2013年12月の日本の※長短金利スプレッドは、前月から0.01ポイント低下して、0.63%となりました。
長短金利スプレッド = 長期金利 - 政策金利
長期金利:月末時点の10年物国債利回り
政策金利:無担保コール翌日物の月平均利回り
政策金利:無担保コール翌日物の月平均利回り
上のグラフは、1987年6月からのスプレッドの推移です。
上のグラフで、特徴的なのは、1990年1月から1992年7月まで長短金利スプレッドがマイナス圏にあることです。
これは、バブルの鎮静化を目的に日銀が政策金利を大胆に引き上げたためで、銀行から見ると、調達金利(=政策金利)が、運用金利(=長期金利)を上回る逆ザヤになっています。
そのため、銀行は、貸し出しを抑制せざるを得ず、その結果、不動産バブルが崩壊し、その後の長期の不況につながったと考えられます。
これは、バブルの鎮静化を目的に日銀が政策金利を大胆に引き上げたためで、銀行から見ると、調達金利(=政策金利)が、運用金利(=長期金利)を上回る逆ザヤになっています。
そのため、銀行は、貸し出しを抑制せざるを得ず、その結果、不動産バブルが崩壊し、その後の長期の不況につながったと考えられます。
当時の株価を見てみると、スプレッドがマイナスを付けた1990年1月の一か月前(1989年12月)に、日経平均は月次終値で、過去最高値の3万8915円を付けており、スプレッドのマイナスへの転換がバブルのピークを知らせる重要な指標となっていたことが分かります。
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