米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2016年2月報告)によると、2015/16年度の期末在庫率は、前月と変わらず、21.6%となりました。
上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。
注)
消費量:967.45(-1.0%)
需給バランス:△2.63
期末在庫量:208.81(+1.3%)
期末在庫率:21.6%(+0.5ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値(23.4%)です。
生産量:970.08(-3.9%)消費量:967.45(-1.0%)
需給バランス:△2.63
期末在庫量:208.81(+1.3%)
期末在庫率:21.6%(+0.5ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比
【需給】
生産量は、中国、南アフリカ等で増加するものの、EU で乾燥により減少、米国、ウクライナ等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国、ブラジル等で増加するものの、EUで飼料用需要が減少すること等から前年度より減少する見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、ブラジルの生産量は、夏とうもろこしの単収の上昇、及び国内価格高に伴う冬とうもろこしの播種面積の増加見込みから、前月より上方修正。
生産量は、中国、南アフリカ等で増加するものの、EU で乾燥により減少、米国、ウクライナ等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国、ブラジル等で増加するものの、EUで飼料用需要が減少すること等から前年度より減少する見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、ブラジルの生産量は、夏とうもろこしの単収の上昇、及び国内価格高に伴う冬とうもろこしの播種面積の増加見込みから、前月より上方修正。
【価格】
2015年1月以降、南米の豊作見込みや、4月以降の米国の作付進展等から3ドル/bu台半ばまで値を下げたものの、6月中旬以降、多雨による作柄低下懸念等から4ドル台/bu前半まで値を上げた。7月中旬以降、米国中西部での天候回復から値を下げたものの、9月以降、世界の期末在庫の引き締まり見込みから値を上げた。11月上旬以降、中国の在庫大幅引上げや米国の単収見込み引上げによる需給緩和観測等から値を下げたものの、現在は3ドル/bu台後半で推移。
2015年1月以降、南米の豊作見込みや、4月以降の米国の作付進展等から3ドル/bu台半ばまで値を下げたものの、6月中旬以降、多雨による作柄低下懸念等から4ドル台/bu前半まで値を上げた。7月中旬以降、米国中西部での天候回復から値を下げたものの、9月以降、世界の期末在庫の引き締まり見込みから値を上げた。11月上旬以降、中国の在庫大幅引上げや米国の単収見込み引上げによる需給緩和観測等から値を下げたものの、現在は3ドル/bu台後半で推移。
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