米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2015年8月報告)によると、2015/16年度の期末在庫率は、31.0となりました。
前月から0.2ポイントの上昇です。
前月から0.2ポイントの上昇です。
上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(29%)です。
供給量:726.55(+0.2%)
消費量:714.74(+1.0%)
需給バランス:△11.81
期末在庫量:221.47(+5.6%)
期末在庫率:31.0%(+1.4ポイント)
消費量:714.74(+1.0%)
需給バランス:△11.81
期末在庫量:221.47(+5.6%)
期末在庫率:31.0%(+1.4ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比
【需給】
生産量は、カナダでプレーリー西部の乾燥により減少、EU、インド等でも減少するものの、中国、米国等で増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量は、カナダ等で減少するものの、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、ロシアの生産量は、春小麦の作柄が引き続き良好であること、冬小麦は昨秋の乾燥の影響が予測より小さかったことから、前月より上方修正。
生産量は、カナダでプレーリー西部の乾燥により減少、EU、インド等でも減少するものの、中国、米国等で増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量は、カナダ等で減少するものの、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、ロシアの生産量は、春小麦の作柄が引き続き良好であること、冬小麦は昨秋の乾燥の影響が予測より小さかったことから、前月より上方修正。
【価格】
2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪による土壌水分量の上昇、4月以降の米国春小麦の作付進展等から4ドル/bu台後半まで値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の多雨による作柄悪化懸念・収穫遅延等から6ドル/bu近くまで値を上げた。7月以降、世界全体の供給量が潤沢なこと、米国での収穫進展等から値を下げ、現在は5ドル/bu前後で推移。
2015年1月以降、世界的に潤沢な在庫・供給量が改めて確認される中、米ドル高の進展による米国産の割高感、米国大平原での降雨・降雪による土壌水分量の上昇、4月以降の米国春小麦の作付進展等から4ドル/bu台後半まで値を下げたものの、5月以降、米国冬小麦の多雨による作柄悪化懸念・収穫遅延等から6ドル/bu近くまで値を上げた。7月以降、世界全体の供給量が潤沢なこと、米国での収穫進展等から値を下げ、現在は5ドル/bu前後で推移。
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