2013/12 米・雇用統計 失業率 6.7% ▼ 雇用者数 +7.4万人 ▼

米・労働省から２０１３年１２月の雇用統計が発表され、非農業部門の雇用者数は、前月比７．４万人増、失業率は前月から０．３ポイント低下し、６．７％となりました。

12月米雇用者数は3年ぶり低い伸び、寒波で一時鈍化との見方

上の最初のグラフは、１９６０年からの失業率の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
December Employment Report: 74,000 Jobs, 6.7% Unemployment Rate

上の二番目のグラフは、米国の過去の景気後退で、雇用者数が減少を始めた月を起点にして、何ヶ月目に何％の雇用が失われているかを表したグラフです。

今回の景気後退では、雇用者数の減少開始から、２０１３年１２月時点で、７２ヶ月目に入っており、約０．９％の雇用が失われたままになっています。

注）米国は人口が増えているので、もし、景気後退前の水準に雇用者数が回復したとしても、その時点では、失業率は、悪化していることになります。

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１２月の雇用統計は、主に米国の寒波の影響で、弱気の内容となりました。

個別の項目を見ると、以下のとおりです。

１．１１月の雇用者数が上方修正された。（良い点）
２．労働力率が低下している中で、失業率が低下した。（中立）
３．非農業部門の雇用者数の増加数が、１０万人を下回った。（悪い点）
４．平均週間就業時間は、前月から減少した。（悪い点）
５．平均時給は、前月から増加した。（良い点）
６．経済的理由によるパートタイム雇用者数は、変わらなかった。（中立）
７．地方政府部門の雇用者数は増加した。（良い点）