2013年8月31日土曜日

2013/7 パナホーム 受注速報 前年同月比 +22% △

パナホームが発表した2013年7月の受注速報は、戸建請負が金額ベースで前年同月比、
21%増となりました。
前月より、2ポイントの上昇です。


過去一年間の増加率の平均は、前月から2ポイント上昇して、11%増となりました




上のグラフは、2012年3月からのパナホームの受注速報(戸建請負)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
戸建住宅のみの数値で、分譲や集合住宅は含まれていません。

2013/7 米・マネタリーベース 前月比 +2.7% △


FRBが発表した2013年7月の米国のマネタリーベースは、前月比2.7%の増加となりました。
また、前年同月比では、24.0%の増加となりました。


上の最初のグラフは、米国の最近10年間のマネタリーベースの推移です。
二番目のグラフは、同じ期間でのマネタリーベースの前年同月比の推移です。


グラフは、以下のリンクから開けます。
Monetary Base (AMBSL)


【米国マネタリーベース】
2013年7月 3310.247(+24.0%)


単位:10億ドル
括弧内は対前年同月比


注)マネタリーベースとは、現金通貨と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計のことです。

2013/7 米・個人消費支出(実質) +0.1% 前月比 ▼

米・商務省から、2013年7月の米国の個人消費支出が発表され、インフレ調整後の個人消費支出は、前月比0.1%増となりました。
また、貯蓄率は、前月と変わらず、4.4%となりました。




上のグラフは、1959年からの米国の貯蓄率の推移です。




FRBがインフレの指標に利用している個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比、1.4%増、コアPCE価格指数は、前年比1.2%増となり、FRBの目標である2%を大きく下回りました。


2013年8月30日金曜日

2013/7 三井ホーム 受注速報 前年同月比 +23.7% △

三井ホームが発表した2013年7月の受注速報は、新築注文住宅の金額ベースで、前年同月比、
23.7%増となりました。
前月から、3.5ポイントの上昇です。


過去一年間の増加率の平均は、19.8%増となり、前月より0.9ポイントの上昇でした。




上のグラフは、2010年9月からの三井ホームの受注速報(新築注文住宅)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。

2013/8/3週 米・失業保険申請 33.1万件 ▼

米・労働省から2013年8月第3週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から0.6万件減って、33.1万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から750件増えて、33万1250件となりました。


上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims increase to 336,000, Four Week Average Lowest since November 2007


◆◆◆


失業保険申請件数の四週移動平均は、2007年以来の低水準となっています。

2013/7 米・M2 前月比 +1.0% △

FRBが発表した2013年7月の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)は、前月比1.0%増となりました。
前年同月比では、6.9%の増加です。


上の最初のグラフは、最近10年間の米国の季節調整後マネーサプライ(M2)の推移です。
二番目のグラフは、その前年同月比の推移です。
以下のリンクから開けます。
M2SL


【米国マネーサプライ(M2SL)】
2013年7月 10709.5(+6.9%)


単位:10億ドル
括弧内は前年同月比
出典:米国連邦準備制度
FRB current release


◆◆◆


米国のマネーサプライがやや加速しています。
2013年の後半は、米国のインフレ率が上昇する可能性が高くなってきました。

2013年8月29日木曜日

ブラジルの国内輸送コストの問題

Corn & Soybean Digest が、トウモロコシや大豆などのブラジル産穀物の輸出の障害となっている、輸送コストの問題を取り上げています。




上のグラフは、中国の上海まで大豆を輸出した場合のコストを、米国のアイオワ州産の場合(上段)とブラジルのマットグロッソ州産の場合(下段)で比較したものです。
内訳として、農家収入(紺色)、産地から港湾までの国内輸送コスト(赤色)、港湾から上海港までの外洋輸送コスト(緑色)に分けて表示しています。


このグラフを見ると、特に、ブラジルの産地から港湾までの国内輸送コストが米国の三倍強と、目立って高コストであることが分かります。


記事を読んでみると、ブラジルの輸送インフラの問題は、以下のように、早期には解決が困難であるという印象を持ちます。


・ディーゼル燃料価格の高騰。
・ブラジルの新しい労働法では、トラック運転手により多くの休憩時間を与える必要があり、5万人の追加雇用が必要だが、ブラジルの失業率が歴史的な低水準にあり、新規採用は困難。
・ブラジルの道路網の近代化投資額は、GDPのわずか0.8パーセント。
・ブラジルの建設中の中央大陸鉄道路の進捗率は、まだ、53パーセント。

2013/7 大和ハウス工業 受注速報 前年同月比 +15% ▼

大和ハウス工業が発表した2013年7月の受注速報は、戸建住宅が前年同月比、15%増となりました。
前月から、4ポイントの低下です。


過去一年間の増加率の平均は、8%増となり、前月より2ポイントの上昇でした。




上のグラフは、2009年3月からの大和ハウス工業の受注速報(戸建住宅)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
戸建住宅のみの数値。

2013/8/22 FRB バランスシート +2.0% 前月比 ▼

2013年8月22日付けのFRBのバランスシートは、前月比2.0%増えて、3兆6751億ドルとなりました。
11ヶ月連続の増加です。


前年同月比では、28.1%の増加です。


上のチャートは、2007年12月から2013年8月21日までのFRBの資産残高の推移とその内訳です。


【資産の内訳】
国債等 2,007,832 <54.6%> ”+43,844”
政府機関債 65,713 <1.8%> ”-808”
モーゲージ債 1,294,998 <35.2%> ”+42,847”


総資産 3,675,188 (+28.1%) ”+73,617”


米国名目GDP(2013年2Q) 16.633
FRB総資産/GDP比 22.1%


国債等:U.S. Treasury
政府機関債:Federal agency debt securities
モーゲージ債:Mortgage-backed securities
通貨スワップ:Central bank liquidity swaps
総資産:Total factors supplying reserve funds


単位:百万ドル
<>:構成比
():前年同期比
"":前月比
FRB
Atlanta FRB Financial Highlights
GDP

2013年8月28日水曜日

2013/7 積水ハウス 受注速報 前年同月比 +22% =>

積水ハウスが発表した2013年7月の受注速報は、戸建住宅の金額ベースで前年同月比、
22%増となりました。
前月と変わりませんでした。


過去一年間の増加率の平均は、10%増となり、前月より1ポイントの上昇でした。




上のグラフは、2006年1月からの積水ハウスの受注速報(戸建住宅)の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
戸建住宅のみの数値。

2013/7 米・政府債務残高 16.73兆ドル =>


米・財務省から2013年7月末時点の米連邦政府債務残高が発表され、前月とほぼ変わらず、16.73兆ドルとなりました。


前年同月比では、5.0%の増加となりました。


上の最初のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高の推移です。
GFDEBTN


上の二番目のグラフは、過去10年間の米国の政府債務残高のGDPに対する比率の推移です。
GFDEGDQ188S



【内訳】
国内市場性債務:114.64
海外市場性債務:0.019
国内非市場性債務:0.453
海外非市場性債務:4.802
合計:16.738(+5.0%)
米国名目GDP(2013年2Q) 16.6334
米国債務残高/GDP比 100.6%


単位:兆ドル
括弧内は前年同月比


2013/6 米・住宅価格指数 +0.9% (20都市、季節調整後、前月比) ▼



米S&P社から、米国の2013年6月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.9%の上昇となりました。

季節調整済みの対前年比では、12.2%増となっています。


上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 12.1% year-over-year in June

米国の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、現在も上昇を続けています。

上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。
20都市指数は、13ヶ月連続の前年比プラスです。

住宅価格は対前年比でも急上昇が続いていましたが、頭打ち傾向が見え始めています。

上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、2番目のグラフをクリックしてください。
Comment on House Prices: Real Prices, Price-to-Rent Ratio, Cities

実質価格で見ると、2001年から2002年の水準に住宅価格があることが分かります。

◆◆◆

現在、米国の住宅価格は、上昇を続けていますが、今後の上昇スピードは、緩やかになることが予想されます。

2013年8月27日火曜日

2013/2Q 米・農地価格 +0.0% 前期比 ▼

米シカゴ連銀が発表した、2013年2Qの米・第7地区の農地価格は、前期と変わりませんでした。
前年同期比では、17%の上昇でした。


注)米・第7地区は、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ウィスコンシン州の四つの州が含まれます。




上のグラフは、1963年1Qからの米・第7地区の農地価格の前年同期比の推移です。

2013/7 旭化成ホームズ 受注速報 前年同月比 +5% ▼

旭化成ホームズが発表した2013年7月の請負住宅月次受注速報は、金額ベースで前年同月比、
5%増となりました。
前月より、3ポイントの低下です。


過去一年間の前年同月比の平均は、12%増となり、先月より1ポイントの低下となりました。





上のグラフは、2011年3月からの旭化成ホームズの受注速報の推移です。
ノイズを減らすために、前年同月比の12ヶ月移動平均をプロットしています。


注)
請負住宅のみの数値。

2013/6 米国債・海外保有残高 -1.0% 前月比 ▼


米財務省から、2013年6月末時点での海外保有分の米国債残高が発表され、5兆6006億ドルとなりました。前月比で、1.0%の減少です。
3か月連続の減少です。
前年同月比では、5.4%の増加です。


上の最初のグラフは、1970年からの海外保有分の米国債残高の推移です。
以下のリンクから開けます。
FDHBFIN


上の二番目のグラフは、国別の米国債保有額を表しています。


【米国債海外保有分残高】
合計 5600.6(+5.4%)
M2 10598.9
M2占有率 52.8%


米財務省
FRB Current Release
単位:10億ドル
括弧内は前年同月比

2013年8月26日月曜日

2013/2Q 日本の実質GDP(速報値) +2.6% 年率換算 ▼

内閣府が発表した日本の2013年2QのGDP(速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で、前期比0.6%増、年率換算で、2.6%増となりました。




【四半期GDP】


2013/2Q
名目 479.4(+2.9%)
実質 525.9(+2.6%)


単位:兆円
括弧内は前期比


【需要項目別】
個人消費・・・+0.8%
住宅投資・・・-0.2%
設備投資・・・-0.1%
公共投資・・・+1.8%
民間在庫の寄与度・・・-0.3ポイント

2013/8/3週 日本の倒産 大型 0 中小規模 2

2013年8月第3週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
6週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、2件でした。
TDB


中小規模の倒産企業で、負債額が最も多かったのは、株式会社ZKR(旧・株式会社全管連)の136億円でした。

2013/8/3週 黒点数 161=>101 Max:161 Min:101

2013年8月第3週の黒点情報・・・黒点数は、100台に減少。






2013/ 8/21 12:00 高速太陽風が近づいているようです。オーロラの活動も高まるかもしれません。
2013/ 8/22 12:21 太陽風の速度は500km/秒に上がり、磁気圏の活動もやや高まっています。
2013/ 8/23 12:09 500km/秒台の高速太陽風が続いています。Cクラスフレアが増えています。
2013/ 8/24 13:35 高速の太陽風は続いています。小さい彗星が再び太陽に接近しています。
2013/ 8/25 13:32 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽も静かです。


◆◆◆


一時的に、太陽の活動は、活発化していましたが、現在は、静穏になっています。

2013年8月25日日曜日

2013/7 金属価格指数(実質) 70.41 ▼


2013年7月末時点の価格から計算した2013年の金属価格指数(実質)は、70.41となりました。
前月の計算値より1.59ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの金属価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの金属価格指数(実質)の推移です。



【金属価格指数(実質)】


・1850年を100とする。
・金、銀、プラチナ、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、金(16%)、銀(10%)、プラチナ(10%)、銅(22%)、アルミニウム(22%)、鉛(10%)、亜鉛(10%)とする。


2013年8月24日土曜日

2013/7 農産物価格指数(実質) 217.08 ▼


2013年7月末時点の価格から計算した2013年の農産物価格指数(実質)は、217.08となりました。
前月末より、1.82ポイントの低下です。


上の最初のグラフは、1866年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


上の二番目のグラフは、1971年からの農産物価格指数(実質)の推移です。


【農産物価格指数(実質)】
・1866年を100とする。
・トウモロコシ、大豆、小麦、綿花、砂糖、コーヒーの価格から、物価変動分を除去し、実質価格を求めて、指数化したもの。
・構成比は、トウモロコシ(22%)、大豆(22%)、小麦(22%)、綿花(22%)、砂糖(6%)、コーヒー(6%)とする。




【注意】
・直近データは、暦年平均。それ以前のデータは、穀物年度での平均。

2013/7 米・住宅販売レシオ 13.6 △

2013年7月の米国の住宅販売レシオは、13.6となりました。
 
中古住宅販売(年率)A:539万戸
新築住宅販売(年率)B:39.4万戸
住宅販売レシオ(=A/B):13.6


上のグラフは、1994年からの新築住宅販売と中古住宅販売を重ね合わせたもので、住宅バブル崩壊でギャップ(=住宅販売レシオ)が拡大していることを示しています。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Comments on New Home Sales


平常時の住宅販売レシオは、6ポイント程度ですので、現在は、平常時の約2倍のギャップが存在していることになります。


これは、米国の住宅バブルで、過剰な中古住宅在庫が発生し、新築住宅の競争力が低下したためです。


7月に、ギャップが大きく拡大したのは、長期金利の急上昇で、新築住宅販売戸数が大きく減少したためです。新築住宅販売は、契約時に統計にカウントされるのに対して、中古住宅販売は、引渡し時に、統計に乗ってくるため、やや、遅れ気味になります。
8月の統計では、中古住宅販売も大きく減少すると考えられ、ギャップも縮小に向かうと予想されます。

2013/7 米・新築住宅販売 年率39.4万戸  ▼



米・商務省が発表した2013年7月の米国の新築住宅販売は、季節調整済みで前月比13.4%減の年率39.4万戸となりました。




上のグラフは、米国の新築住宅に関する以下の推移です。(1963年~)
・販売戸数
・供給月数(=在庫戸数÷販売戸数)
・在庫戸数・・・緑色:未着工、青色:建設中、赤色:完工


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
New Home Sales decline sharply to 394,000 Annual Rate in July


7月の販売戸数の減少は、長期金利の急上昇によって、購入を見送る動きが顕在化したためだと考えられます。


しかし、1月から7月の累計では、2013年の新築住宅販売は、前年比で、21.5%と大きな伸びが続いています。


米国の潜在的な新築住宅に対する需要は非常に強く、金利の上昇が落ち着けば、再び、販売戸数は増加傾向に戻ると考えられます。

2013年8月23日金曜日

2013/7 街角景気 現状DI 52.3 ▼

内閣府が発表した2013月7月の景気ウォッチャー調査(街角景気)は、現状判断DIが、前月よりも0.7ポイント低下して、52.3ポイントとなりました。
4ヶ月連続の低下です。


良いと悪いの分かれ目である50ポイントは、6ヶ月連続で上回りました。


先行き判断DIは、前月と変わらず、53.6ポイントとなりました。
2ヶ月連続の低下です。
良いと悪いの分かれ目である50は、8ヶ月連続して上回りました。




【景気ウォッチャー調査結果】
現状判断DI: 52.3(-0.7)
先行き判断DI: 53.6(+0.0)


括弧内は、前月比。


上のグラフは、2000年12月からの現状判断DIの推移です。
ノイズを減らすために、12ヶ月移動平均をプロットしています。

2013/8/2週 米・失業保険申請 33.6万件 △

米・労働省から2013年8月第2週の米国の新規失業保険申請件数が発表され、前週改定値から1.3万件増えて、33.6万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週から2,250件減って、33万500件となりました。

上のグラフは、2000年からの米国の失業保険週間申請件数(四週移動平均)の推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims increase to 336,000, Four Week Average Lowest since November 2007

2013年8月22日木曜日

2013/7 米・建築請求指数 52.7 △

米国建築家協会(AIA)から、2013年7月の米国の非住宅建設ABI指数(建築請求指数)が
発表され、前月から1.1ポイント増の52.7ポイントとなりました。


拡大・縮小の分かれ目となる50を、3ヶ月連続で上回りました。


上のグラフは、1996年からのABI指数(建築請求指数)の推移です。


拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
AIA: "Positive Trend Continues for Architecture Billings Index" in July


ABI指数(建築請求指数)は、「非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建築活動の先行指標です。


商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の9~12カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。

2013/7 米・中古住宅販売 年率539万戸 △



全米リアルター協会(NAR)から、2013年7月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表され、
中古住宅販売戸数は、前月改定値より6.5%増加し、季節調整済みの年率換算で539万戸となりました。
中古住宅在庫は、前月改定値より増加し、228万戸となりました。




上のグラフは、米国の中古住宅に関する以下の推移です。
・販売戸数(1994年より)
・在庫戸数(2001年より)
・在庫戸数の前年同月比(青線)と販売に対する在庫比率(赤線)(2001年より)


拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Existing Home Sales in July: 5.39 million SAAR, 5.1 months of supply


中古住宅在庫は、現在の販売ペースでは、5.1ヶ月分となり、前月と変わりませんでした。
依然として、過去の平均である6ヶ月を下回っています。


中古住宅在庫の前年同月比は、5.0%減となり、29ヶ月連続で前年同月比でマイナスになっています。
ただし、減少ペースは、鈍化傾向が続いています。


◆◆◆


中古住宅販売が米国の経済に与える影響は、比較的に小さいため、この統計を見る場合は、新築住宅販売や住宅価格に影響を与える中古住宅在庫の変化を重視する必要があります。

2013年8月21日水曜日

2013/7 日経平均 13668.32円 =>


2013年7月の日経平均株価の月次終値は、前月とほぼ変わらず、13668.32円となりました。




上の最初のグラフは、1949年5月からの日経平均株価の月次終値の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの日経平均株価の月次終値の推移です。

2013/7 エネルギー価格指数(実質) 364.60 △


2013年7月末時点の価格から計算した2013年のエネルギー価格指数(実質)は、364.60となりました。
前月時点の計算値から、10.17ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1901年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からのエネルギー価格指数(実質)の推移です。



【エネルギー価格指数(実質)の構成比】
・WTI・・・95%
・米国内天然ガス価格・・・5%


【データ源泉】
~2012年
EIA Crude Oil
EIA Natural Gas...Well head price
2013年
IMF current prices...Henry hub price

2013/8 世界の綿花需給 在庫率 85.3% ▼

米農務省(USDA)が発表した、2013年8月の世界の綿花需給によると、2013年~2014年綿花年度の期末在庫率は、前月から0.6ポイント低下して、85.3%となりました。


(Table 9:World Cotton Production, Yield, Supply, and Utilization )


【2013年~2014年 綿花年度】


●供給
生産・・・116.38
輸入・・・38.37


●需要
消費・・・109.85
輸出・・・38.36


期末在庫・・・93.76


期末在庫率・・・85.3%


単位:百万俵(1俵=480ポンド)


2013年8月20日火曜日

2013/7 商品価格指数(実質) 716.94 △

2013年7月末時点の価格から計算した2013年の商品価格指数(実質)は、716.94となりました。
前月から、3.90ポイントの上昇です。


上の最初のグラフは、1866年からの商品価格指数(実質)の推移です。


二番目のグラフは、1971年からの同指数の推移です。




【商品価格指数構成比】
・農産物価格指数・・・35%
・エネルギー価格指数・・・44%
・金属価格指数・・・21%

2013/7 日本の政策金利 0.073% ▼


2013年7月の日本の政策金利(無担保コール翌日物、月平均利回り)は、前月から0.001%減の0.073%となりました。




上の最初のグラフは、1985年7月からの日本の政策金利の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの日本の政策金利の推移です。


注)
2013年4月、日本銀行は金融政策決定会合で「量的・質的金融緩和」の導入を決定し、金融市場調節の操作目標が無担保コール翌日物金利からマネタリーベースに変更されました

2013/8 世界の大豆需給 在庫率 26.9% ▼

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2013年8月報告)によると、期末在庫率が、前月報告より0.5%減の26.9%となりました。




供給量:281.72(+5.3%)
消費量:268.72(+4.3%)
需給バランス:△13.00
在庫量:72.27(+16.2%)
在庫率:26.9%(+2.8ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【前月からの変更点】
なし


【需給】
生産量は、米国で高温・乾燥により収穫が減少した前年度と比べて増加。ブラジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチンで高単収と史上最高の作付面積により増加となること等から、世界全体で前年度を上回る見込み。また、消費量もアルゼンチン、中国、米国等で増加。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。


【価格】
2013年1月以降、好調な輸出成約やアルゼンチンの高温・乾燥天候から値を上げ、2月以降、アルゼンチンの天候回復やブラジルの豊作見込みから一時値を下げた。その後、米国の堅調な輸出需要から値を戻したものの、3月中旬から南米の収穫の進展や3月末の米国四半期在庫報告で市場予想を上回る在庫となったことから値を下げた。4月中旬以降、米国で低温多雨型の天候による2013/14年度の作付け遅れや、旧穀の需給の引き締まりから16ドル/bu台前後に上昇した。7月中旬以降、2013/14年度の米国産の豊作が見込まれることから、現在13ドル/bu台後半に下落。

2013年8月19日月曜日

2013/7 日本の長期金利 0.797% ▼


2013年7月末時点の日本の長期金利(10年物国債流通利回り)は、前月より、0.048%低下して、0.797%となりました。


2ヶ月連続の低下です。




上の最初のグラフは、1986年7月からの日本の長期金利の推移です。


上の二番目のグラフは、2003年1月からの日本の長期金利の推移です。

2013/8 世界のコメ需給 在庫率 22.6% ▼

米農務省が発表した世界のコメ需給報告(2013年8月報告)によると、期末在庫率は、前月報告から0.1%低下して、22.6%となりました。




供給量:477.93(+1.9%)
消費量:475.28(+1.3%)
需給バランス:△2.65
期末在庫量:107.47(+2.5%)
期末在庫率:22.6%(+0.2ポイント)


単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比


【前月からの変更点】
なし


【需給】
生産量は、インド、タイ、ベトナムで史上最高となるほか、東南アジアを中心に増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消費量も中国、インド等で増加し史上最高となるものの、世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より増加。


【価格】
2013年1月以降、輸出需要がベトナム産等にシフトしていたものの、引き続き輸出向け供給量が引き締まり堅調であったが、2月以降、タイにおける政府在庫の放出や輸出需要の動きが鈍いこと等により、現在は500ドル/トン台前半で推移。

2013/8/2週 日本の倒産 大型 0 中小規模 1

2013年8月第2週の日本の大型倒産(負債200億円以上)は、有りませんでした。
5週連続で大型倒産が発生しませんでした。


負債200億円未満の中小規模の倒産は、1件でした。
TDB


◆◆◆


中小規模の倒産企業のアメリカンシルバーウッド株式会社は、建設関連でしたが、建設・不動産関連の倒産は、最近では稀になっています。

2013/8/2週 黒点数 85=>134 Max:134 Min:85

2013年8月第2週の黒点情報・・・黒点数は、130台に増加。






2013/ 8/14 11:32 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。
2013/ 8/15 07:59 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風はやや高速になっています。
2013/ 8/16 11:17 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。
2013/ 8/17 08:50 太陽風の速度は750km/秒に高まりました。高速風は続いています。
2013/ 8/18 17:04 太陽でM3.3の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりながら高速状態は続いています。


◆◆◆


中規模フレアの発生、磁気圏の活動の高まり、高速太陽風の発生など、太陽の活動は、活発化してきました。

2013年8月18日日曜日

日米の景気循環の比較 第26回 日本の住宅関連指標のまとめ

1.はじめに

前回までの複数回にわたって、日本の住宅投資関連の各種指標を分析してきました。
今回は、整理のために、これらの指標の中から景気分析用に重要な指標を挙げて、その特徴、利点・欠点などをまとめてみることにします。


2.新規・個人向け住宅資金貸付額

(1)データ源泉

  日本銀行の預金・貸出統計

(2)特徴

  日本の民間銀行が個人向けに新規に貸出した住宅資金の総額を日本銀行が、四半期毎に集計・公表したもので、日本の住宅の最終需要を見るための、最も基本的な指標。

  国内銀行と信用金庫の住宅ローンは、全体の約75%を占めると見られ(2011年実績)、その全額がこの統計に反映されている。業態別住宅ローンの推移 住宅金融支援機構

  
  また、一般的な住宅取得では、支払い額の6分の5(約83%)を住宅ローンで支払うと仮定すると、日本の住宅の最終需要の約62%(=75%×83%)がこの統計に反映されていると考えられる。

(3)利点

  ・全ての民間銀行から報告された会計数値を日本銀行が集計・公表しているため、信頼性が高い。
  ・約40年分の長期のデータが蓄積されてあるため、その間に発生した9回の景気後退との関係を長期的に分析できる。
  ・貸付額という金額で表された数値であるため、契約率や戸数では捉えにくい住宅投資の金額的なボリューム感が分かる。

 (4)欠点

  ・四半期単位のデータであるため、直近の数値の把握が遅れる。例えば、貸付額のピークアウトを確認するためには、翌四半期末の翌々月の半ば、すなわち、5ヶ月半後となってしまう。
  ・長期金利の変動に影響されて、景気循環よりも短い周期で上下する傾向があるため、常に、長期金利と比較しながら、景気循環に沿った動きかどうかを見極める必要がある。

  (5)グラフ




3.住宅ローン資金需要判断D.I.

(1)データ源泉

  日本銀行の主要銀行貸出動向アンケート調査

(2)特徴

  日本銀行と取引のある国内銀行および信用金庫のうち貸出残高の大きい50 行を対象に、一年に4回(1月、4月、7月、10月)、貸出動向をアンケート形式で調査・発表しているもので、対象金融機関の貸出残高全体に占める貸出シェアは約75%に達している。

  この調査の中に、住宅ローンの貸出動向の調査が含まれており、住宅ローン資金需要判断D.I.というポイント形式でまとめられている。

(3)利点

  ・住宅ローン資金需要判断D.I.は、この調査の翌月に発表される新規・個人向け住宅資金貸付額と同じ方向性を示すために、同指標を予測するための補完指標として利用できる。


(4)欠点

  ・金額ではなく、ポイント形式のD.I.であるため、アンケート回答者の主観が入る余地がある。
  ・また、回答者の間でバラつきが生じる可能性がある。

(5)グラフ


4.首都圏マンション契約率

(1)データ源泉

  民間の不動産経済研究所が、首都圏や近畿圏における新築マンションの月間契約率を集計して発表しているもの。

(2)特徴

 新築マンションの需給がどの程度、逼迫あるいは緩和しているかが分かる。また、ノイズが比較的に小さく、長期的なトレンドを把握し易い。

(3)利点

  ・前月のデータが翌月の半ばに公表されるために、マンション市場の需給動向を最も早期に把握できる。
  ・基本的に、新規・個人向け住宅資金貸付額と同じ方向性を示すために、同指標を予測するための補完指標として利用できる。
  ・新規・個人向け住宅資金貸付額は、長期金利の変動に同期して、景気循環よりも短い循環構造を持つが、首都圏マンション契約率は、長期金利の変動の影響を受けにくい。これは、首都圏マンション契約率の分子(需要)と分母(供給)が、長期金利の変動の影響を相殺し合うためだと考えられる。
  ・2012年のような円高不況の先行指標として利用できる可能性がある。

 (4)欠点

  ・統計開始が1994年であり、約20年分のデータ蓄積しかないため、この間、4度の景気後退との関連しか分析出来ない。
  ・民間のマンション業者の自主的な報告に基づく統計であるため、信頼性や基準の統一に関して、やや、懸念がある。
  ・首都圏の新築マンションという限られた範囲のデータで、日本全体の住宅市場を予測することは、誤差が大きくなる可能性がある。

(5)グラフ


5.新設住宅着工戸数

(1)データ源泉

  国土交通省が、全国の建築申請のデータを月次で集計して、公表しているデータ。

(2)特徴

 持ち家、貸家、給与住宅、分譲住宅、分譲マンションといった単位で集計されており、日本の住宅の供給動向を見るための最も基本的な統計。

(3)利点

  ・建築申請という公的なデータに基づいているため信頼性が高い。
  ・今後、建設業に発注される仕事量を予測出来る。

(4)欠点
  ・一般的に供給のピークは、需要のピークよりも遅れるため、景気の先行指標と言うよりは、一致指標である。
  ・戸数単位であるため、金額的なボリュームを把握し難い。
  ・分譲住宅や分譲マンションなど、見込み需要に基づいた着工戸数もこの統計に計上される。
  ・現時点でネットで取得できる新設住宅着工戸数のデータ範囲は、約10年分であり、長期的な分析には不十分である。

(5)グラフ


5.住宅メーカーの受注速報

(1)データ源泉

  大手の住宅メーカーが、前月の受注実績を各社のホームページで公開している。

(2)特徴

  複数の会社の受注実績(一戸建て注文住宅の受注金額の前年同月比)を同時に見ることによって、一戸建て住宅市場のトレンドを推測できる。

(3)利点

  ・前月のデータが翌月の半ばに公表されるために、市場動向を早期に把握できる。
  ・2012年のような円高不況の先行指標として利用できる可能性がある。

(4)欠点

  ・最も蓄積量の大きい積水ハウスのデータでも、約8年分しか無いため、景気循環との長期的な関係分析は不可能である。
  ・各企業の自主的な報告であるため、信頼性にやや欠ける面がある。
  ・大手の住宅メーカーの市場寡占率は低いため、受注速報が、全体の住宅市場をそのまま正確に映し出しているとは限らない。

(5)グラフ