2014年7月31日木曜日

2014/7/25 米・非金融レバレッジ量リスク指数 -1.03 △


米シカゴ連銀より、2014年7月25日付の非金融レバレッジ量指数(NFCI)が発表され、同リスク指数は、前月(2014年6月20日付)から0.01ポイント上昇して、-1.03ポイントとなりました。


上の最初のチャートは、1973年1月5日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。


上の二番目のチャートは、2004年1月2日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。




非金融レバレッジ量指数は、プラス方向が金融に対して、引き締め圧力がかかっている状態で、マイナス方向は、金融が緩和的になっている状態を示しています。


現時点の非金融レバレッジ量指数は、過去の平均を大きく下回っており、金融システムに対するストレスは小さく、安定していると言えます。


注)
シカゴ連銀の非金融レバレッジ量は、金融システムへのストレスを測定するために用いられ、金融危機の先行指標として有効であると言われています。

2014年7月30日水曜日

2014/6 エネルギー価格指数(実質) 381.55 △


2014年6月末時点で計算した2014年のエネルギー価格指数(実質)は、381.55となりました。
前月の値から、2.19ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
1901年~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年~2014年
IMF Primary Commodity Prices

2014/7/28 米国債イールドカーブ 2.58 ▼

2014年7月28日時点における米国債イールドカーブの90日移動平均は、2.58ポイントとなりました。
前回の測定時点(2014年6月26日)から、0.04ポイントの低下となりました。


注)
米国債イールドカーブ = 10年米国債利回り - 3ヶ月米国債利回り




上のチャートは、2004年1月2日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。


◆◆◆


米国債イールドカーブは、米国の景気後退の最も重要な先行指標の一つです。

2014/5 米・住宅価格指数 -0.3% 前月比 ▼


米S&P社から、2014年5月の米国の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.3%の低下となりました。


季節調整済みの対前年比では、9.4%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 9.3% year-over-year in May


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。


◆◆◆


米国の住宅価格は、対前年比で明らかにピークアウトしました。

2014年7月29日火曜日

2014/5 東証住宅価格指数(首都圏) 81.13 △



東京証券取引所が発表した、2014年5月の東証住宅価格指数は、首都圏総合指数が、前月比0.56ポイント増の81.13ポイントとなりました。
4ヶ月連続の増加です。


首都圏総合指数の前年同月比では、5.04%増となり、12か月連続の増加となりました。




上の最初のグラフは、1993年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の三番目のグラフは、1994年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の前年同月比の推移です。


注)
東証住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。


◆◆◆


首都圏の住宅価格の上昇が鮮明になってきました。

2014/6 農産物価格指数(実質) 225.73 ▼


2014年6月末時点で計算した2014年の農産物価格指数(実質)は、225.73となりました。
前月の値から0.42ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2014/6 米・マネタリーベース 前月比 +1.0% △


FRBが発表した2014年6月の米国のマネタリーベースは、前月比1.0%の増加となりました。
2ヶ月ぶりの増加です。
また、前年同月比では、23.2%の増加となりました。


上の最初のグラフは、2014年1月からの米国のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。




注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。


◆◆◆


二番目のグラフを見ると、QE3が収束に向かっていることが分かります。

2014年7月28日月曜日

2014/7 世界の綿花需給 在庫率 94.1% △

米農務省(USDA)が発表した、2014年7月の世界の綿花需給報告によると、2014/15年度の期末在庫率は、94.1%となりました。
前月より2.6ポイントの上昇です。


上のグラフは、1982/83年度からの世界の綿花需給における期末在庫率の推移です。


2014/7/4週 日本の倒産 大型 0 中小規模 0

2014年7月第4週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
7週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産も有りませんでした。
TDB

2014/7/4週 黒点数 16=>110 Max:110 Min:16

2014年7月第4週の黒点情報・・・黒点数は、110台まで急回復。






2014/ 7/22 13:12 太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速ですが、オーロラの弱い活動が発生しています。
2014/ 7/23 11:40 太陽の黒点は4カ所に増えています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2014/ 7/24 12:53 9日ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2014/ 7/25 12:06 太陽は穏やかです。太陽風も低速で、磁気圏も概ね穏やかです。
2014/ 7/26 09:00 太陽は穏やかで、太陽風も低速風が続いています。
2014/ 7/27 13:22 太陽では小さい活動が増えてきました。太陽風は低速ですが、磁気圏では弱い活動も起きています。

2014年7月27日日曜日

米国の人口ピラミッド 1965年~1980年




国連の公開データから、米国の1965年、1970年、1975年、1980年における人口ピラミッドを作りました。




男性・・・WPP2012_POP_F07_2_POPULATION_BY_AGE_MALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE


◆◆◆


日本の人口ピラミッドと比較すると、以下の点に気付きました。


1.米国のベビーブームは、既に、1965年には、ピークアウトしていた。これは、日本よりも約10年遅れているが、1953年の朝鮮戦争の終結(停戦)と関連があるものと考えられる。


2.1980年の米国の80歳以上の男女比は、女性が男性の2倍強となっている。同じ年の日本の80歳以上の男女比が、1.75倍であることを見ても、米国の男性高齢者の相対的な短命が際立っている。

2014/7 世界の大豆需給 在庫率 30.1% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2014月7月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率が、30.1%となりました。
前月より0.6ポイントの上昇です。

米国農務省穀物等需給報告
AgManager・・・1975年~2000年
USDA:Oilseeds:World Markets and Trade Current Report・・・2001年~

上のグラフは、1975年からの世界の大豆需給における期末在庫率の推移です。

【2014/15年度】
供給量:304.79(+7.4%)
消費量:283.31(+4.9%)
需給バランス:△21.48
在庫量:85.31(+26.9%)
在庫率:30.1%(+5.2ポイント)

単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【需給】
生産量は、米国、ブラジルで収穫面積の増加と単収の上昇により共に史上最高となること等から、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量も中国、アルゼンチン等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

【価格】
2014年2月以降、米国の堅調な輸出需要に伴う需給の引き締まりやブラジルの高温・乾燥による作柄懸念から値を上げたものの、5月中旬以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げ、現在は13ドル/bu後半で推移。

2014/6 米・M2 前月比 +0.4% ▼

FRBが発表した2014年6月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.4%増となりました。
前年同月比では、6.7%の増加です。


上のグラフは、2004年1月からの、米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の前年同月比の推移です。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2014年6月 11351.4(+6.7%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release

2014年7月26日土曜日

2014/6 商品価格指数(実質) 738.31 △


2014年6月末時点で計算した2014年の商品価格指数(実質)は、738.31となりました。
前月末時点から、0.81ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014/7 世界のコメ需給 在庫率 22.5% ▼

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2014年7月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、22.5%となりました。
前月より、0.5ポイントの低下です。




上のグラフは、1973年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:479.43(+0.4%)
消費量:482.40(+1.4%)
需給バランス:▲2.97
期末在庫量:108.55(-2.7%)
期末在庫率:22.5%(-0.9ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、中国、インド等で増加することから、世界全体で史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量も中国、インド等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出向け供給量の引き締まりから価格は堅調に推移したものの、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移し、8月中旬以降にも政府在庫の放出により400ドル/トン半ばまで低下した。


2014年3月以降、タイにおける再度の政府在庫放出により値を下げ、現在は400ドル/トン前半で推移。

2014/7/23 FRB バランスシート +1.0% 前月比 △

2014年7月23日付けのFRBのバランスシートは、前月比1.0%増えて、4兆4107億ドルとなりました。
22ヶ月連続の増加です。


前年同期比では、23.4%の増加です。




上のグラフは、2002年12月18日の週からの、FRBの資産構成の推移です。

2014年7月25日金曜日

2014/6 米・住宅販売レシオ 12.4 △

2014年6月の米国の住宅販売レシオは、12.4となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:504万戸
新築住宅販売(年率)B:40.6万戸
住宅販売レシオ(=A/B):12.4


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on the New Home Sales report


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍強のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルで、過剰な中古住宅在庫が発生し、中古住宅と比べて、新築住宅の競争力が相対的に低下した結果です。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2014/6 米・新築住宅販売 年率40.6万戸 ▼



米・商務省が発表した2014年6月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比8.1%減の年率40.6万戸となりました。
3ヶ月ぶりの減少です。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales decrease to 406,000 Annual Rate in June

2014/7/3週 米・失業保険申請 28.4万件 ▼

米・労働省から2014年7月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.9万件減って、28.4万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から7250件減って、30万2000件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decrease to 284,000, 4-Week Average Lowest since May 2007


◆◆◆


失業保険申請件数の4週移動平均が、2007年5月以来の水準まで減少しました。

2014年7月24日木曜日

2014/7 世界のコーン需給 在庫率 19.5% △

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2014年7月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.5%となりました。
前月より0.6ポイントの上昇です。




上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。


生産量:980.96(-0.4%)
消費量:966.33(+1.8%)
需給バランス:△14.63
期末在庫量:188.05(+8.4%)
期末在庫率:19.5%(+1.2ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、中国、アルゼンチン等で増加するものの、ウクライナで通貨安による資材コストの上昇から単収低下が見込まれ減少、ブラジル等でも減少することから、世界全体では前年度をわずかに下回る見込み。また、消費量は、中国、旧ソ連諸国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。


2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から5ドル/bu前後に上昇した。


5月以降、米国の好天による作付けの進展から、現在は4ドル/bu台半ばまで下落。

2014/6 米CPI 総合指数(季節調整前) +2.07% 前年同月比 ▼


米労働省が発表した2014年6月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、季節調整前の総合指数の前年同月比は、前月より0.05ポイント減の2.07%増となりました。


直近の景気循環の底である2009年6月からの前年同月比の平均は、前月比0.01ポイント増の、1.78%となりました。




上の最初のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を170に設定しています。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の前年同月比の推移です。

2014/6 米・建築請求指数 53.5 △

米国建築家協会(AIA)から、2014年6月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から0.9ポイント増の53.5ポイントとなりました。


強気と弱気の分かれ目である50ポイントを、2ヶ月連続で上回りました。


上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: Architecture Billings Index increased in June


ABI指数(建築請求指数)は、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。


商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。


◆◆◆


米国の商業用不動産は回復基調になってきました。

2014年7月23日水曜日

2014/7 世界の小麦需給 在庫率 27.1% △

米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2014年7月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、27.1%となりました。
前月から0.1ポイントの上昇です。




上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。


供給量:705.17(-1.3%)
消費量:699.92(-0.8%)
需給バランス:△5.25
期末在庫量:189.54(+2.8%)
期末在庫率:27.1%(+1.0ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比


【需給】
生産量は、EU で春以降の降雨により単収上昇が見込まれ増加、インド、中国等でも増加するものの、米国で乾燥及び4月の低温の影響等により減少、カナダ、ウクライナ等でも減少することから、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量もEU 等で増加するものの、世界全体では史上最高を記録した前年度をわずかに下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
カナダの史上最高の生産量見込み、豪州の生産量の上方修正等による世界的に豊富な供給量見込みや米国産の低調な輸出需要等から2014年1月には5ドル/bu台に値を下げた。


2014年2月以降、米国大平原南部の寒波による凍害や乾燥型の天候による冬小麦の作柄悪化懸念、ウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念から7ドル/bu台前半まで値を上げたものの、5月以降、世界在庫が潤沢であること、更に6月中旬以降は、割高な米国産の輸出需要が弱含みであること及び米国産冬小麦の順調な収穫進展等から値を下げ、現在は5ドル/bu台半ばまで下落。

2014/6 米CPI 総合指数(季節調整済み) +0.3% 前月比 ▼

米・労働省が2014年6月の米消費者物価指数(CPI)統計を発表し、総合指数(季節調整済み)は、前月比0.3%増となりました。


また、食品とエネルギーを除くコア指数も、前月比0.1%上昇しました。




上のグラフは、1990年からの各CPI指数の前年比の推移です。
赤色がコアCPI指数、緑色がコアPCE指数、黄色がクリーブランド連銀が算出しているCPI-Median(中間値)、青色が同じくクリーブランド連銀のTrimmed-Mean CPI (刈り込み平均 CPI) です。


拡大図は、以下のリンクを開いてグラフをクリックしてください。
Key Measures Show Inflation mostly at or below Fed's Target in June


【各CPI指数の前年比】
CPI-Median : +2.3% =>
Trimmed-mean CPI : +1.9% =>
Core CPI : +1.9% ▼
Core PCE : +1.5% △


◆◆◆


前年比では、米国の主なインフレ指標は、概ね、FRBの目標である2%の範囲内にあります。

2014/6 米・中古住宅販売 年率504万戸 △



全米リアルター協会(NAR)から、2014年6月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月より2.6%増加し、季節調整済みの年率換算で504万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月比2.2%増加して、230万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in June: 5.04 million SAAR, Inventory up 6.5% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.5ヶ月分となり、前月と変わりません。過去の平均である6ヶ月よりやや低い水準です。


中古住宅在庫の前年同月比は、6.5%増となり、8ヶ月連続で増加しています。

2014年7月22日火曜日

コーヒー(アラビカ種) 過去55年間の月次価格の推移

上のグラフは、1960年1月からの約55年間のコーヒー(アラビカ種)の月次価格推移です。


値決め:ICO(国際コーヒー協会)の日次価格・・・ニューヨークとブレーメン・ハンブルグの港外市場価格の平均
価格単位:1キログラム当たりの米ドル
情報源:International Coffee Organization; Thomson Reuters Datastream; Complete Coffee Coverage; World Bank.


2014/5 米国債・海外保有残高 +0.3% 前月比 △

米財務省から、2014年5月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、5兆9760億ドルとなりました。前月比で、0.3%の増加でした。
前年同月比では、5.6%の増加です。


順位の変動は、8位の台湾が9位に、9位のスイスが8位に入れ替わりました。


上のグラフは、上位10か国の国別の米国債保有額を表しています。
紺色が直近、赤色が前月、緑色が前年同月の値を示しています。


2014年7月21日月曜日

2014/6 首都圏マンション平米単価 68.3万円 ▼

民間の不動産経済研究所から、2014年6月の首都圏マンション平米単価が発表され、前月比3.9万円減って、1平米当たり68.3万円となりました。
前年同月比では、0.4%の減少です。


首都圏マンション平米単価の12ヶ月移動平均は、前月と変わらず1平米当たり70.6万円となりました。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション平米単価の12カ月移動平均の推移です。


見易さのために、縦軸の初期値を50万円に設定しています。

2014/7/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 3

2014年7月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
6週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、3件でした。
TDB


中小規模の倒産で、最も負債額が大きかったのは、「株式会社神戸ワイン」の35億円でした。

2014/7/3週 黒点数 70=>41 Max:70 Min:0

2014年7月第3週の黒点情報・・・黒点数は、40台まで半減。






2014/ 7/15 12:38 太陽風磁場が強まりましたが、磁気圏は穏やかでした。
2014/ 7/16 11:40 太陽の黒点が1つだけと少なくなっています。太陽風はやや高速です。
2014/ 7/17 12:58 太陽は無黒点になっています。太陽風、磁気圏も穏やかです。
2014/ 7/18 09:37 太陽に小さい黒点が現れ、無黒点の状態は終わっています。
2014/ 7/19 10:40 太陽の黒点は3ヶ所に増えています。太陽風は低速です。
2014/ 7/20 11:01 太陽風は280km/秒の低速風になっています。磁気圏も穏やかです。


◆◆◆


7月16日の一日だけですが、久しぶりに無黒点になりました。

2014年7月20日日曜日

米国の人口ピラミッド 1950年~1960年



国連の公開データから、米国の1950年、1955年、1960年の人口ピラミッドを作りました。




男性・・・WPP2012_POP_F07_2_POPULATION_BY_AGE_MALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE


◆◆◆


米国の人口ピラミッドを、日本の同時期の人口ピラミッドと比べると以下の点に気が付きます。




1.米国の1950年において、男女ともに10代の人口が他の世代に比べて少ない。これは、1929年に始まった世界恐慌による生活困窮で、子供を持つ経済的余裕が乏しかったと考えられます。日本に同様の傾向が見られなかったのは、米国ほど世界恐慌の負の影響が大きくなかったと考えられます。


2.日本の1950年において、男性の25歳から34歳の人口が他の世代に比べて、少ない。これは、第二次世界大戦の戦死者の多さが、人口ピラミッドにも現れたものと考えられます。一方、米国の同時期の人口ピラミッドのこのような傾向が見られないのは、米国の第二次世界大戦の戦死者が、全体的には、さほど多くなかったことが、考えられます。


3.戦後のベビーブームは、日本では、既に、1955年にピークアウトの兆候が見られますが、米国は、1960年に入っても、人口の増加が続いています。これは、日本では、1945年の太平洋戦争の終戦が、実質的にも戦闘の終結だったのに対して、米国は、その8年後の1953年の朝鮮戦争の停戦が、実質的な終戦だったためと考えられます。

カカオ豆 過去55年間の月次価格の推移

上のグラフは、1960年1月からの約55年間のカカオ豆の月次価格推移です。


値決め:ICO(国際ココア協会)の日次価格・・・ニューヨークとロンドンの取引所における直近、3ヶ月の先物価格の平均
価格単位:1キログラム当たりの米ドル
原典:International Cocoa Organization Secretariat; World Bank.


2014/6 首都圏マンション発売戸数 前年同月比 -28.3% ▼

民間の不動産経済研究所が発表した、2014年6月の首都圏マンション発売戸数は、前年同月比28.3%減の3,503戸となりました。


首都圏マンション発売戸数の12ヶ月移動平均は、前月比2.6%減の4,297戸となりました。
5ヶ月連続の減少です。




上のグラフは、2005年12月からの首都圏マンション発売戸数の推移です。
トレンドを分かりやすくするために、12カ月移動平均をプロットしています。

2014年7月19日土曜日

2014/6 JR貨物 化学薬品輸送量 +4.4% 前年同月比 ▼

JR貨物が発表した、2014年6月の化学薬品のコンテナ輸送量は、前年同月比4.4%増の11.9万トンとなりました。


化学薬品のコンテナ輸送量の12ヶ月移動平均は、前月比420トン増の12.49万トンとなり、9ヶ月連続の増加となりました。




上のグラフは、2004年7月からのJR貨物の化学薬品のコンテナ輸送量の推移です。
トレンドを明らかにするために、12ヶ月移動平均をプロットしています。
また、見易さのために、縦軸の初期値を10万トンに設定してあります。

2014/6 首都圏マンション契約率 76.6% ▼


民間の不動産経済研究所から、2014年6月の首都圏マンション契約率が発表され、前月から2.3ポイント減の、76.6%となりました。
2ヶ月ぶりの減少です。
また、好不調の分かれ目とされる70%を、17カ月連続で上回りました。


首都圏マンション契約率の12ヶ月移動平均も、前月より0.42ポイント減の79.26ポイントとなりました。こちらも、2ヶ月ぶりの減少です。




上の最初のグラフは、1994年12月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの首都圏マンション契約率(12ヶ月移動平均)の推移です。


どちらのグラフも、見易さのために、縦軸の初期値を50%に設定しています。


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消費税増税の影響で、マンション販売は減っていますが、供給も減っているので、契約率は微減に留まっています。