家協会(AIA)から、2013年10月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から2.7ポイント減の51.6ポイントとなりました。

強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、過去14ヶ月間のうち、13か月間で上回っています。

上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: "Architecture Billings Index Slows Down" in October

ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。

商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

◆◆◆

米国の商業用不動産は、緩やかな拡大基調を続けているようです。

2013年11月21日木曜日

2013/10 米・中古住宅販売 年率512万戸 ▼



全米リアルター協会(NAR)から、2013年10月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月改定値より3.2%減少し、季節調整済みの年率換算で512万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月よりやや減少して、213万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in October: 5.12 million SAAR, Inventory up 0.9% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.0ヶ月分となり、前月と変わりませんでした。
依然として、過去の平均である6ヶ月を下回っています。


中古住宅在庫の前年同月比は、0.9%増となり、32ヶ月ぶりに前年同月比でプラスに転じました。(9月分は下方修正され、昨年と変わりませんでした。)


◆◆◆


米国の中古住宅在庫は、今年の初めにも底を打ったと考えられます。
この結果、住宅価格の上昇は抑制され、投資目的の資金流入も減少していくと考えられます。

2013/10 米CPI 総合指数(季節調整済み) -0.1% 前月比 ▼

米労働省が2013年10月の米消費者物価指数(CPI)統計を発表し、総合指数(季節調整済み)は、前月比0.1%減となりました。

また、食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比0.1%上昇しました。


上のグラフは、1990年からの各CPI指数の前年比の推移です。
赤色がコアCPI指数、緑色がコアPCE指数、黄色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、青色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。

拡大図は、以下のリンクを開いてグラフをクリックしてください。
Key Measures Shows Low Inflation in October

【各CPI指数の前年比】
CPI-Median : +2.0% =>
Trimmed-mean CPI : +1.7% =>
Core CPI : +1.7% =>
Core PCE : +1.2% =>

◆◆◆

米国の主なインフレ指標は、FRBの目標である2%を下回っています。
米金融当局は、インフレよりもデフレの心配が必要なのかもしれません。

2013/10 米・小売・売上高 +0.4% 前月比 △


米・商務省が発表した、米国の2013年10月の小売・売上高は、季節調整済みで、前月比0.4%増となりました。
前年同月比では、3.9%増加しました。


上の最初のグラフは、1992年からの米国の小売・売上高の推移です。
(青線が全体で、赤線がそこからガソリン販売を除いたものです。)
拡大図は、以下のリンクで開いたグラフをクリックしてください。


上の二番目のグラフは、1993年からのガソリン販売を除いた小売と食料品の売上高の前年同月比の推移です。
10月のガソリン販売を除いた小売売上高は、前年同月比で5.4%増となっています。

2013年11月20日水曜日

2013/3Q 日本の実質GDP(速報値) +1.9% 年率換算 ▼

内閣府が発表した日本の2013年3QのGDP(速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で、前期比0.5%増、年率換算で、1.9%増となりました。




上のグラフは、1994年1Qからの日本の実質GDP(季節調整済み、実額)の推移です。


【四半期GDP】


2013/3Q
名目 483.0(+1.6%)
実質 530.1(+1.9%)


単位:兆円
括弧内は前期比

2013/10 首都圏マンション発売戸数 前年同月比 21.4% ▼

民間の不動産経済研究所が発表した、2013年10月の首都圏マンション発売戸数は、前年同月比21.4%増の3506戸となりました。


首都圏マンション販売戸数の12ヶ月移動平均は、前月比1.1%増の4591戸となりました。
6ヶ月連続の増加です。




グラフは、2005年12月からの首都圏マンション販売戸数の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均をプロットしています。

2013/10 LA港・取扱量 -4.76% 前年同月比 ▼

2013年10月の米・ロサンジェルス港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、68.4万TEUsとなり、前年同月比で、4.76%の減少となりました。
PORT OF LA


また、同月の米・ロングビーチ港のコンテナ取扱量(季節調整前)は、57.6万TEUsとなり、こちらは、前年同月比で、8.7の増加になりました。
PORT OF LONG BEACH


上のグラフは、ロサンジェルス地区(ロサンジェルス港とロングビーチ港)に入出庫するコンテナ数の12ヶ月移動平均の1996年からの推移です。
青い線が入庫数、赤い線が出庫数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、最初のグラフをクリックしてください。
LA area Port Traffic in October


12ヶ月移動平均を見ると、トレンドとしては、入庫量は増加傾向、出庫量はやや減少傾向にあります。
これにより、米国の貿易赤字は拡大傾向にあることが推測されます。


この背景には、年末のクリスマス商戦に向けて、小売業者が中国などからの消費財の輸入を拡大していることが考えられます。

2013年11月19日火曜日

2013/11 世界の綿花需給 在庫率 87.3% △

米農務省(USDA)が発表した、2013年11月の世界の綿花需給によると、2013年~2014年綿花年度の期末在庫率は、前月から0.9ポイント上昇して、87.3%となりました。


(Table 9:World Cotton Production, Yield, Supply, and Utilization )


【2013年~2014年 綿花年度】


●供給
生産・・・117.21
輸入・・・38.95


●需要
消費・・・109.62
輸出・・・38.95


期末在庫・・・95.71


期末在庫率・・・87.3%


単位:百万俵(1俵=480ポンド)


2013/10 首都圏マンション契約率 79.6% ▼


民間の不動産経済研究所から、2013年10月の首都圏マンション契約率が発表され、前月比3.9ポイント減の79.6%となりました。
好不調の分かれ目とされる70%は、9カ月連続で上回りました。


首都圏マンション契約率の12ヶ月移動平均は、前月より0.58ポイント増の78.60ポイントとなりました。
こちらは、6ヶ月連続の増加です。




上の最初のグラフは、1994年12月からの首都圏マンション契約率の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの首都圏マンション契約率の推移です。


どちらのグラフも、トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均をプロットし、さらに、見易さのために、50ポイント引いた値をプロットしています。

2013年11月18日月曜日

2013/3Q 新規住宅資金貸付額 前年同期比 -0.5% ▼


日本銀行が発表した2013年3Qの預金・貸出関連統計によると、日本の国内銀行による新規・個人向け住宅資金貸付金額は、3兆7164億円となりました。


前年同期比では、0.5%の減少となりました。8四半期ぶりの減少です。


4四半期移動平均では、前回時点より0.1%減の3兆7054億円となり、こちらも、8四半期ぶりの減少となりました。


注)
日本の国内銀行による新規・住宅資金貸付金額は、日本銀行の統計データから、以下の条件で抽出しました。
データコード:DL'DLHLLKG71_DLHL2DSFL
系列名称:住宅資金/新規貸出/個人向け貸出金/銀行勘定、信託勘定、海外店勘定の合計/国内銀行




【国内銀行による新規・個人向け住宅資金貸付金額】
期 貸付金額
2013年3Q 3.7164 (-0.5%)


単位:兆円
括弧内は前年同期比


上の最初のグラフは、国内銀行による新規・個人向け住宅貸付金額の4四半期移動平均の、1974年4Qから直近までの推移です。


上の二番目のグラフは、2000年1Qから直近までの推移です。
注)見やすさのために、貸付額から3兆円を引いた値をプロットしています。

2013/11/2週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2013年11月第2週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
17週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も、有りませんでした。
TDB


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倒産の少ない、非常に静穏な経済状況が続いています。

2013/11/2週 黒点数 104=>282 Max:282 Min:104

2013年11月第2週の黒点情報・・・黒点数は、280台まで急増。非常に活発な活動が継続中。






2013/11/12 13:17 東端から1897黒点群が現れています。高速の太陽風は終わりそうです。
2013/11/13 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さで磁気圏は静穏です。
2013/11/14 12:39 Cクラスのフレアが多く発生しています。太陽風は低速です。
2013/11/15 13:10 Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。
2013/11/16 11:56 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。


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黒点数が急増しています。
可視光画像を見ると、近年稀にみる巨大な黒点群が中央に存在しています。
この大きさになると肉眼でも観測可能です。


先週のような、中規模から大規模のフレアは、観測されませんでしたが、小規模のフレアが継続して発生しており、活発な太陽活動が続いています。


科学的な因果関係は不明ですが、地球の地殻変動に影響を与えている可能性もあります。


2013年11月17日日曜日

2013/10 街角景気 現状DI 51.8 ▼

内閣府が2013月10月の景気ウォッチャー調査(街角景気)を発表し、全体の現状判断DIが、前月よりも1.0ポイント低下して、51.8ポイントとなりました。
2ヶ月ぶりの低下です。
良いと悪いの分かれ目である50ポイントは、9ヶ月連続で上回りました。


また、住宅関連の現状判断DIは、前月よりも7.6ポイント低下して、54.0ポイントとなりました。
2ヶ月ぶりの低下です。


良いと悪いの分かれ目である50ポイントは、11ヶ月連続で上回りました。


12ヶ月移動平均は、全体の現状判断DIは、前月よりも1.06ポイント上昇して、51.59ポイントとなりました。
住宅関連の現状判断DIは、前月よりも0.73ポイント上昇して、57.40ポイントとなりました。
住宅関連の12ヶ月移動平均は、早ければ、11月にもピークアウトする可能性があります。




上のグラフは、2001年9月からの全体の現状判断DI(深緑色)と住宅関連の現状判断DI(赤色)の12ヶ月移動平均の推移です。


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上のグラフを見て分かるように、2001年9月から2012年7月ぐらいまでは、全体の現状判断DIと住宅関連の現状判断DIの動きに、大きな差異は、見られませんでした。


ところが、2012年8月に、野田内閣にて消費税増税法案が成立すると、全体の現状判断DI(灰色)は、下降線を辿る一方で、住宅関連の現状判断DI(赤色)は、景気後退期間中にも関わらず、上昇を始め、景気後退が終了すると、さらに、急角度で上昇し、全体の現状判断DIとの差は大きく開くこととなりました。


現在、消費税増税による住宅の駆け込み需要は、ピークを過ぎており、今後は、両者の差が縮小していくことが予想されます。

2013/11 世界の大豆需給 在庫率 26.0% ▼

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2013月11月報告)によると、期末在庫率が、9月報告より0.6%減の26.0%となりました。




供給量:283.54(+5.8%)
消費量:270.00(+4.5%)
需給バランス:△13.54
在庫量:70.23(+16.8%)
在庫率:26.0%(+2.8ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国で収穫面積が減少するものの単収の上昇により前年度と比べて増加、ブラジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチンで単収の上昇と史上最高の作付面積により増加となること等から、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量もアルゼンチン、中国等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻したものの、3月中旬から南米の収穫の進展や3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で低温多雨型の天候による2013/14年度の作付け遅れや、旧穀の需給の引き締まりから16ドル/bu台前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、13ドル/bu台後半に下落。8月以降、米国産の降雨不足による作柄への影響が懸念され14ドル/bu後半まで値を上げたものの、9月中旬以降は、降雨による作柄の回復や収穫の進展から値を下げ、現在は13ドル/bu前後で推移。

2013/9 日本の経常収支 +8,748億円 △

財務省から2013年9月の日本の経常収支が発表され、8,748億円の黒字となりました。
8ヶ月連続の経常黒字です。


【経常収支】
2013年8月 +8,748

単位:億円

上のグラフは、1996年からの日本の経常収支等の推移です。

経常収支・・・赤色・折れ線グラフ
貿易収支・・・クリーム色・棒グラフ
所得収支・・・紫色・棒グラフ
サービス収支・・・水色・棒グラフ
経常移転収支・・・茶色・棒グラフ