2014年8月31日日曜日

中国の人口ピラミッド 1980年~1995年




国連の公開データから、中国の1980年、1985年、1990年、1995年の人口ピラミッドを作りました。




男性・・・WPP2012_POP_F07_2_POPULATION_BY_AGE_MALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE


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1979年に始まった中国の一人っ子政策の影響で、1980年における0歳~4歳のクラスは、一つ上の世代と比べて、大きく人口を減らしています。


しかし、僅か5年後の1985年には、0歳~4歳のクラスが再び人口増加に転じています。これは、戦後(中国の場合、朝鮮戦争・中印戦争の終了後)のベビーブームに生まれた世代が結婚・出産適齢期に入り、そのジュニア世代が誕生し始めたからだと考えられます。


1990年には、さらに、ジュニア世代の誕生が増えて、0歳~4歳が全世代で最大の人口クラスとなりました。


1995年の人口ピラミッドを見ると、既に、ジュニア世代の誕生がピークアウトしていることが分かります。

2014/7 新設住宅着工戸数 前年同月比 -13.7% ▼

国土交通省が発表した2014年7月の新設住宅着工戸数は、前年同月比13.7%減の7万2880戸となりました。


新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均は、7万9994戸となり、前月比0.98%減となりました。
5か月連続の減少です。




上のグラフは、2003年7月からの新設住宅着工戸数の12ヶ月移動平均の推移です。

2014/8/22 米・非金融レバレッジ量リスク指数 -0.96 △


米シカゴ連銀より、2014年8月22日付の非金融レバレッジ量指数(NFCI)が発表され、同リスク指数は、前月(2014年7月25日付)から0.07ポイント上昇して、-0.96ポイントとなりました。


上の最初のチャートは、1973年1月5日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。


上の二番目のチャートは、2004年1月2日からの非金融レバレッジ量リスク指数の推移です。




シカゴ連銀の非金融レバレッジ量は、金融システムへのストレスを測定するために用いられ、金融危機の先行指標として有効であると言われています。


同指数は、プラス方向が金融に対して、引き締め圧力がかかっている状態で、マイナス方向は、金融が緩和的になっている状態を示しています。


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現時点では、金融システムは、非常に安定しており、金融危機の発生するリスクは低いと言えます。

2014年8月30日土曜日

2014/8 世界の綿花需給 在庫率 93.9% ▼

米農務省(USDA)が発表した、2014年8月の世界の綿花需給報告によると、2014/15年度の期末在庫率は、93.9%となりました。
前月より0.2ポイントの低下です。

上のグラフは、1982/83年度からの世界の綿花需給における期末在庫率の推移です。

Production, Supply and Distribution Online=>cotton=>World Cotton Supply and Distribution =>DownLoad Files (1983年~直近)

2014/8/28 米国債イールドカーブ 2.51 ▼

2014年8月28日時点における米国債イールドカーブの90日移動平均は、2.51ポイントとなりました。
前回の測定時点(2014年7月28日)から、0.07ポイントの低下となりました。

注)
米国債イールドカーブ = 10年米国債利回り - 3ヶ月米国債利回り


上のチャートは、2004年1月2日からの米国債イールドカーブの90日移動平均の推移です。

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米国債イールドカーブは、米国の景気が、やや減速していることを示唆しています。

2014/6 米・個人消費支出(実質) -0.1% 前月比 ▼

米・商務省から、2014年6月の米国の個人消費支出が発表され、インフレ調整後の個人消費支出は、前月比0.1%減となりました。
また、貯蓄率は、5.7%に上昇しました。




【個別指標】


個人所得 +0.2%(前月比)
個人消費支出 -0.1%(前月比)
個人貯蓄率 5.7%
PCE価格指数 +1.6%(前年比)
コアPCE価格指数 +1.5%(前年比)

2014年8月29日金曜日

2014/8 世界の大豆需給 在庫率 30.2% △

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2014月8月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率が、30.2%となりました。
前月より0.1ポイントの上昇です。


上のグラフは、1975年からの世界の大豆需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:304.79(+7.4%)
消費量:283.40(+5.0%)
需給バランス:△21.39
在庫量:85.62(+27.6%)
在庫率:30.2%(+5.3ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、米国、ブラジルで収穫面積の増加と単収の上昇により共に史上最高となること等から、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量も中国、アルゼンチン等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2014年2月以降、米国の堅調な輸出需要に伴う需給の引き締まりやブラジルの高温・乾燥による作柄懸念から値を上げたものの、5月中旬以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げ、現在は12ドル/bu前半で推移。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
AgManager・・・1975年~2000年
Production, Supply and Distribution Online=>Oilseeds=>World: Soybeans and Products Supply and Distribution =>DownLoad Files (2010年~直近)

2014/7 米・マネタリーベース 前月比 +1.0% =>


FRBが発表した2014年7月の米国のマネタリーベースは、前月比1.0%の増加となりました。
2ヶ月連続の増加です。
また、前年同月比では、21.1%の増加となりました。


上の最初のグラフは、2014年1月からの米国のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。




注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。

2014/8/3週 米・失業保険申請 29.8万件 ▼

米・労働省から2014年8月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.0万件減って、29.8万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から1250件減って、29万9750件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decrease to 298,000

2014年8月28日木曜日

コーヒー・紅茶・カカオ豆の月次価格推移 1960年~

上のグラフは、1960年1月からの約55年間のコーヒー(アラビカ種、ロブスタ種)、紅茶、カカオ豆の月次価格推移を重ね合わせたものです。


注)
紅茶は、コロンボ、コルカタ、モンバサの三市場の平均価格。




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グラフからは、アラビカ種のコーヒーの価格変動が最も大きく、紅茶の価格変動が最も小さいことが分かります。

2014/7 米・M2 前月比 +0.6% △

FRBが発表した2014年7月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比0.6%増となりました。
前年同月比では、6.7%の増加です。


上のグラフは、2004年1月からの、米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の前年同月比の推移です。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2014年7月 11,422.2(+6.7%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release

2014/8 世界のコメ需給 在庫率 21.9% ▼

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2014年8月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、21.9%となりました。
前月より、0.6ポイントの低下です。


上のグラフは、1973年からの世界のコメ需給における期末在庫率の推移です。


【2014/15年度】
供給量:477.35(+0.3%)
消費量:482.09(+1.8%)
需給バランス:▲4.74
期末在庫量:105.39(-4.3%)
期末在庫率:21.9%(-1.3ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、インドでモンスーン到来の遅れによる作付遅延から収穫面積減少が見込まれ減少するものの、中国、米国等で増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量も中国、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。


【価格】
2013年1月以降、輸出向け供給量の引き締まりから価格は堅調に推移したものの、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、500ドル/トン半ばから後半で推移し、8月中旬以降にも政府在庫の放出により400ドル/トン半ばまで低下した。


2014年3月以降、タイにおける再度の政府在庫の放出により値を下げたものの、5月末以降、タイが政府在庫の数量や品質を検査するために放出を一時停止したため、現在は400ドル/トン半ばで推移。


【データ源泉】
米国農務省穀物等需給報告
World Rice Supply & Demand - schwieterman inc(1984年)
USDA Grain: World Markets and Trade(1985年~)
Production, Supply and Distribution Online=>Grains=>World Rice Production, Consumption, and Stocks=>DownLoad Files (2010年~直近)

2014年8月27日水曜日

2014/8/20 FRB バランスシート +0.0% 前月比 ▼

2014年8月20日付けのFRBのバランスシートは、前月とほぼ変わらず、4兆4129億ドルとなりました。
23ヶ月連続の増加です。


前年同期比では、21.0%の増加です。




上のグラフは、2002年12月18日の週からの、FRBの資産構成の推移です。

2014/6 東証住宅価格指数(首都圏) 81.81 △



東京証券取引所が発表した、2014年6月の東証住宅価格指数は、首都圏総合指数が、前月比0.68ポイント増の81.81ポイントとなりました。
5ヶ月連続の増加です。


首都圏総合指数の前年同月比では、5.66%増となり、13か月連続の増加となりました。




上の最初のグラフは、1993年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の推移です。


上の三番目のグラフは、1994年6月からの東証住宅価格指数の首都圏総合指数の前年同月比の推移です。


注)
東証住宅価格指数とは、首都圏の中古マンションに関して、財団法人東日本不動産流通機構に登録された成約情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

2014/6 米・住宅価格指数 -0.2% 前月比 △


米S&P社から、2014年6月の米国の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.2%の低下となりました。


季節調整済みの対前年比では、8.1%増となっています。




上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 8.1% year-over-year in June


上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。


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米国の住宅価格は、対前年比に続いて、指数値においても、ピークアウトした可能性が高くなってきました。

2014年8月26日火曜日

2014/7 金属価格指数(実質) 65.57 ▼


2014年7月末時点で計算した2014年の金属価格指数(実質)は、65.57となりました。
前月の値より0.12ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。



【金属価格指数(実質)】


・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2014/7 米・住宅販売レシオ 12.5 △

2014年7月の米国の住宅販売レシオは、12.5となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:515万戸
新築住宅販売(年率)B:41.2万戸
住宅販売レシオ(=A/B):12.5


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on New Home Sales


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍強のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルで、過剰な中古住宅在庫が発生し、中古住宅と比べて、新築住宅の競争力が相対的に低下した結果です。


今後は、主に、新築住宅販売の増加によって、ギャップが解消に向かい、その間は、米国経済が堅調に推移するものと考えられます。

2014/7 米・新築住宅販売 年率41.2万戸 ▼



米・商務省が発表した2014年7月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比2.4%減の年率41.2万戸となりました。
2ヶ月連続の減少です。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales decrease to 406,000 Annual Rate in June


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前月比で二か月連続のマイナスとなっていますが、5月と6月の販売戸数が大幅に上方修正されていることから、強気の数字と言えます。

2014年8月25日月曜日

2014/7 エネルギー価格指数(実質) 381.15 ▼


2014年7月末時点で計算した2014年のエネルギー価格指数(実質)は、381.15となりました。
前月の値から、0.40ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
1901年~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年~2014年
IMF Primary Commodity Prices

2014/8/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 1

2014年8月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
2週間ぶりに大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、1件でした。
TDB


唯一の中小規模の倒産は武蔵産業株式会社で、負債額は、43億円でした。

2014/8/3週 黒点数 92=>124 Max:139 Min:84

2014年8月第3週の黒点情報・・・黒点数は、120台で変わらず。






2014/ 8/20 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
2014/ 8/21 11:31 太陽風の乱れは終わりつつあります。太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2014/ 8/22 11:00 太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。
2014/ 8/23 11:32 太陽でフレアが活発に発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 8/24 13:12 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は290km/秒とかなり遅くなっています。
2014/ 8/25 10:50 昨夜、太陽の東でM5.9の中規模フレアが発生しました

2014年8月24日日曜日

中国の人口ピラミッド 1960年~1975年




国連の公開データから、中国の1960年、1965年、1970年、1975年の人口ピラミッドを作りました。

注)上のグラフの中で、最初のグラフ(1960年分)は、既出です。


男性・・・WPP2012_POP_F07_2_POPULATION_BY_AGE_MALE
女性・・・WPP2012_POP_F07_3_POPULATION_BY_AGE_FEMALE

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1960年のグラフで、最大の人口のクラスであった0歳~4歳が、5年後の1965年には、最大のクラスでは無くなっており(5歳~9歳)、特に、この世代で短期間で大規模な人口減少(7~8%減)が発生しています。

歴史的に見ると、毛沢東の大躍進政策の失敗により、中国では、餓死者が急増した時期と重なっており、特に乳幼児に深刻な影響があったことが、分かります。

また、1979年に始まった中国の一人っ子政策の実施よりも前に、1975年には、既に、若年人口のピークアウトが見られるのも、興味深い点です。

2014/7 農産物価格指数(実質) 227.80 △


2014年7月末時点で計算した2014年の農産物価格指数(実質)は、227.80となりました。
前月の値から2.07ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2014/8 世界のコーン需給 在庫率 19.4% ▼

米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2014年8月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.4%となりました。
前月より0.1ポイントの低下です。




上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。


生産量:985.39(+0.1%)
消費量:968.67(+1.8%)
需給バランス:△16.72
期末在庫量:187.82(+9.8%)
期末在庫率:19.4%(+1.4ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【需給】
生産量は、ウクライナで通貨安による資材コストの上昇から単収低下が見込まれ減少、ブラジル等でも減少するものの、EU で7 月の豊富な降雨量と好ましい気温、米国で記録的な単収により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年11月以降、米国環境保護局のエタノール向け使用義務量の引き下げ提案や、収穫が終
了し米国産とうもろこしの大豊作が確定的となったことから4ドル/BU台前半まで低下した。


2014年1月半ば以降、堅調な輸出需要や2月下旬のウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念に加え、米国コーンベルト北部での低温多雨による作付遅延懸念等から5ドル/bu前後に上昇した。


5月以降、米国で生育に適した天候に恵まれたことから値を下げ、現在は3ドル/bu台半ばまで下落。

2014年8月23日土曜日

2014/6 米国債・海外保有残高 +0.6% 前月比 △

米財務省から、2014年6月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、6兆132億ドルとなりました。前月比で、0.6%の増加でした。
前年同月比では、7.5%の増加でした。


順位の変動は、英国の順位が7位から9位に下がり、台湾とスイスが一つずつ順位を上げています。


上のグラフは、上位10か国の国別の米国債保有額を表しています。
紺色が直近、赤色が前月、緑色が前年同月の値を示しています。




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海外保有分の米国債残高が6兆ドルを超えたのは史上初です。

2014/7 商品価格指数(実質) 740.51 △


2014年7月末時点で計算した2014年の商品価格指数(実質)は、740.51となりました。
前月末時点から、2.20ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2014/8 世界の小麦需給 在庫率 27.3% △

 
 
米農務省が発表した世界の小麦需給報告(2014年8月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、27.3%となりました。
前月から0.2ポイントの上昇です。

 

 
上のグラフは、1960年からの世界の小麦の期末在庫率の推移です。

 
供給量:716.09(+0.3%)
消費量:706.79(+0.1%)
需給バランス:△9.30
期末在庫量:192.96(+5.1%)
期末在庫率:27.3%(+1.3ポイント)

 
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年度比

 
【需給】
生産量は、米国で乾燥及び4月の低温の影響等により減少、カナダ等でも減少するものの、ロシアで冬小麦の単収上昇、EU で春から初夏にかけての好天により増加、中国等でも増加することから、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量もEU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

 
【価格】
カナダの史上最高の生産量見込み、豪州の生産量の上方修正等による世界的に豊富な供給量見込みや米国産の低調な輸出需要等から2014年1月には5ドル/bu台に値を下げた。

 
2014年2月以降、米国大平原南部の寒波による凍害や乾燥型の天候による冬小麦の作柄悪化懸念、ウクライナ情勢悪化による同国の供給減少懸念から7ドル/bu台前半まで値を上げたものの、5月以降、世界在庫が潤沢であること、更に6月中旬以降は、割高な米国産の輸出需要が弱含みであること及び米国産冬小麦の順調な収穫進展等から値を下げ、現在は5ドル/bu台前半で推移。

2014年8月22日金曜日

2014/7 米PPI 全コモディティ指数 -0.3% 前年同月比 ▼


米・労働省が発表した2014年7月の生産者物価指数(PPI)統計によると、全コモディティ指数は、前月比、0.1%減となりました。
三ヶ月ぶりの低下です。


前年同月比でも、0.3%減となりました。


上の最初のグラフは、2004年1月からのPPI全コモディティ指数の推移です。
二番目のグラフは、同じ期間での、同指数の前年同月比の推移です。


2014/7 米・中古住宅販売 年率515万戸 △





全米リアルター協会(NAR)から、2014年7月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、中古住宅販売戸数は、前月より2.4%増加し、季節調整済みの年率換算で515万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月比8万戸増加して、237万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in July: 5.15 million SAAR, Inventory up 5.8% Year-over-year


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.5ヶ月分となり、前月と変わりません。過去の平均である6ヶ月よりやや低い水準です。


中古住宅在庫の前年同月比は、5.8%増となり、9ヶ月連続で増加しています。

2014/8/2週 米・失業保険申請 29.8万件 ▼

米・労働省から2014年8月第2週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.4万件減って、29.8万件となりました。


新規申請件数の4週移動平均は、前週から4750件増えて、30万750件となりました。


上のグラフは、1971年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decrease to 298,000

2014年8月21日木曜日

2014/7 米CPI 総合指数(季節調整前) +1.99% 前年同月比 ▼


米労働省が発表した2014年7月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、季節調整前の総合指数の前年同月比は、前月より0.08ポイント減の1.99%増となりました。


直近の景気循環の底である2009年6月からの前年同月比の平均は、前月と変わらず、1.78%となりました。




上の最初のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の推移です。
見易さのために、縦軸の初期値を170に設定しています。


上の二番目のグラフは、2004年1月からの季節調整前のCPI総合指数の前年同月比の推移です。

2014/2Q 民間住宅投資のGDP比(速報値) 2.6% ▼

内閣府が発表した日本の2014年2QのGDP(速報値)によると、民間住宅投資の実質GDPに占める割合は、前期比0.3ポイント減の、2.6%となりました。




上のグラフは、1994年1Qからの日本の民間住宅投資の実質GDP(季節調整済み)に占める比率の推移です。


◆◆◆


日本は、住宅投資の拡大によって、経済成長を先導してきましたが、今後、その役割を期待し難くなっています。