米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2013年9月報告)によると、期末在庫率が、前月報告より0.3%減の26.6%となりました。
供給量:281.66(+5.3%)
消費量:268.89(+4.3%)
需給バランス:△12.77
在庫量:71.54(+16.2%)
在庫率:26.6%(+2.7ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
【前月からの変更点】
なし
【需給】
生産量は、米国で高温・乾燥により収穫が減少した前年度と比べて増加。ブラジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチンで高単収と史上最高の作付面積により増加となること等から、世界全体で前年度を上回る見込み。また、消費量もアルゼンチン、中国等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
【価格】
2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻したものの、3月中旬から南米の収穫の進展や3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で低温多雨型の天候による2013/14年度の作付け遅れや、旧穀の需給の引き締まりから16ドル/bu台前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、13ドル/bu台後半に下落。8月以降、米国産の降雨不足による作柄への影響が懸念され、14ドル/bu台前半で推移。