米・農務省が発表した世界のコメ需給報告(2015年9月報告)によると、2015/16年度の期末在庫率は、18.5%となりました。
前月比0.1ポイントの低下です。
上のグラフは、1973年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(25.6%)です。
供給量:475.76(-0.6%)
消費量:487.42(+0.7%)
需給バランス:▲11.66
期末在庫量:90.16(-11.5%)
期末在庫率:18.5%(-2.5ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
【需給】
生産量は、米国で収穫面積の減少及び単収の低下、タイで乾燥による作付面積の減少、ミャンマーで 7 月下旬から 8 月中旬にかけての広範な洪水により減少することから、世界全体では前年度より減少する見込み。また、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下し、2006/07 年度以来の低い水準。
【価格】
2015年1月以降、引き続きタイの政府在庫放出から値を下げ、現在は370ドル/トン後半で推移。
【データ源泉】
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